登山用ソーラーパネル比較|出力(W)・重量とおすすめ9選
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登山用ソーラーパネル・先に結論

  • 日帰り登山なら、無理に足さなくて構いません。自宅で満充電にしたモバイルバッテリー1つで足りる行程がほとんどです
  • テント泊・縦走で2泊3日以上なら、補助として。バッテリーを主力にしつつ、晴れている時間帯にパネルで足していく使い方が現実的です
  • 前泊・車中泊があるなら、ポータブル電源とのセット。ただし本体だけで3kg台あり、行動中に背負う装備ではありません

見るところは定格出力(W)・重量・折りたたみサイズ・USB端子・防水等級の5つです。登山で使うパネル単体は約450〜635g/21〜30Wに収まるものが中心で、この記事では比較表と「重量あたりの出力」で並べ替えた表を用意しています。

長期間の登山ではスマートフォンやカメラ、ライトなどの電子機器を使うことが多く、電力確保が重要な課題となります。

そこで登山中でも手軽に電力を得られるソーラーパネルに注目が集まっています。

 

本記事では登山でソーラーパネルが活躍するシーンや選び方のポイント、おすすめ製品をご紹介します。

本記事では定格出力(W)を軸にした比較表と、天候による発電量の変化、モバイルバッテリーとの使い分けまで、登山での電力確保に役立つ情報をお届けしますので最後まで読んでいってください。

登山でソーラーパネルが活躍するシーン

登山でソーラーパネルが活躍するシーン
出典:amazon.co.jp

携帯電話やカメラの充電

登山中、携帯電話やデジタルカメラの電池が切れてしまうのは大変ですね。

ソーラーパネルを使えば、太陽光を電気に変換してこれらの機器を充電することができます。

遭難時の緊急連絡や登山の思い出の写真撮影など電力確保は非常に重要です。

懐中電灯やランタンの電源確保

登山中は夜になると暗くなるため懐中電灯やランタンなどの照明器具が必要不可欠です。

ソーラーパネルを使えば、これらの照明器具の電源を確保できるので、夜間の歩行や野営時の明かりとして活用できます。

非常時の電源確保

登山中に遭難したり自然災害に見舞われた場合、携帯電話やラジオなどの通信機器、ライトなどの電力が必要になります。

ソーラーパネルがあれば、太陽光から電気を作り出せるので非常時の電源確保に役立ちます。

 

このように、充電・照明・非常時の備えと、コンセントに戻れない日が続く行程では使いどころがあります。

どの場面がいくつ当てはまるかで、持つ価値があるかどうかが決まります。

ソーラーパネルの選び方のポイント

ソーラーパネルの選び方のポイント
出典:Jackery公式サイト

  • 重量
    ソーラーパネルを登山で使用する場合、軽量であることが重要です。

    重量が重すぎると登山中の荷物の負担が大きくなってしまいます。

    パネル単体なら約450g〜635gが主流です。公式仕様で確認できたものでは、エレコムMPA-S01BKが約450g、EcoFlow 28Wソーラーパネルが約600g、BigBlue SolarPowa28(B401E-N)が約610g、エレコムMPA-S03BKが約635gでした(いずれも2026年9月20日に各公式サイトで確認)。

    同じ28Wでも重量差は10g程度しかないこともあれば、同じ21Wで185gも違うこともあるので、Wと重量はセットで見るのが確実です。

  • 出力(W)
    ソーラーパネルの出力は、充電したい機器の消費電力に合わせて選ぶ必要があります。

    携帯電話やカメラなどの小型機器なら10W程度でも十分ですが、ノートパソコンやタブレットなどの大型機器には20W以上の出力が必要です。

    登山向けの携帯用ソーラーパネルは21W〜30W前後のモデルが中心で、ポータブル電源とセットになったモデルは本体側の定格出力が300W前後になるものもあります。用途に合わせて適切な出力のパネルを選びましょう。

  • 変換効率
    ソーラーパネルの変換効率が高いほど同じ面積でより多くの電力を得られます。

    この記事で公式仕様を確認できたものは、エレコムの21W機が最大22%、EcoFlow 28Wが25%以上、BigBlue SolarPowa28が25.3%でした(2026年9月20日確認)。

  • 防水・耐久性
    登山では雨や雪、強風などの過酷な環境に晒されるため防水性と耐久性が重要です。

    IPX4以上の防水性能と頑丈な作りのパネルを選ぶと良いでしょう。

    長期的な使用に耐えられる製品を選びましょう。

  • 充電ポート
    ソーラーパネルには、USB充電ポートなどの充電端子が備わっているのが便利です。

    携帯電話やカメラなどの機器を直接パネルに接続して充電できるのでケーブルを別途用意する必要がありません。

    USB-CかUSB-Aか、急速充電(PDやQC)に対応しているかは製品ごとに違うので、手持ちの機器の端子と合わせて確認しておきましょう。

  • 折りたたみサイズ
    ザックのどこに入るかは、折りたたんだときの寸法で決まります。

    公式仕様で確認できたものでは、EcoFlow 28Wソーラーパネルが291×177×18.6mm、エレコムMPA-S01BKが幅約150×厚み約35×高さ約285mm、エレコムMPA-S03BKが幅約155×奥行約285×高さ約40mmでした(2026年9月20日に各公式サイトで確認)。

    いずれも13インチ前後のタブレットに近い面積なので、背面のポケットや雨蓋に入るかを買う前に確かめておくと失敗しにくくなります。

 

「28W」はUSBから取り出せる電力ではありません

カタログの定格出力(W)はパネルが発電できる側の上限で、USBポートから機器へ流れる電力はそれより小さくなります。エレコムはMPA-S03BKについて「USB出力に変換、安定化する際に損失が生じるため、充電出力は、合計最大15Wとなります」と公式サイトに明記しています(パネル側は最大21W)。EcoFlowも28Wパネルの注意事項として「USB出力は最大28W未満です(変換ロスによる)」と公式サイトに記載し、USB-Cは最大20W、USB-Aは最大18Wという内訳を公開しています(いずれも2026年9月20日確認)。

数字を比べるときは、パネルのWだけでなく端子側の最大出力も見ておくと、実際の充電の速さの見当がつきます。

以上のようなポイントを押さえて登山に適したソーラーパネルを選ぶことが大切です。

軽量で高出力、高効率、耐久性のある製品を見つけることで快適な登山ライフが送れるでしょう。

定格出力(W)はどこを見て選べばいいか

ソーラーパネルのカタログには「定格出力〇〇W」という表記があります。これはパネルが最も条件の良い状態(真夏の晴天・パネルに対して垂直に太陽光が当たる状態)で出せる最大の発電量の目安です。

登山用の携帯サイズのソーラーパネルは21W〜30W前後のモデルが多く、スマートフォンやモバイルバッテリーを1〜2台同時に充電する用途を想定した出力です。一方でポータブル電源とセットになったモデルは、電源本体側の定格出力が300W前後まで上がり、ノートパソコンや電気毛布のような消費電力の大きい機器にも対応できます。

ここで注意したいのは、パネルの「定格出力〇〇W」がそのまま充電速度に直結するわけではないという点です。実際にスマートフォンなどへ流れる電流は、パネル側の出力・USBポートの規格(PDやQC対応かどうか)・天候・角度のすべてに左右されます。次の比較表と、後述の「曇りだとどうなるか」の章もあわせて確認してください。

登山向けソーラーパネル・モバイルバッテリー比較表

紹介する9製品を、メーカー公式ページ(公式に記載が無いものは販売ページ)の値で比較しました。2026年9月20日に各公式サイトを開き直し、確認できた値に更新しています。記載が見当たらなかった項目は「確認できず」としています。

製品 定格出力(W) 重量 折りたたみサイズ 防水 USB端子
BigBlue 28W ソーラーパネル(3ポートの旧タイプ) 28W 確認できず 確認できず IPX4 USB-A×3(5V/4.8A)
ELECAENTA 30W ソーラーチャージャー(LSFC-30) 30W 確認できず 確認できず 防水仕様あり(等級は販売ページにより表記差があり確認できず) USB-A×2・Type-C×1(PD18W/QC3.0)
エレコム 21Wモバイルソーラー充電器(MPA-S01BK) 最大21W(変換効率 最大22%) 約450g 折りたたみ時 約幅150×厚み35×高さ285mm 公式仕様に記載なし USB-A(メス)×2(5V・合計2.4A)
Philips ソーラーモバイルバッテリー20000mAh(DLP7726N) パネル出力は確認できず(急速充電15W) 確認できず モバイルバッテリー型のため該当なし IP45 USB-C・Lightning・micro USB・USB-A×2の5ポート
Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini 本体 定格出力300W(容量256Wh・付属パネル40W) 本体約3.6kg 本体 幅231×奥行153×高さ168.19mm(パネルのサイズは確認できず) 確認できず デュアルPD 最大100W ほか
BigBlue SolarPowa28 電流計付き(B401E-N) 28W(変換効率25.3%) 約610g 確認できず IP44 USB-A×1・USB-C×1
EcoFlow 28Wソーラーパネル 28W(±1W) 約600g 291×177×18.6mm(展開時 291×664×2mm) IP68 USB-C 最大20W・USB-A 最大18W
エレコム 21Wソーラーチャージャー(MPA-S03BK)
※公式サイトで販売終了
最大21W(USB出力は合計最大15W) 約635g 折りたたみ時 幅約155×奥行約285×高さ約40mm 公式仕様に記載なし USB-A×1・USB-C×1(5V・合計3A)
ELECAENTA 25Wソーラーパネル(ポケットサイズ) 25W 確認できず(海外販売ページに0.9lbs表記あり・国内販売ページでの確認はできず) 確認できず IP68 USB-C・USB-A

軽さで選ぶなら「重量あたりの出力」で並べ替える

登山では重量そのものより、同じ重さでどれだけ発電できるかのほうが判断しやすくなります。公式仕様で出力と重量の両方が確認できた4製品を、1Wあたりの重量(g/W)で並べ替えると次のようになります。

製品 定格出力 重量 1Wあたりの重量 100gあたりの出力
エレコム MPA-S01BK 最大21W 約450g 約21.4g/W 約4.7W
EcoFlow 28Wソーラーパネル 28W 約600g 約21.4g/W 約4.7W
BigBlue SolarPowa28(B401E-N) 28W 約610g 約21.8g/W 約4.6W
エレコム MPA-S03BK
※公式サイトで販売終了
最大21W 約635g 約30.2g/W 約3.3W

※出力と重量は各メーカー公式サイトの記載(2026年9月20日確認)。g/Wと100gあたりの出力は、その2つの数値から計算した値です。残る5製品は公式に重量の記載が見当たらず、比較できませんでした。

上位3製品は1Wあたり21g台でほぼ並びます。ここで分かれるのは「重量そのものの軽さ」か「発電量」かです。ザックの総重量を1gでも削りたいなら約450gのエレコムMPA-S01BK、同じ重さの効率でより多く発電させたいなら28WのEcoFlowかBigBlueという読み方になります。一方、エレコムMPA-S03BKは広角度スタンドやポケットが付く分約635gあり、1Wあたりでは3割ほど重くなります。

行程ごとの選び方

  • 日帰り中心で、それでも1枚持ちたい…約450gのエレコムMPA-S01BK。ただし日帰りならモバイルバッテリーだけで足りることがほとんどです
  • テント泊・縦走で行動中も充電したい…EcoFlow 28Wソーラーパネル(約600g・IP68・スナップフック4個付属)か、BigBlue SolarPowa28(約610g・IP44・電流計付き)。どちらもザックに吊り下げて歩ける形です
  • 雨や泥に当てる可能性が高い…防水等級がIP68のEcoFlow 28Wか、IP44のBigBlue SolarPowa28。エレコムの2機種は公式仕様に防水等級の記載がありません
  • 前泊・車中泊でノートPCや電気毛布も使う…Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini(本体約3.6kg・定格出力300W)。行動中に背負う重さではない点だけ押さえておきましょう

登山用ソーラーパネル・モバイルバッテリーおすすめ9選

登山用ソーラーパネルおすすめ9選

ここからは登山での電力確保に使える製品を、役割ごとに3つのグループに分けて紹介します。まずは荷物を極力軽くしたい人向けの「ソーラーパネル単体」タイプ、次に充電池ごと持ち歩ける「ソーラー機能つきモバイルバッテリー」、最後に車中泊や前泊にも使える「ポータブル電源+ソーラーパネルのセット」です。

ソーラーパネル単体タイプ

パネルだけを持ち、スマートフォンやモバイルバッテリーに直接充電する軽量なタイプです。日帰り登山や、すでにモバイルバッテリーを持っている人の追加装備に向いています。

BigBlue 28W ソーラーパネル

登山中の電力確保に使いやすいのがBigBlue 28W ソーラーパネルです。

このソーラーパネルは、SunPower製ソーラーセルを採用しており変換効率は23%〜25%です。

また、丈夫なポリエステル布地と高耐久PETポリマーを使用しているため、IPX4防水レベルに対応しています。

突然の雨にも対応できる作りになっています。

折りたたみ式なので持ち運びも簡単で、アウトドアやキャンプ、登山などさまざまなシーンで活躍してくれます。

さらに、3つのUSBポートを備えているので、スマートフォンやタブレット、ポータブル電源など複数の機器を同時に充電できるのが便利です。

災害時の非常用電源としても活用できます。

重量と折りたたみ時のサイズは、この3ポートタイプについては確認できませんでした。

なお、BigBlueの日本公式サイトで現在案内されている28Wモデルは、次に紹介するUSB-A・USB-Cの2ポート構成「SolarPowa28(B401E-N)」です(2026年9月20日確認)。3ポートのこのタイプは公式サイトの製品ページでは見当たらなかったため、いま買うなら重量・防水等級まで公式に公開されている2ポート版のほうが確かめやすい状態です。


ELECAENTA 30W ソーラーチャージャー

登山中の電力確保が課題という人には、ELECAENTA 30Wソーラーチャージャーも選択肢になります。

このソーラーパネルはETFE素材を採用し、従来のPETパネルに比べて安定性、耐久性、透光性が向上しています。

単結晶太陽電池を使用しており、変換効率は24%です。

3つのUSBポート(うち1つはType-C)を搭載しているので複数の機器を同時に充電できるのも特徴です。PD18W/QC3.0の急速充電に対応しています。

折りたたみ式なので持ち運びも楽で、バッグに入れても場所を取りません。

さらに、オートリトライ機能も備えているので、天候が変わって発電が止まっても自動で再開してくれます。

防水性能については販売ページによって表記に差があり、具体的な等級は確認できませんでした。重量・折りたたみサイズも確認できていません。

ELECAENTAの公式サイトには「LSFC 30W Portable Solar Panel」として現行の製品一覧に掲載がありました(2026年9月20日確認)。ただし重量や折りたたみ寸法の記載は見当たらず、この2項目は公式でも裏を取れていません。


BigBlue 28W ソーラーチャージャー(2025新モデル・電流計付き)

先ほどのBigBlue 28Wの新モデルにあたる製品です。

BigBlue日本公式サイトの製品ページでは「SolarPowa28 電流計付き(B401E-N)」として案内されており、単結晶シリコンパネルで変換効率25.3%、USB-AとUSB-Cから最大28W出力、重量は約610gと記載されています(2026年9月20日確認)。

電流計が付いているため、今どれくらいの電流で充電できているかを画面で確認しながら使えるのが特徴です。

折りたたみ式で持ち運びやすく、旧モデルからポート構成が絞られた分、軽量化が図られているとされています。

防水・防塵等級はIP44で、公式サイトには「急な雨や軽い水濡れにも対応します」と記載があります。表面はPVDF加工で、汚れを拭き取ったり水洗いしたりできるとされています。保証期間は24か月です。

折りたたみ時の寸法は公式サイトでも確認できませんでした。


EcoFlow 28Wソーラーパネル

とにかく軽さを重視したい人にはEcoFlow 28Wソーラーパネルが候補になります。

EcoFlow Japan公式サイトの製品仕様では、最大出力28W(±1W)、重量約600g、N型TOPCon太陽電池セルで変換効率25%以上とされています(2026年9月20日確認)。

IP68という高い防水等級に対応しており、USB-CとUSB-Aの2ポートから出力できます。

タブレットほどの大きさに折りたためるため、ザックの外側やサイドポケットにも収まりやすいのが特徴です。スナップフックが付属しており、ザックに固定して行動中に充電することもできます。

折りたたみ寸法は291×177×18.6mm、展開すると291×664×2mmと公式仕様に記載があります。端子ごとの上限はUSB-Cが最大20W、USB-Aが最大18Wです。

公式サイトの注意書きにあるとおり、この製品にバッテリー機能はありません。貯めておきたい場合はモバイルバッテリーを別に用意して、そこへ充電する使い方になります。


エレコム 21Wソーラーチャージャー(MPA-S03BK)

この機種はメーカーの公式サイトで「販売終了」と表示されています(エレコム公式 MPA-S03BK 製品情報/2026年9月20日確認)。在庫限りの流通が残っている段階なので、エレコム製を新しく買うなら、同じ21Wで現行品として案内されているMPA-S01BKのほうが後々の入手性で安心です。以下は、すでに持っている方と、在庫を見かけた方向けの仕様の整理です。

国内メーカーのエレコム製という安心感がほしい人に向けた、スタンド付きの21Wモデルです。

ソーラーパネル部分の発電性能は最大21W、変換効率は最大22%とされています。

USB-C×1・USB-A×1の合計2ポート構成で、定格出力電圧5V・定格出力電流は合計3Aです。

デジタル電流計とキックスタンドが付いており、置いて使う際に角度をつけやすいのも特徴です。

公式仕様では重量が約635g、外形寸法は折りたたみ時 幅約155×奥行約285×高さ約40mm、展開時 幅約620×奥行約285×高さ約20mmです。防水等級の記載はありません。

あわせて押さえておきたいのが、公式サイトの注記にある「USB出力に変換、安定化する際に損失が生じるため、充電出力は、合計最大15Wとなります」という一文です。パネル側は最大21Wでも、機器に届くのは合計15Wまでということになります。


ELECAENTA 25Wソーラーパネル(ポケットサイズ)

とにかく小さく畳みたい人には、ポケットサイズをうたうELECAENTA 25Wが候補になります。

次世代HPBCセルを採用し、変換効率は25.4%とされています。USB-CとUSB-Aの2ポート出力に対応し、防水等級はIP68です。

海外向け販売ページでは約0.9lbs(400g強)という重量表記が見られましたが、国内販売ページでの重量表記は確認できませんでした。

また、ELECAENTAの公式サイトの製品一覧では、この25Wモデルの掲載を確認できていません(2026年9月20日時点)。上記の数値は販売ページの表記に基づくもので、公式の仕様表で裏を取れている数値ではない点は踏まえて選んでください。


ソーラー機能つきモバイルバッテリー

ここからは、蓄電と組み合わせて使うタイプです。あらかじめ自宅のコンセントで満充電にしておいた容量を使えるので、天候に発電量が左右されにくいのが利点です。

ただし、次に挙げるエレコムの21Wモデル(MPA-S01BK)は蓄電池を内蔵していません。公式サイトにも「本製品にはモバイルバッテリーは付属しておりません。蓄電のためご利用の際は、別途ご用意ください」と明記されています(エレコム公式 MPA-S01BK 製品情報/2026年9月20日確認)。商品名や販売ページで「モバイルバッテリー」と表記されることがありますが、実際はパネル単体の製品で、別に用意したモバイルバッテリーへ充電して使います。パネルと充電池が一体になっているのは、このあとのPhilipsのモデルです。

エレコム 21W モバイルソーラー充電器

  • 高効率な発電性能
  • 取り込んだ太陽光を電力に変換できるソーラーパネルを採用しています。

    最大出力21Wで、スマートフォンやタブレットを充電できます。

  • 軽量&コンパクト
  • 折りたたむと縦15×横28.5×高さ3.5cmになるので、荷物の重さを気にせず持ち運べます(公式マニュアル表記)。

    重量は約450gなので、登山中の負担も抑えられます。

  • 簡単接続
  • ケーブルを接続するだけで充電が可能なので設置も簡単です。

    USB-A(メス)×2ポートで、合計2.4A(各ポート2.4A)の出力に対応しています。

 

公式仕様では、パネル発電性能が最大21W、変換効率は最大22%、定格出力電圧5Vで定格出力電流は合計2.4A(各ポート2.4A)です。展開時は幅約465×厚み約25×高さ約285mmになります。防水等級の記載はありません。

一般社団法人防災安全協会の防災製品等推奨マークを取得している点も、山だけでなく自宅の備えと兼用したい人には判断材料になります(以上、エレコム公式サイトの記載/2026年9月20日確認)。

このように、エレコムの「21W モバイルソーラー充電器 MPA-S01BK」は登山に使いやすい製品です。

軽量でコンパクトなデザインなので荷物の重さを気にせず持ち運べ、公式仕様に基づく出力で機器の充電も行えます。

登山中の電力確保にお試しください。

Philips(フィリップス) ソーラーモバイルバッテリー20000mAh

登山中の電力確保に使いやすいのが、Philips(フィリップス)の大容量ソーラーモバイルバッテリーです。

  • 大容量20000mAhバッテリー
  • 大容量20000mAhのバッテリーを搭載しているので長時間の登山でも使えます。

     

  • 高速充電
  • 15W高速充電に対応しています。

    太陽光から直接充電できるソーラーパネル付きなので、電源がない場所でも使えます。ただしソーラーパネルでの充電だけで満充電にするには相応の時間がかかる点は踏まえておく必要があります。

  • 5ポート構成
  • USB-C、Lightning、micro USB、USB-A×2の5ポートを搭載しているので様々な機器に対応できます。

    複数台の同時充電が可能なので、登山仲間の充電にも活用できます。

  • 耐久性
  • IP45の防水・防塵性能を備えており、高輝度LEDライトとSOSライト機能も搭載しています。

なお、この機種(DLP7726N)については、メーカーの公式製品ページを確認できませんでした。上記の数値は販売ページの表記に基づくものです。

 

まさに登山に使いやすい、大容量で急速充電、ソーラー充電に対応したモバイルバッテリーです。

アウトドアでの電力確保にお試しください。

ポータブル電源+ソーラーパネルのセット

スマートフォンだけでなく、ノートパソコンや電気毛布のような消費電力の大きい機器まで動かしたい場合は、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになったタイプが向いています。ただし本体だけで3kg台の重量があるため、縦走の行動中に背負うというよりは、登山口までの車中泊や前泊での利用が中心になります。

Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini

Jackery Solar Generator 240 New 40 Miniは、登山口までの車中泊や前泊、防災など、さまざまな場面で使えるポータブル電源です。

Jackery公式サイトの表記によると、本体は約3.6kgで持ち運びが可能なサイズです。

 

  • 容量256Wh。公式サイトの稼働目安では、スマートフォン(29W)を約11回、ノートPC(87W)を約2回、電気毛布(55W)を約3.7時間、LEDライト(5W)を約21時間(2026年9月20日確認)
  • 充放電サイクル数4,000回(公式サイト表記)
  • 最速60分の急速充電に対応(公式サイト表記)
  • 定格出力300W
  • 本体サイズは幅231×奥行153×高さ168.19mm。保証は3年+製品登録なしの自動延長2年で最長5年(公式サイト表記)
  • 40Wの折りたたみ式ソーラーパネル(SolarSaga 40 Mini)が付属し、太陽光での充電が可能。ただし公式サイトの充電時間表では、この40Wパネル1枚から本体をフル充電する場合は11時間(100Wパネルなら3.3時間、AC急速充電なら1時間)
  • 公式サイトの注意書きによると、セットに同梱される40 Miniは単品での使用ができない仕様です。パネルだけ持ち出してスマートフォンを直接充電する使い方はできないため、パネル単体で使いたい場合は単品販売版を選ぶ必要があります

 

登山中というよりも、登山口までの移動が長距離の方や前泊で車中泊をされる方に向いている製品です。

移動中に電力が切れる心配がなく、スマートフォンやカメラ、ライトやパソコンなどの充電も可能です。

アウトドアや非常時の電源確保に使える1台です。

 

この機会にぜひJackery Solar Generator 240 New 40 Miniをチェックしてみてください。

Jackeryのポータブル電源




何時間で充電できるか

「ソーラーパネルは何時間でスマートフォン1回分を充電できるか」は登山で一番気になるポイントですが、この記事では断定的な時間の数値は書きません。理由は、メーカーが公表する出力(W)は前提条件が非常に限定的だからです。

各メーカーの定格出力は、真夏・快晴・パネルに対して太陽光がほぼ垂直に当たる条件で測定された最大値です。登山の現場では、季節・時間帯・標高・雲の量・パネルの角度・気温・スマートフォン側の受電性能などが常に変化するため、実際に何時間でどれだけ充電できるかは状況によって大きく変わります。

同じ「28W」のパネルでも、快晴の稜線上で正対させて使う場合と、木陰や斜面で角度が合わないまま使う場合とでは、実際に得られる電力量はまったく違うものになります。

そのうえで、各メーカーが「条件つきで」公表している数値は次のとおりです。いずれも良い条件での値で、山の中で同じ結果になることを示すものではありません。

  • EcoFlow 28Wソーラーパネル…公式サイトに「50分で約2,700mAh分の電力をチャージ」と記載。快晴時(34℃、UV約8)のテスト結果という注記付きです
  • BigBlue SolarPowa28(B401E-N)…公式サイトに「スマートフォン(4,674mAh)なら最短約1時間でフル充電が可能」と記載されています
  • Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini…公式サイトの充電時間表では、付属の40W Miniパネル1枚で本体をフル充電すると11時間、100Wパネルなら3.3時間、AC急速充電なら1時間です
  • エレコム MPA-S03BK…公式サイトは充電出力を「合計最大15W」とし、「設置方法や季節、天候、時刻、気温、使用年数などの条件により変化します」と注記しています

いずれも2026年9月20日に各公式サイトで確認した記載です。スマートフォン1台分に限れば、28Wクラスのパネルを晴天下で太陽に正対させたときに1時間前後、というのがメーカーの公表値の水準です。逆に、ポータブル電源のような大きな容量を太陽光だけで満たそうとすると、40Wのパネルで11時間という公式の数字が示すとおり、行動している一日では足りない計算になります。

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そのため、行動中はパネルをザックに固定して常時トリクル充電を行い、休憩時間にできるだけ日当たりの良い場所で角度を合わせて集中的に充電する、という使い方が現実的です。確実な充電を優先したい場面では、あらかじめ自宅で満充電にしたモバイルバッテリーを主力にし、ソーラーパネルは補助として使う考え方をおすすめします。

曇りだとどうなるか

メーカーが公表する出力(W)や変換効率(%)の数値は、いずれも晴天時の条件で測定されたものです。曇りの日に発電量が何割まで落ちるかについて、各メーカーの公式ページに具体的な数値を明記しているものは今回確認できませんでした。そのため「曇りでは◯割」という断定的な数値はこの記事には書きません。

確認できているのは、太陽光発電の一般的な性質として、雲を通過すると太陽光の直達成分が大きく減り、パネルが受け取れる光量が晴天時より少なくなるという点です。単結晶パネルを使ったモデルが多い今回の製品群では、雲が薄い状態であれば発電自体は続きますが、厚い雲や雨天時は発電効率が大幅に下がると考えて行動計画を立てるのが安全です。

メーカー側も、曇りや日陰で出力が下がること自体は公式に認めています。EcoFlowは28Wソーラーパネルの注意事項として「天候や時間帯によって発電量は変動します。曇天・日陰では出力が大幅に下がることがあります」と公式サイトに記載しています。エレコムも21Wの2機種について「日光の強さによって、発電量が変化します。また、設置方法や季節、天候、時刻、気温などの充電環境によって、必要な出力が得られない場合があります」と公式サイトに注記しています(いずれも2026年9月20日確認)。ただし、どちらも「曇天では何割まで落ちる」という数値は公表していません。

ELECAENTA 25Wの販売ページには、新しいセルにより「曇りや光が弱い日でも安定した充電が可能」という趣旨の記載がありましたが、これも定量的な数値ではなく、あくまで販売側の説明です。曇天時の発電を前提にした計画は立てず、晴天時にまとめて充電する、または後述のモバイルバッテリーを主力にする考え方が現実的です。

モバイルバッテリーとどちらを持つか

「ソーラーパネルとモバイルバッテリー、どちらを持てばいいか」は行程によって答えが変わります。

日帰り登山の場合

日帰りなら行動時間が限られており、天候による発電量のばらつきを気にする必要が薄いため、自宅で満充電にしたモバイルバッテリー1つで足りるケースがほとんどです。ソーラーパネルを追加する必要性は高くありません。荷物を軽くしたい日帰り登山では、ソーラーパネルよりもモバイルバッテリーの容量を優先する方が現実的です。

テント泊・縦走の場合

複数日にわたる縦走やテント泊では、モバイルバッテリー単体だと容量切れのリスクが高まります。この場合はモバイルバッテリーを主力にしつつ、行動中や幕営中にソーラーパネルで補助的に充電する組み合わせが現実的です。

具体的には、モバイルバッテリーで確実な電力を確保しつつ、ソーラーパネルをザックに固定して晴れている時間帯に少しずつ充電し、翌日以降のバッテリー消費に備えるという使い方です。

前泊・車中泊がある場合

登山口までの移動で前泊や車中泊を挟む行程であれば、Jackeryのようなポータブル電源とソーラーパネルのセットが選択肢になります。ノートパソコンや電気毛布など消費電力の大きい機器も使える一方、本体だけで3kg台の重量があるため、行動中に背負って使うタイプではない点は理解しておく必要があります。

登山でのソーラーパネルの使い方

登山でのソーラーパネルの使い方
出典:amazon.co.jp

設置場所の選定

登山でソーラーパネルを使う際は、直射日光が当たる場所に設置することが重要です。

日陰や曇りの場所では発電効率が大幅に低下してしまいます。

パネルを設置する際はできるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。

例えば、テントの上や岩場の上など太陽光が遮られにくい場所がおすすめです。

移動中はザックにつけて充電できるタイプが便利です。

EcoFlow 28Wソーラーパネルのようにスナップフックが付属するモデルもありますが、吊り下げる位置や留め方は手持ちのカラビナ次第で変わります。固定に使う小物はザックに付ける小物の選び方にまとめているので、あわせて確認してみてください。

また、パネルとケーブルでつないだスマートフォンは、ぶら下げたままにすると歩行中に振られて端子を傷めやすくなります。胸元に固定しておきたい人は肩ベルトに付けるポーチの選び方も参考になります。

最適な角度調整

ソーラーパネルの発電効率を最大限に引き出すにはパネルの角度を最適に調整することが重要です。

一般的に、設置場所の緯度や季節に合わせて角度を調整すると良いでしょう。

例えば、冬季は太陽の位置が低いためパネルの角度を少し水平に近づけると効率的に発電できます。

BigBlue SolarPowa28のように電流計を備えたモデルなら、角度を変えながら数値が上がる向きを探せます。

天候に合わせた使い分け

登山中は天候の変化が激しいため、状況に合わせてソーラーパネルの使い方を変えることが大切です。

晴れの日は最大限の発電を心がけ、曇りや雨の日は発電効率が下がるためバッテリーの消費を抑えるようにしましょう。

また、ソーラーパネルの出力に合わせて充電する機器の使用を調整するのも良いでしょう。

 

設置場所・角度・天候に合わせた使い分けの3点を押さえると、発電の取りこぼしを減らせます。

よくある質問

Q. ソーラーパネルだけでスマートフォンを満充電にできますか

晴天でパネルを太陽に正対させられるなら可能です。メーカーの公表値では、EcoFlow 28Wソーラーパネルが「50分で約2,700mAh分」、BigBlue SolarPowa28が「スマートフォン(4,674mAh)なら最短約1時間でフル充電」としています(いずれも公式サイトの記載/2026年9月20日確認)。ただしこれは良い条件での値で、山では天候・角度・気温で大きく変わります。確実に充電したい場合は、自宅で満充電にしたモバイルバッテリーを併用することをおすすめします。

Q. 登山中はパネルをどこに取り付ければいいですか

行動中はザックの外側や天面など、太陽光が遮られにくい場所に固定するのが一般的です。休憩時やテント泊時は、地面や岩の上に広げて直射日光が当たる角度に置くと発電効率が上がります。

Q. 雨の日でも使えますか

今回紹介した製品にはIPX4やIP68など防水性能を備えたモデルがありますが、防水等級は製品ごとに異なり、確認できなかった製品もあります。雨天時の発電量そのものは晴天時より大きく下がるため、雨の日は発電を前提にせず、モバイルバッテリーやポータブル電源に切り替えるのが安全です。

Q. ソーラーパネルとモバイルバッテリー、どちらを先に買うべきですか

日帰り登山が中心ならモバイルバッテリーを優先し、テント泊や縦走で複数日行動する予定があるならソーラーパネルを追加する、という順番がおすすめです。詳しくは本文の「モバイルバッテリーとどちらを持つか」をご覧ください。

Q. USBポートの種類は何をチェックすればいいですか

スマートフォンやタブレットの充電端子(USB-CかLightningか)に合っているか、また急速充電(PDやQC)に対応しているかを確認しましょう。今回の比較表にも各製品のUSB端子の種類をまとめています。

Q. ポータブル電源とセットのモデルは登山中に背負えますか

Jackery Solar Generator 240 New 40 Miniのように本体だけで約3.6kgあるモデルは、行動中に背負って使うというより、登山口までの車中泊や前泊での利用に向いています。詳しくは本文の「ポータブル電源+ソーラーパネルのセット」をご覧ください。

Q. 日帰り登山にソーラーパネルは要りますか

多くの場合は不要です。日帰りなら行動時間が限られるうえ、自宅で満充電にしたモバイルバッテリー1つで足りる行程がほとんどです。パネルを足すと最軽量のモデルでも約450g増えるので、同じ重さをモバイルバッテリーの容量に回したほうが確実な電力になります。ソーラーパネルが効いてくるのは、コンセントに戻れない日が続くテント泊や縦走です。

Q. ザックに付けて歩きながら充電できますか

吊り下げ用のループやフックが付いたモデルなら可能です。EcoFlow 28Wソーラーパネルはスナップフック4個が同梱され、エレコムMPA-S03BKは吊り下げループが3か所付いています(いずれも公式サイトの記載/2026年9月20日確認)。ただし歩いている間はパネルの向きが太陽に対して常に変わるため、正対させて置いたときほどの発電は見込みにくくなります。行動中は少しずつ足す程度と考え、休憩時に日当たりの良い場所で角度を合わせて充電するほうが効率的です。

Q. ソーラーパネルとモバイルバッテリー、どちらが軽いですか

重量だけならモバイルバッテリーが軽く済むことが多くなります。この記事のパネルで公式に重量が確認できたものは約450〜635gで、10000mAhクラスのモバイルバッテリーはおおむねその半分以下の重さに収まります。一方でモバイルバッテリーは使い切ったらそれまでで、パネルは晴れていれば足し続けられます。1泊2日までは容量、それ以上の日数ならパネルを足す、という分け方が現実的です。

まとめ

【登山で電力確保】
出典:Jackery公式サイト

登山でソーラーパネルを持つ利点は、電源のない場所でも電力を足せることに尽きます。

携帯電話やカメラ、ライトの充電に使えるため、複数日の行程では情報収集や安全確保の支えになります。

 

一方で、パネル単体でも公式仕様で約450〜635gの重さが増えます。

音もなく発電してくれる利点はありますが、日帰りであればこの重さをモバイルバッテリーの容量に回すほうが確実です。

 

選ぶときは、定格出力(W)・重量・折りたたみサイズ・防水等級・USB端子の種類を、この記事の比較表で確認したうえで、自分の行程(日帰りか縦走か、前泊があるか)に合ったタイプを選んでください。軽さで迷ったときは、重量あたりの出力で並べ替えた表も判断の助けになります。

ソーラーパネルを上手に活用して、大自然の中で心地よい時間を過ごしましょう。

出典

※数値は各メーカー公式ページ(公式に記載が無いものは販売ページ)の表記です。エレコム・EcoFlow・Jackery・BigBlue・ELECAENTAについては2026年9月20日に開き直して確認しました。Philipsのみ2026年8月14日時点の販売ページの表記です。表内で「確認できず」「公式仕様に記載なし」とした項目は、その時点で該当ページに記載が見当たらなかったものです。仕様や販売状況は変わることがあるため、購入前に各公式ページで最新の表記をご確認ください。

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