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赤目四十八滝は、三重県名張市赤目町にある渓谷です。滝をつなぐ遊歩道を歩いて、渓谷の紅葉を下から見上げる場所で、山頂を目指す山とは歩き方も時間の組み立ても違います。
2026年の紅葉の見頃を先に答えます。赤目四十八滝保勝会の公式FAQによると、例年の目安は「10月末頃に山上付近から色づき始め、長坂山山上の見頃は11月初旬、渓谷全体の見頃は11月中旬」です(2026年10月6日確認)。2026年の実際の色づきは、保勝会が2026年10月2日に公開を告知した「赤目四十八滝紅葉情報」特設サイト(告知ページ https://www.akame48taki.com/9666/ )で、出かける直前に確かめるのが確実です。山上と渓谷の底では時期に1〜2週間ほどの差があるため、どちらを見たいかで行く日を分けて考えます。
2026年の見頃を「◯日」と言い切れる公式の予想は、2026年10月6日時点では出ていません。行く日を決める材料は、公式の例年の目安、2026年にすでに発表された日程(ライトアップ「三重赤目 滝あかり」は10月31日から)、まだ発表が見当たらないもの、の3つです。あわせて、約3.3kmの回遊路を往復3時間程度で歩く日に、何時に入口を出れば明るいうちに戻れるかを、国立天文台の日の入の値から割り出せます。
保勝会のお知らせ一覧には、2026年10月6日時点で通行止めや入山規制の告知は見当たりません。ただし告知が無いことは規制が無いことの保証ではなく、台風や大雨のあとは状況が変わります。出発の朝に保勝会のトップページ( https://www.akame48taki.com/ )を開いて確かめてください。
- 公式FAQの例年の目安は、色づき始めが10月末頃、長坂山山上の見頃が11月初旬、渓谷全体の見頃が11月中旬であること
- 2026年に発表済みなのは、紅葉情報の特設サイト(10/2公開告知)・滝あかり(10/31〜11/30は17:00〜20:00)・ガイドと歩く紅葉ハイキングの告知・星空観察会(11/14)であること
- 紅葉まつり・臨時駐車場・臨時バスの2026年の案内は、10月6日時点で公式に見当たらず、確認先を見に行く必要があること
- 色づきの進み方は公式FAQが「最低気温8度以下で進行、5度以下で見頃」と書いており、天気予報の最低気温で直前の判断ができること
- 約3.3kmの回遊路を往復3時間程度という公式値と、津の日の入(11/15は16:49)から、入口を出る時刻の締切を割り出す方法
- 入山料(渓谷保全料)大人1,000円と入山時間8:30〜17:00(11/30まで)、滝あかりの料金と、昼と夜で歩ける範囲の違い
- 無料の駐車場約250台と、近鉄赤目口駅から三重交通バス約10分のどちらで行くか、混む日にどう動くか
- 濡れた岩・石段・落ち葉で滑りやすい渓谷の下りで脚を守る装備と、増水のあとの判断
赤目四十八滝の紅葉2026年の見頃はいつか|例年の目安と2026年の発表状況
「2026年の赤目四十八滝の紅葉はいつが見頃か」という問いに、2026年10月6日時点で答えられる一番確かな材料は、保勝会の公式FAQにある例年の目安です。FAQは、10月末頃に山上付近から色づき始め、長坂山山上が11月初旬、渓谷全体が11月中旬に見頃になると書いています。
ここで大事なのは、これが「例年」の目安だという点です。紅葉の進み方は、その年の秋の冷え込み方で前後します。暖かい秋が続けば遅れ、早く冷え込めば前に寄ります。公式FAQの数字は「毎年だいたいこのあたり」という幅の中心であって、2026年のカレンダーに丸をつけられる日付ではありません。
2026年の見頃の答え方:例年の目安は、山上が11月初旬、渓谷全体が11月中旬(保勝会の公式FAQ・2026年10月6日確認)。2026年の実際の色づきは、保勝会が10月2日に公開を告知した紅葉情報の特設サイトで、出かける2〜3日前と前日に確かめる。例年の目安で行く週を決め、特設サイトで行く日を決める、という2段で考えるのが外れにくい組み立てです。
民間の天気予報サイトには、2026年の見頃を日付で予想しているものもあります。ただしそれは各社の予想であり、保勝会の発表ではありません。予想同士で数日ずれることも珍しくないため、行く日を固定する根拠にはしにくいのが実情です。日付の根拠は、公式の例年の目安と、現地からの紅葉情報の2つに絞ると判断がぶれません。
もう1つ押さえておきたいのが、場所による時期差です。山上(長坂山の上のほう)が先に色づき、渓谷の底は後から見頃を迎えます。赤目四十八滝の遊歩道は谷沿いを歩く道なので、歩きながら主に目に入るのは渓谷の紅葉です。山上の見頃に合わせて11月初旬に行くと、谷の底はまだ緑が残っている、ということが起こりえます。
逆に、渓谷全体の見頃とされる11月中旬に合わせると、山上は見頃の終盤から散り始めに入っている可能性があります。どちらが正解ということはなく、「遊歩道から見上げる渓谷の色」を主役にしたいなら11月中旬寄り、「早めの色づきと混雑の少なさ」を優先したいなら11月初旬寄り、という選び方になります。
編集部の見立て:赤目の紅葉を見に行く人の多くは、遊歩道を歩きながら谷の色を見たいはずです。そうであれば、公式FAQの「渓谷全体は11月中旬」を基準にして、前後の週末を候補にしておくのが素直です。山上の11月初旬という数字は「色づきが始まった合図」として読み、その知らせを受けてから谷へ行く日を決める、という順番が無理のない使い方だと考えています。
なお、ここでいう見頃はあくまで紅葉の色の話です。同じ11月でも、11月30日までと12月1日からでは入山時間が変わり、夜のライトアップも11月30日までは毎日、12月5日からは土日祝のみになります。見頃の後半に行く人は、色だけでなく時間の条件も変わる境目をまたぐことになるので、後の節で詳しく扱います。
場所ごとの例年の見頃と歩く時間の早見表
赤目四十八滝の紅葉を計画するときに必要な数字は、それほど多くありません。どこがいつ色づくか、遊歩道はどれくらいの長さか、歩くのにどれくらいかかるか、の3つです。保勝会の公式ページにある値を1枚にまとめると、次のようになります。
| 場所・区間 | 標高の目安 | 例年の見頃(公式FAQ) | 行き方・歩く時間(公式値) |
|---|---|---|---|
| 山上付近(長坂山山上) | 公式の値は見当たらない(国土地理院の地図で確認できる) | 10月末頃から色づき始め、見頃は11月初旬 | 遊歩道から見上げる位置。区間の時間は公式の記載が見当たらない |
| 渓谷全体(遊歩道沿い) | 公式の滝ごとの値は見当たらない | 見頃は11月中旬 | 滝をつなぐ約3.3kmの回遊路。すべて楽しんで往復3時間程度 |
| 入口から巌窟滝 | 公式の値は見当たらない | 渓谷全体に含まれる | 名張市観光協会の案内に約90分の記載(片道か往復かは文面から読み取れない) |
| 夜のライトアップエリア | ― | 滝あかりは2026年10月31日〜11月30日に毎日 | ライトアップエリアまでの入場。外灯は無い |
表の出典は、見頃が保勝会の公式FAQ、距離と所要時間とライトアップの入場範囲が保勝会の「赤目四十八滝について」のページ、滝あかりの日程が保勝会の告知ページです(いずれも2026年10月6日確認)。入口から巌窟滝までの約90分は名張市観光協会の案内にある値で、保勝会の値ではありません。


この表から読み取れるのは、赤目四十八滝の紅葉歩きでは「距離」よりも「時間」が計画の芯になるということです。約3.3kmという距離だけを見ると短く感じますが、公式は往復で3時間程度と書いています。平地を歩く感覚で1時間ほどと見積もると、帰りが日没に迫ります。
標高は、国土地理院の地理院地図( https://maps.gsi.go.jp/ )で地図上の地点をクリックすると表示されます。保勝会の案内には滝ごとの標高が見当たらないため、谷の高さを知りたい人は地図で入口と奥の滝の位置を押さえておくと、谷がどれくらい深いかの見当がつきます。
もう1つの読み方は、「往復」という言葉です。赤目四十八滝の遊歩道は谷の奥へ向かって進み、同じ道を戻るのが基本の形です。奥へ行くほど帰りの距離も伸びるので、どこまで行くかは「そこから戻る時間」込みで決めます。奥まで行かずに途中で引き返しても、紅葉が見られないわけではありません。
表の4行目、夜のライトアップは昼の遊歩道とは別のものとして考えます。夜はライトアップエリアまでしか入れず、その先には外灯がありません。昼に奥まで歩いて、そのまま暗くなってから戻ってくる、という計画は成り立たないということです。
編集部の見立て:この早見表で一番重い数字は「往復3時間程度」です。紅葉の時期の日の入は17時前後まで早まるので、3時間という所要時間は、そのまま出発時刻の締切に直結します。見頃の日付よりも、何時に入口を出るかのほうが、当日の満足度を左右すると考えています。
なお、ほかの地域の紅葉と時期を比べたい人もいるはずです。三重県を含む東海の山の紅葉は、標高によって見頃が大きくずれます。標高の高い山は10月、低い渓谷は11月という順番で色づきが下りてくるので、赤目四十八滝は「秋の終わりのほうに見頃が来る場所」と位置づけて、ほかの山行と予定を組み合わせると無駄がありません。
約3.3kmの回遊路と往復3時間|石段と濡れた岩に合う足元
保勝会の案内によると、赤目四十八滝は滝をつなぐ約3.3kmの回遊路で、すべて楽しんで往復3時間程度です(2026年10月6日確認)。この「3.3km」と「3時間」の組み合わせが、渓谷の道の性格をよく表しています。
平らな舗装路なら、3.3kmは1時間もかからずに歩ける距離です。往復で6.6kmとしても、2時間を切ります。それが公式では3時間程度とされているのは、道に石段や岩の上を通る場所があり、滝の前で足を止める時間も含まれているからだと読めます。歩く速さを上げて時間を縮めようとすると、足元の悪い場所で無理をすることになります。
保勝会のFAQと案内ページには、足元についての注意書きが見当たりません(2026年10月6日確認)。そのうえで一般論として、渓谷の道は水しぶきや湿気で岩が濡れやすく、苔のついた岩や石段、落ち葉の積もった段差は滑りやすくなります。ここからの靴の話は公式の指示ではなく、渓谷の道の一般的な条件から考えたものです。
渓谷の遊歩道で滑りやすくなるのは、主に3つの場面です。1つ目は、濡れた岩の上に足を置くとき。2つ目は、石段を下るとき。3つ目は、落ち葉が濡れて段差や斜面に貼りついているときです。紅葉の時期は3つ目が加わるので、夏の滝見よりも足元への気配りが要ります。
この3つに共通して効くのは、靴底がしっかり地面をつかむことと、足首まわりが安定していることです。スニーカーでも歩けないわけではありませんが、靴底が平らで柔らかいものは、濡れた岩の上で踏ん張りが利きにくくなります。渓谷の道で滑るのは登りより下りで、疲れが出る帰り道のほうが足を取られやすいことも覚えておきたいところです。
そこで、渓谷の遊歩道くらいの道に合う靴として、トレッキングシューズを1つ挙げます。キャラバンのトレッキングシューズ C1_02S(型番 0010106)は、低山や遊歩道を歩く用途に向けた、足首まで覆うミッドカットの定番モデルです。登山を始めたばかりで、まだ専用の靴を持っていない人が、渓谷歩きと低山の両方で使う1足目として考えやすい靴です。
靴を選ぶときに見るのは、ブランドよりも足に合うかどうかです。足幅(ワイズ)が合わないと、長い下りで指先が当たって痛みが出ます。足首の高さ(カット)によっても、石段での安定感が変わります。トレッキングシューズをワイズ・寿命・カットで比べた記事に、足に合うかを見分ける手順をまとめています。
- 靴底の溝が浅くなっていないか(すり減った靴底は濡れた岩で滑りやすい)
- 下り坂で指先が靴の先に当たらないか(つま先に指1本分ほどの余裕があるか)
- 靴ひもを締め直さずに、足首まで固定できているか
- 新しい靴なら、近所の坂や階段で一度は慣らしてあるか
編集部の判断:赤目四十八滝は山頂を目指す道ではないので、重い登山靴までは要りません。ただ、街歩き用の靴で来て、濡れた石段の下りで足が止まる人は少なくないはずです。靴底がしっかりしたトレッキングシューズを1足持っておくと、赤目のような渓谷にも、近くの低山にも同じ靴で行けるので、無駄になりにくい買い物だと考えています。
2026年に発表済みのもの・未発表のもの
紅葉の時期の赤目四十八滝では、夜のライトアップやガイドつきのハイキング、紅葉にちなんだ催しが行われてきました。ただ、毎年同じ日程で決まっているわけではありません。2026年10月6日時点で、保勝会の公式ページで発表が確認できたものと、見当たらないものを分けます。
| 項目 | 2026年の状態 | 内容(2026年10月6日確認) |
|---|---|---|
| 紅葉情報の特設サイト | 発表済み | 「赤目四十八滝紅葉情報」特設サイトを2026年10月2日に公開と告知( https://www.akame48taki.com/9666/ ) |
| 三重赤目 滝あかり | 発表済み | 2026年10月31日(土)〜11月30日(月)17:00〜20:00。12月5日〜2027年1月24日は17:00〜19:30で土日祝のみ、年末年始は休業( https://www.akame48taki.com/9505/ ) |
| ガイドと歩く紅葉ハイキング | 発表済み | 開催の告知が2026年10月3日に掲載。日程・定員などの詳細は告知ページ( https://www.akame48taki.com/7948/ ) |
| 赤目で星空観察会 | 発表済み | 2026年11月14日(土)。9月5日に掲載( https://www.akame48taki.com/9534/ ) |
| 紅葉まつり | 見当たらない | 2026年の開催の告知は保勝会のお知らせに見当たらない |
| 臨時駐車場・臨時バス | 見当たらない | 紅葉期の臨時駐車場・臨時バスの2026年の案内は公式に見当たらない |
発表済みの4つのうち、計画に一番効くのは紅葉情報の特設サイトです。見頃を決めるのは例年の目安ではなく、その年の現地の色づきだからです。告知ページから特設サイトへの入り口がたどれるので、出かける週の初めにブックマークしておき、前日にもう一度開くという使い方が向いています。
滝あかりは、紅葉の見頃の時期とまるごと重なる日程です。10月31日から11月30日までは毎日、17時から20時まで行われます。昼の紅葉を見たあとに夜の滝あかりも見る、という1日の組み方ができる一方で、夜はライトアップエリアまでの入場で、外灯は無いと保勝会は案内しています。
「紅葉まつりは毎年あるはず」と思い込んで日程を組まないでください。2026年の紅葉まつりの開催は、保勝会のお知らせに見当たりません(2026年10月6日確認)。開催の有無と日程は、保勝会のお知らせ( https://www.akame48taki.com/ )で確認してください。催しに合わせて行く人は、発表を待ってから日を決めるほうが確実です。
臨時駐車場と臨時バスについても、2026年の案内は公式に見当たりません。通常の駐車場は無料で約250台と保勝会のアクセス案内にあります。紅葉の週末にこの台数で足りるかどうかは、後の「車か電車か」の節で考えます。バスの運行は、保勝会のアクセスページからリンクされている三重交通の公式で確かめてください。
ガイドと歩く紅葉ハイキングは、告知の掲載が2026年10月3日と新しく、内容は告知ページを見るのが確実です。初めて赤目を歩く人や、滝の名前や由来を聞きながら歩きたい人には、選択肢の1つになります。申し込みの方法や締切がある場合は、告知ページの記載に従ってください。
編集部の見立て:2026年の予定で確実に決まっているのは、紅葉情報の特設サイトと滝あかりの日程です。逆に、紅葉まつりや臨時の交通は「まだ」です。発表済みのものだけで計画を組み、未発表のものは後から乗せる、という順番にしておけば、発表が無かったときにも予定が崩れません。
色づきの条件は最低気温8度・5度|出かける直前の確認先
保勝会の公式FAQは、紅葉の進み方について具体的な目安を書いています。最低気温が8度以下になると色づきが進み、5度以下になると見頃を迎える、というものです(2026年10月6日確認)。この2つの数字は、出かける直前の判断にそのまま使えます。
使い方は単純です。行く予定の週の天気予報で、名張周辺の最低気温を見ます。最低気温が8度を下回る日が続いていれば、色づきは進んでいると読めます。5度を下回る日が出てきたら、見頃に入りつつあると考えられます。逆に、11月に入っても最低気温が10度前後の日が続いているなら、例年より色づきが遅れている可能性があります。
直前の判断の式:最低気温8度以下が続く=色づきが進む/5度以下が出る=見頃に入りつつある(いずれも保勝会の公式FAQの記載)。天気予報の最低気温と紅葉情報の特設サイトの2つを見れば、行く日の当たり外れはかなり絞れると考えられます。
ここでの注意は、天気予報の地点と現地の差です。予報に出る気温は観測点の値で、谷の底は放射冷却で冷え込みやすい一方、日中は日が当たりにくく、場所ごとの差があります。数字はあくまで「進んでいるか、遅れているか」の方向を読む材料と考え、色づきの実際は現地からの情報で確かめます。
名張周辺の平年の気温は、気象庁の平年値で調べられます。11月の最低気温の平年値が何度くらいかを一度見ておくと、その年の予報が平年より暖かいのか寒いのかが比べられます。公式FAQの「8度」「5度」と並べて読むと、例年の見頃が11月中旬になる理由も見えてきます。
出かける直前に見る先は、次の3つに絞れます。1つ目が保勝会の紅葉情報の特設サイトで、現地の色づきを知る一番の情報源です。2つ目が保勝会のトップページのお知らせで、通行止めや規制が出ていないかを確かめます。3つ目が天気予報で、当日の雨と最低気温を見ます。
- 出かける週の初めに、保勝会の紅葉情報の特設サイトで色づきの進み具合を見る。あわせて週間予報の最低気温が8度・5度を下回っているかを見る
- 前日の夕方に、保勝会のトップページのお知らせで通行止め・規制の告知が出ていないかを確かめる。前日までに大雨があった場合は特に念入りに見る
- 当日の朝に、雨の予報と三重交通のバスの運行(電車で行く場合)を見てから出発する
この3段の確認は、見頃を外さないためだけのものではありません。紅葉の時期は秋雨や台風の名残で雨が続くこともあり、渓谷の道は雨のあとに状態が変わります。色づきの情報と規制の情報を同じタイミングで見ておけば、行く日を前後にずらす判断も早くできます。
編集部の見立て:公式FAQが最低気温という具体的な数字で書いてくれているのは、出かける側にとってありがたい情報です。「見頃の予想」を探して複数のサイトを渡り歩くより、天気予報の最低気温を自分で見るほうが、根拠がはっきりしています。予想の日付に頼るより、条件で判断するほうが外れたときに納得もしやすいと考えています。
日没までに戻る時間配分|津の日の入から入口を出る時刻を割り出す
紅葉の時期の赤目四十八滝で、計画の締切になるのは日の入です。国立天文台の暦計算室「各地のこよみ」によると、三重県の県庁所在地である津の日の入は、2026年11月1日が17:01、11月15日が16:49、11月30日が16:43です(2026年10月6日確認)。
これは津(県庁所在地)の値で、赤目四十八滝そのものの値ではありません。しかも赤目は谷の中を歩く道です。周りを斜面に囲まれた谷では、日の入の時刻より前に日が山の陰に入り、足元が暗くなり始めます。谷の道は、日の入の時刻より早く暗くなると考えて計画を立てるのが安全側の読み方です。
| 日付(2026年) | 津の日の出 | 津の日の入 | 入口を出る時刻の目安(編集部の計算) |
|---|---|---|---|
| 10月31日 | 6:13 | 17:02 | 13:00より前 |
| 11月1日 | 6:14 | 17:01 | 13:00より前 |
| 11月15日 | 6:27 | 16:49 | 12:45より前(できれば午前中) |
| 11月30日 | 6:41 | 16:43 | 12:40より前(できれば午前中) |
表の日の出・日の入は国立天文台の値(2026年10月6日確認)、右の列は編集部の計算です。計算の考え方は、日の入から公式の所要時間「往復3時間程度」を引き、さらに谷が早く暗くなる分と、混雑や休憩で遅れる分として1時間ほどの余裕を引く、というものです。たとえば11月15日なら、16:49から3時間を引いて13:49、そこから1時間の余裕を引いて12:49、切りのよいところで12:45より前、となります。
この数字は「これより遅く入るとかなり厳しい」という締切の目安です。実際には、午前中に入口を出るほうが、帰り道に余裕ができます。紅葉の時期の午後は、気温が下がるのも早く、谷の日陰は冷えます。昼過ぎに着いて急いで奥まで行くより、午前に着いて行けるところまで行き、時刻を決めて折り返すほうが、落ち着いて紅葉を見られます。
入山時間は、11月30日までの夏季区分で8:30〜17:00と保勝会が案内しています(2026年10月6日確認)。入山時間の終わりの17:00を「17時までに入れば歩ける」と読まないでください。11月中旬の津の日の入は16:49で、17:00に入口を通っても遊歩道はすでに暗くなり始めています。昼の遊歩道を歩くなら、入山時間ではなく日の入から逆算します。
折り返しの考え方も決めておきます。奥へ進んだ時間と同じくらいの時間が帰りにかかる、と考えるのが基本です。たとえば入口を11時に出て、14時半には入口に戻りたいなら、折り返しは12時45分ごろになります。滝の前で長く止まった日は、折り返しの時刻を守るほうを優先します。
夜の滝あかりも見る人は、昼の部と夜の部の間に時間が空きます。昼に奥まで歩いた足で、暗くなるまで谷にとどまるのは避け、いったん入口のほうへ戻ってから夜の部に入るのが無理のない流れです。夜はライトアップエリアまでの入場で、その先には外灯が無いと保勝会は案内しています。
編集部の判断:紅葉の時期の赤目で一番避けたいのは、「せっかく来たから」と奥まで足を伸ばして、帰りの石段を薄暗い中で下りることです。所要時間が公式で3時間程度とはっきりしているので、入口を出る時刻と折り返しの時刻を先に決めておけば防げます。時計で判断して戻るほうが、景色で判断するより迷いがありません。
赤目の渓谷歩きで滑らず冷えない装備|リュック・薄手フリース・雨具
紅葉の赤目四十八滝を入口から奥の巌窟滝のほうまで往復する日は、足元の濡れた岩・石段と、谷の日陰の冷え、それに秋の雨の3つに備えることになります。山頂を目指す登山ほどの装備は要りませんが、街歩きの延長では足りない場面があります。ここでは靴以外の、背負うもの・着るもの・雨具を考えます。
選ぶ基準は4つです。1つ目は、両手が空くこと。石段や岩の上で手すりや岩に手をつく場面があるので、荷物は手に持たずに背負います。2つ目は、脱ぎ着しやすいこと。歩いている間は暑く、滝の前で止まると冷えるので、すぐ出し入れできる上着が向いています。3つ目は、雨と水しぶきに備えること。4つ目は、軽いことです。往復3時間程度の道なので、重い装備は帰りの下りで脚の負担になります。
| 道具 | 赤目で効く場面 | 型番・公表スペック | 向く人 |
|---|---|---|---|
| リュック | 石段や岩で両手を空ける。上着と雨具を入れておく | カリマー cleave 30(容量30L・Mサイズ・Feather White) | 日帰りの荷物を1つにまとめたい人 |
| 薄手の上着 | 滝の前で立ち止まったときの冷え。午後の谷の日陰 | モンベル シャミース ジャケット(メンズ・薄手) | 脱ぎ着を頻繁にする人 |
| 雨具 | 秋の雨と滝の水しぶき。風よけにもなる | モンベル レインダンサー ジャケット(型番 1128618・ナイロン) | 雨の予報でも予定を動かしにくい人 |
まずリュックです。カリマーの cleave 30 は、容量30Lの登山用リュックです。日帰りの渓谷歩きなら、上着・雨具・飲み物・行動食を入れても余裕がある大きさで、手提げのかばんやショルダーバッグをやめて両手を空けたい人に向いています。
次に上着です。モンベルのシャミース ジャケットは、薄手のフリース素材の上着です。歩いている間は脱いでリュックに入れ、滝の前で止まったときや午後の日陰ですぐ羽織る、という使い方を考えている人に向いています。
最後に雨具です。モンベルのレインダンサー ジャケット(型番 1128618)は、登山用の上下セパレートの雨具の上着にあたります。秋の雨や、滝のそばの水しぶきで服が濡れると、谷の日陰では一気に体が冷えます。傘は石段で片手がふさがるので、渓谷の道では体に着る雨具のほうが動きやすくなります。雨の予報が出ていても日程を動かしにくい人に向いています。
雨具は、上着だけでなく素材の層の違いやサイズの決め方で、着心地も蒸れ方も変わります。登山レインウェアの2層・2.5層・3層の違いとサイズの決め方をまとめた記事で、自分の使い方に合う1着を比べられます。
上着と雨具を両方持つ理由は、役割が違うからです。フリースは保温、雨具は雨と風よけです。雨の日に雨具の下にフリースを着る、晴れて風のある日に雨具を風よけとして羽織る、という重ね方ができるので、2つで秋の谷のほとんどの条件に対応できます。
編集部の見立て:赤目の紅葉歩きで装備に差が出るのは、雨の日と夕方です。晴れた昼間なら街歩きに近い格好でも歩けてしまいますが、雨具を持たずに雨に降られたり、上着を持たずに夕方の谷にいたりすると、体が冷えて歩く速さも落ちます。往復3時間程度という短さに安心せず、上着と雨具だけは天気に関係なく背負っていく、という線引きが妥当だと考えています。
入山料1,000円・入山時間・滝あかりの料金
赤目四十八滝の遊歩道に入るには、入山料(渓谷保全料)がかかります。保勝会の案内によると、個人で大人1,000円、小人500円です(2026年10月6日確認)。これは国や県の法令にもとづく料金ではなく、渓谷を管理する保勝会が定めた渓谷保全のための料金です。
入山時間は、季節で2つの区分に分かれます。夏季は3月第2金曜から11月30日までで8:30〜17:00、冬季は12月1日から3月第2水曜までで9:00〜16:30です。冬季のうち1月1日と2日は9:00〜15:00と、さらに短くなります(いずれも保勝会の案内・2026年10月6日確認)。
| 項目 | 昼(渓谷の遊歩道) | 夜(三重赤目 滝あかり) |
|---|---|---|
| 料金 | 入山料 大人1,000円・小人500円(個人) | 大人700円・小中学生400円。入山料1,000円を支払い済みならそのまま観覧可 |
| 時間(11月30日まで) | 8:30〜17:00(夏季区分) | 2026年10月31日〜11月30日 17:00〜20:00(毎日) |
| 時間(12月1日から) | 9:00〜16:30(冬季区分) | 12月5日〜2027年1月24日 17:00〜19:30(土日祝のみ・年末年始休業) |
| 歩ける範囲 | 約3.3kmの回遊路(往復3時間程度) | ライトアップエリアまで。外灯は無い |
この表で見ておきたいのは、昼と夜の料金のつながりです。保勝会の滝あかりの告知によると、渓谷の入山料1,000円を支払い済みであれば、そのまま滝あかりを観覧できます(2026年10月6日確認)。大人で比べると、昼に入山料1,000円を払った人は追加の料金なしで夜も見られ、夜だけ見る人は700円です。
昼と夜をどう組むか:昼の紅葉と夜の滝あかりを両方見るなら、入山料1,000円で両方に入れる(保勝会の告知・2026年10月6日確認)。昼に奥まで歩き、いったん入口側へ戻って休み、暗くなってからライトアップエリアだけを見るという組み方なら、費用も足元の安全も両立しやすくなります。
ただし、昼から夜まで現地にいると、滞在は長くなります。11月中旬なら、午前に入口を出て昼過ぎに戻り、17時の滝あかりの開始まで待つ形です。その間に体が冷えるので、先の節の上着の話がここで効いてきます。夜は谷の気温がさらに下がるので、昼の格好のままでは寒さがこたえます。
夜の滝あかりで気をつけたいのは、外灯が無いことです。保勝会は、ライトアップ時間中はライトアップエリアまでの入場で、外灯は無いと案内しています。ライトアップされた場所以外は暗いので、足元を照らすライトを持っていくと安心です。昼の遊歩道の奥のほうへ夜に入ることはできません。
入山時間の区分は11月30日と12月1日で切り替わります。見頃の後半、11月末から12月初めに行く人は、行く日がどちらの区分になるかを先に確かめてください。12月1日からは開始が9:00、終わりが16:30に変わります。料金・時間は改定されることがあるため、出発前に保勝会の案内( https://www.akame48taki.com/about/ )で確かめてください。
編集部の判断:入山料1,000円で昼も夜も入れるのは、紅葉の時期に1日かけて楽しみたい人には分かりやすい仕組みです。ただ、夜まで残るつもりなら、その分の防寒を先に用意しておく必要があります。料金の得を優先して、寒さの準備を後回しにするのは順番が逆だと考えています。
昼から夜まで長く外にいる日は、上着より内側の肌着で冷え方が変わります。汗をかいたまま止まると、濡れた肌着が体温を奪うからです。スマートウールのクラシックオールシーズンメリノベースレイヤー ロングスリーブ(型番 SW610)は、メリノウールの長袖の肌着です。昼に歩いて汗をかき、夜の滝あかりまで現地で過ごす予定の人が、綿の肌着の代わりに着る1枚として考えやすいものです。
雨・増水・濡れた岩と落ち葉で滑る場所|公式の中止条項と下りの備え
渓谷の道は、雨の影響を強く受けます。保勝会のお知らせを見ると、2026年6月には台風の接近による規制が出され、6月28日8:30に全面解除されたという告知があります(2026年10月6日確認)。別に、名張市観光協会からも2026年6月5日8:30の解除の告知があり、こちらは別の規制についてのものです。
この2つの告知から読み取れるのは、台風や大雨のときには規制が出て、収まると解除の告知が出る、という流れです。遊歩道全体を閉じる基準を数字で示した公式の記載は見当たりませんが、規制が出たときには保勝会のお知らせに載ります。台風や大雨のあとに行く人は、必ずお知らせを確かめてから出発します。
保勝会の公式FAQには、「みずぐも修行」という体験について、荒天・増水時など安全管理上危険が予想される場合は期間中でも中止する、という記載があります(2026年10月6日確認)。これは体験の中止の規定であり、遊歩道全体の閉鎖の規定ではありません。遊歩道の通行可否は、保勝会のトップページのお知らせ( https://www.akame48taki.com/ )で確かめてください。
雨の日やその翌日の遊歩道では、岩が濡れて滑りやすくなります。加えて紅葉の時期は、雨で落ち葉が濡れ、石段や斜面に貼りつきます。濡れた落ち葉は、その下の岩や土の状態を隠してしまうので、どこに足を置けば安全かが見えにくくなります。紅葉の時期の雨上がりは、1年の中でも渓谷の足元が読みにくい条件が重なる時期です。
滑りやすい場所で守ることは3つです。1つ目は、歩幅を小さくして、足の裏全体で地面に乗ること。2つ目は、濡れた岩や落ち葉の上に、かかとから強く着地しないこと。3つ目は、手すりがあるところでは手をかけ、両手を空けておくことです。下りでは特に、体を後ろに引きすぎると足が前に滑るので、重心を足の真上に置きます。
落ち葉がなぜ滑るのか、どんな歩き方と道具で対処できるのかは、登山道の落ち葉で滑る理由と対策をまとめた記事に詳しく書いています。濡れた落ち葉、乾いた落ち葉、落ち葉の下の石や木の根で、滑り方が違います。
- 前日までに大雨や台風が無かったか(あった場合は保勝会のお知らせで規制を確かめた)
- 当日の雨の予報を見て、雨具を背負っているか
- 靴底の溝が残っている靴を履いているか
- 帰りの下りで疲れが出ることを見込んで、折り返しの時刻を決めてあるか
雨の予報が強い日や、大雨の直後の日は、日程をずらすのが一番の対策です。赤目四十八滝の紅葉は11月中旬を中心に数週間楽しめる時期があるので、1日ずらしても見頃を逃すとは限りません。どうしても予定を変えられないときは、奥まで行かずに手前で引き返す、と最初から決めておきます。
編集部の見立て:雨の日に赤目へ行くかどうかの判断は、「行けるか」ではなく「帰りの下りを落ち着いて歩けるか」で決めるのがよいと考えています。登りや平らな道は雨でも歩けますが、濡れた石段と落ち葉の下りは疲れた脚には厳しくなります。その帰り道を想像して不安があるなら、日を変えるほうが賢明です。
下りで脚に不安がある人は、トレッキングポールを使う手もあります。TheFitLife のトレッキングポールは、折りたたみ式でレバーロック式の長さ調整がついた2本セットです。膝に負担を感じやすい人や、石段の下りで体を支えるものが欲しい人に向いています。ただし、人が多い遊歩道では周りの人にポールの先が当たらないよう、混雑する場所では短くするかしまうなど、使う場面を選びます。
車か電車か|無料の約250台と赤目口駅からのバス、混む日の動き方
赤目四十八滝へは、車でも電車とバスでも行けます。保勝会のアクセス案内によると、駐車場は無料で約250台です(2026年10月6日確認)。FAQでも「周辺の無料駐車場」と案内されています。電車の場合は、近鉄の赤目口駅から三重交通のバスで約10分です。
| 比べる点 | 車 | 電車+バス |
|---|---|---|
| 公式の情報 | 無料の駐車場 約250台(保勝会アクセス案内) | 近鉄赤目口駅から三重交通バスで約10分(保勝会アクセス案内) |
| 紅葉期の臨時の案内 | 2026年の臨時駐車場の案内は公式に見当たらない | 2026年の臨時バスの案内は公式に見当たらない |
| 時間の自由 | 朝早く着ける。帰りの時刻を自分で決められる | バスの時刻に合わせる。最終の便が帰りの締切になる |
| 夜の滝あかり | 夜に車で帰るので、暗い山あいの道を運転する | 夜の部に合うバスがあるかを三重交通で確かめる必要がある |
保勝会のアクセスページに載っているバスの時刻表は、掲載期間が2026年4月1日から11月30日までです。12月以降の時刻や、最新の運行状況は、三重交通の公式で確かめてください。バスで行く人は、帰りの便の時刻を先に調べて、その便に間に合うように折り返しの時刻を決めます。先の節で割り出した日の入からの締切と、帰りのバスの時刻のうち、早いほうが本当の締切です。
駐車場が満車のときに、近くの路上や路肩に車を停めるのはやめてください。紅葉の時期の臨時駐車場の2026年の案内は、公式に見当たりません(2026年10月6日確認)。満車が心配な日は、朝早く着くか、電車とバスで行く方法を選びます。
約250台という台数は、平日なら余裕があっても、見頃の週末には足りなくなることが考えられます。混雑を避ける考え方は単純で、早い時間に着くこと、平日を選ぶこと、見頃の中心の週末を外すこと、の3つです。入山時間は夏季区分で8:30からなので、その時刻に合わせて着けば、駐車場も遊歩道も比較的すいた時間に歩き始められます。
朝早く着くことは、混雑だけでなく、日没からの締切にも効きます。8:30に歩き始めれば、往復3時間程度でも昼前後に戻ってこられます。午後に着いて混雑の中を急いで歩くより、朝のうちに歩き終える計画のほうが、紅葉も落ち着いて見られます。
紅葉の時期の混雑を、時間帯・曜日・行き先の選び方で避ける考え方は、紅葉登山の混雑を避ける方法をまとめた記事にあります。赤目のように駐車場の台数がはっきりしている場所では、着く時刻を早めることが一番効く方法になります。
見頃の中心とされる11月中旬の週末は、ライトアップの期間とも重なり、昼から夜まで人の出入りが続く可能性があります。人の多い遊歩道では、すれ違いや追い越しで立ち止まる時間が増え、往復3時間程度という目安より時間がかかることがあります。混む日ほど、入口を出る時刻を早めに見積もっておきます。
編集部の判断:車で行くなら朝8時台に着く、電車で行くなら帰りのバスの時刻から逆算する、というのが赤目の紅葉の基本の動き方だと考えています。臨時の駐車場やバスが2026年に出るかどうかは分からないので、通常の約250台と通常のバスだけで計画を組んでおけば、当日に慌てずに済みます。
忍者修行の地と伝えられる赤目と、紅葉と一緒に見る滝
赤目四十八滝は、伊賀の忍者が修行した地と伝えられています。また、古くから山岳信仰の修行の場とされてきたとも伝えられます。こうした伝承は、渓谷を歩くときに景色の見え方を少し変えてくれます。ただし、どれも史実として確かめられたものではなく、「そう伝えられている」話として楽しむのがよいでしょう。
「四十八滝」という名前も、滝がちょうど48あるという意味ではなく、数が多いことを表す呼び名とされています。遊歩道沿いには大小の滝が続き、その中でも不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝の5つは「赤目五瀑」と呼ばれています。紅葉の時期は、これらの滝の白い水と、周りの木々の色の対比が見どころになります。
荷担滝は、岩をはさんで2つの流れが落ちる姿で知られる滝です。どの滝がどのあたりにあるかは、保勝会の案内図や現地の看板で確かめられます。保勝会の案内には滝ごとの距離や時間が見当たらないため、どの滝まで行くかは、入口を出た時刻と折り返しの時刻から決めます。
赤目四十八滝の遊歩道の奥のほうには巌窟滝があります。名張市観光協会の案内には、入口から巌窟滝まで約90分との記載がありますが、片道か往復かは文面から読み取れません。保勝会の「約3.3kmの回遊路を、すべて楽しんで往復3時間程度」という値と合わせて読むと、奥まで行って戻る日は、少なくとも3時間を見込んでおくのが妥当です。
伝承や滝の名前を知っておくと、歩くペースにも変化が出ます。ただ眺めながら通り過ぎるより、名前のある滝で足を止め、紅葉と水の流れを見比べる時間ができます。その分、往復の時間は延びるので、先に決めた折り返しの時刻はここでも守ります。
もっと詳しく由来を知りたい人は、保勝会が告知している「ガイドと歩く紅葉ハイキング」のような、案内つきの催しを選ぶ方法もあります。告知は2026年10月3日に掲載されており、日程などの詳細は告知ページで確かめられます。伝承の話は、ガイドの説明として聞くほうが、現地の景色と結びつけやすいはずです。
滝をよく見ようとして、遊歩道から外れて岩の上や水際に近づかないでください。滝のまわりの岩は水しぶきで常に濡れていて、苔もつきやすく、紅葉の時期は落ち葉も加わります。写真を撮るときも、遊歩道や展望の場所から撮るようにします。
赤目のほかにも、近い地域で紅葉と山歩きを組み合わせられる場所があります。奈良県側で標高の高い紅葉を見たい人は、赤目より早い時期に見頃が来る大台ヶ原の紅葉2026年の見頃と動き方を、ススキの高原と低山を歩きたい人は曽爾高原のススキと亀山・倶留尊山の歩き方を比べてみると、秋の予定が組みやすくなります。
編集部の見立て:忍者や修行の伝承は、赤目に行く動機としては十分に魅力があります。ただ、伝承の場所を探して遊歩道の外へ足を向けるのは別の話です。由来は「伝えられている話」として聞き、足元は遊歩道の上に置く、という線を守るのが、紅葉の時期の渓谷を楽しむ前提だと考えています。
見頃の後半〜12月・冬に歩くなら|冬季入山時間と日没と冷え込み
赤目四十八滝の紅葉は、例年11月中旬が渓谷全体の見頃とされています(保勝会の公式FAQ)。見頃の後半や、散り始めの12月に行く人もいるはずです。この時期は、入山時間と日没と冷え込みの3つの条件が変わるので、11月中旬までとは計画の立て方を変えます。
まず入山時間です。保勝会の案内によると、12月1日からは冬季区分になり、入山時間は9:00〜16:30です。1月1日と2日は9:00〜15:00です(2026年10月6日確認)。開始が30分遅くなり、終わりも30分早くなります。
次に日没です。国立天文台の値で、津(県庁所在地)の日の入は、2026年12月1日が16:43、12月15日が16:44、12月30日が16:52です(2026年10月6日確認)。1年で一番日の入が早い時期にあたり、谷の中はこれより早く暗くなります。入山時間の開始が9:00なので、歩き始めから日の入までは7時間ほどしかありません。
12月の時間の組み立て:入山は9:00から(冬季区分)、津の日の入は12月中旬で16:44(国立天文台)。往復3時間程度(保勝会)に余裕を1時間足すと、12月は遅くとも12時半ごろまでに入口を出て、できれば9時台に歩き始めるのが無理のない計画です(右の時刻は編集部の計算)。
冷え込みも強くなります。公式FAQの「最低気温5度以下で見頃」という目安で言えば、12月はそれよりさらに冷える時期です。谷の日陰では、日中でも気温が上がりにくくなります。凍結や積雪がどの時期から始まるかについて、保勝会の公式の記載は見当たりません(2026年10月6日確認)。冷え込みの強い朝や雪の予報がある日は、出かける前に保勝会のお知らせ( https://www.akame48taki.com/ )を確かめてください。
12月の朝は、日陰の石段や岩が冷え込みで滑りやすくなることがあります。凍結の有無は日によって違い、公式の記載で時期を決めることはできません。不安がある日は、午前の早い時間を避けて日が当たってから歩き始めるか、手前で引き返すと決めておきます。凍った足元を無理に越えて奥まで行く必要はありません。
夜の滝あかりは、12月5日から2027年1月24日まで、17:00〜19:30の土日祝のみの開催になり、年末年始は休業です(保勝会の告知・2026年10月6日確認)。11月のように毎日ではないので、平日に行く人は夜の部が無い点に注意します。また12月以降のバスの時刻は、保勝会のアクセスページに載っている時刻表の掲載期間(4月1日〜11月30日)の外になるため、三重交通の公式で確かめます。
冬に足す装備は、渓谷の遊歩道の範囲で考えます。基本は、秋の装備に手袋と帽子、もう1枚の防寒着を足すことです。山頂を目指す冬山ではないので、アイゼンのような本格的な冬山の道具を前提にする必要はありません。足元に不安がある日は、道具を足すより、日を変えるか手前で引き返すほうを優先します。
- 行く日が冬季区分(12月1日から)になるか、入山時間9:00〜16:30を確かめた
- 津の日の入(12月は16時40分台)から、入口を出る時刻を決めた
- 手袋・帽子・もう1枚の防寒着を持った
- 夜の滝あかりに行くなら、その日が土日祝かを確かめた
見頃の後半や12月の赤目は、散り始めた紅葉と、葉が落ちて見通しのよくなった谷を見られる時期でもあります。人出も見頃の中心より落ち着くと考えられます。条件が厳しくなる分を時間の余裕で補えば、混雑の少ない落ち着いた渓谷を歩ける時期でもあります。
編集部の判断:12月の赤目は、時間の締切が一番きつい時期です。入山の開始が遅く、日の入が一番早いので、昼前後に着く計画だと奥まで行くのはかなり難しくなります。冬に行くなら、奥まで行くことにこだわらず、「何時になったら戻る」を先に決めて、行けたところまでを楽しむ、という考え方が向いていると考えています。
ほかの地域で、もう少し早い時期に紅葉の山を歩きたい人は、関西の紅葉登山の見頃の順番と山の選び方や、三重を含む東海の紅葉登山6座を標高から見頃で選ぶ記事も参考になります。標高の高い山から順に色づきが下りてくるので、秋の早い時期は高い山、終わりのほうは赤目のような低い渓谷、と組み合わせると長く紅葉を楽しめます。
よくある質問
Q. 赤目四十八滝の紅葉2026年の見頃はいつですか?
保勝会の公式FAQによると、例年は10月末頃に山上付近から色づき始め、長坂山山上の見頃が11月初旬、渓谷全体の見頃が11月中旬です(2026年10月6日確認)。2026年の実際の色づきは、保勝会が2026年10月2日に公開を告知した紅葉情報の特設サイト( https://www.akame48taki.com/9666/ )で、出かける直前に確かめてください。2026年の見頃の日付を示した公式の予想は、10月6日時点では出ていません。
編集部の見立て:遊歩道から谷の紅葉を見たい人は、渓谷全体の見頃とされる11月中旬を軸に、最低気温が5度を下回り始めたころを狙うのが根拠のある決め方だと考えています。
Q. 遊歩道を全部歩くと何時間かかりますか?
保勝会の案内によると、赤目四十八滝は滝をつなぐ約3.3kmの回遊路で、すべて楽しんで往復3時間程度です(2026年10月6日確認)。名張市観光協会の案内には入口から巌窟滝まで約90分という記載もありますが、片道か往復かは文面から読み取れません。奥まで行って戻る日は、3時間に余裕を足して計画してください。
Q. 入山料はいくらですか?夜の滝あかりは別料金ですか?
入山料(渓谷保全料)は個人で大人1,000円、小人500円です。滝あかりは大人700円・小中学生400円で、渓谷の入山料1,000円を支払い済みならそのまま観覧できます(いずれも保勝会・2026年10月6日確認)。2026年の滝あかりは10月31日〜11月30日の17:00〜20:00、12月5日〜2027年1月24日は17:00〜19:30の土日祝のみです。
Q. 紅葉の時期に臨時駐車場や臨時バスは出ますか?
紅葉期の臨時駐車場や臨時バスの2026年の案内は、公式には見当たりません(2026年10月6日確認)。通常の駐車場は無料で約250台と保勝会のアクセス案内にあります。バスは近鉄赤目口駅から三重交通で約10分で、運行は保勝会のアクセスページ( https://www.akame48taki.com/access/ )からリンクされている三重交通の公式で確かめてください。
Q. 雨の日でも歩けますか?今、通行止めはありますか?
保勝会のお知らせ一覧には、2026年10月6日時点で通行止めの告知は見当たりません。ただし台風や大雨のあとは状況が変わることがあり、2026年6月にも台風接近による規制と全面解除の告知が出ています。出発前に保勝会のトップページ( https://www.akame48taki.com/ )で確かめてください。雨の日は濡れた岩や落ち葉で足元が滑りやすくなるので、雨具と靴底のしっかりした靴を用意し、強い雨の日は日程をずらすことも考えます。
編集部の判断:告知が無いことは規制が無いことの保証ではありません。前日に大雨が降ったなら、当日の朝にもう一度お知らせを開く、という手間を惜しまないのが、渓谷の道を歩く人の基本の動きだと考えています。
まとめ:今日やることは1つ
赤目四十八滝の紅葉2026年について、確かなことを整理します。例年の見頃は、保勝会の公式FAQで山上が11月初旬、渓谷全体が11月中旬です。2026年の実際の色づきは、10月2日に公開が告知された紅葉情報の特設サイトで確かめます。滝あかりは10月31日から11月30日まで毎日、17時から20時です。紅葉まつりや臨時の交通は、10月6日時点で公式の発表が見当たりません。
歩く計画の芯は、約3.3kmの回遊路を往復3時間程度という公式値と、津の日の入(11月15日は16:49)です。そこから割り出すと、11月中旬は遅くとも12時45分ごろまでに入口を出たいところで、できれば午前中に歩き始めるのが無理のない計画になります。
編集部の見立て:赤目の紅葉で迷うのは「いつ行くか」ですが、実際に当日の満足度を決めるのは「何時に入口を出るか」のほうです。見頃の週を決めたら、次は出発の時刻を決める、という順番で考えると計画が固まりやすくなります。
今日やることは1つです。保勝会の紅葉情報の特設サイトの告知ページ( https://www.akame48taki.com/9666/ )をブックマークすること。そこから先の準備は、次の3つの手順で足りるはずです。
- 今日、保勝会の紅葉情報の告知ページとトップページをブックマークし、週間予報で名張周辺の最低気温が8度・5度を下回り始める時期を見張る
- 行く日が決まったら、津の日の入から入口を出る時刻と折り返しの時刻を決める(11月中旬なら12時45分より前に入口を出る)。電車なら帰りのバスの時刻も三重交通で調べる
- 前日と当日の朝に、保勝会のお知らせで通行止め・規制が出ていないかを確かめ、雨具と上着を背負って出発する
編集部の判断:2026年の見頃の日付を予想で決めつけず、公式の例年の目安と現地の紅葉情報、それに日の入の時刻の3つで判断する。この組み立てなら、秋の進み方が早い年でも遅い年でも、赤目の紅葉を明るいうちに見て戻ってこられると考えています。
出典
- 赤目四十八滝保勝会「よくある質問・お問い合わせ」(紅葉の例年の目安・最低気温の目安・みずぐも修行の中止条件・周辺の無料駐車場) https://www.akame48taki.com/faq-contact/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「赤目四十八滝について」(約3.3kmの回遊路・往復3時間程度・入山料・入山時間・ライトアップ時間中の入場範囲) https://www.akame48taki.com/about/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「アクセス」(無料駐車場約250台・近鉄赤目口駅から三重交通バス約10分・時刻表の掲載期間) https://www.akame48taki.com/access/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会 トップページ(お知らせ一覧・所在地) https://www.akame48taki.com/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「赤目四十八滝紅葉情報」特設サイト公開の告知 https://www.akame48taki.com/9666/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「三重赤目 滝あかり」告知(日程・時間・料金) https://www.akame48taki.com/9505/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「ガイドと歩く紅葉ハイキング」告知 https://www.akame48taki.com/7948/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会「赤目で星空観察会」告知 https://www.akame48taki.com/9534/ (2026年10月6日確認)
- 赤目四十八滝保勝会 台風接近による規制の全面解除の告知 https://www.akame48taki.com/9084/ (2026年10月6日確認)
- 名張市観光協会 規制解除の告知 https://kankou-nabari.jp/news/6284 (2026年10月6日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」津 2026年10月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s2510.html (2026年10月6日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」津 2026年11月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s2511.html (2026年10月6日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」津 2026年12月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s2512.html (2026年10月6日確認)
- 国土地理院 地理院地図 https://maps.gsi.go.jp/ (2026年10月6日確認)


