

「リュックの中で重い物をどこに入れればいいか分からない」「詰め方を変えるだけで本当に疲れが変わるのか」——登山を始めたばかりの人ほど、パッキングは荷物を隙間なく詰め込む作業だと考えがちです。しかし実際には、同じ荷物・同じ重さでも、どこに何を配置するかによって歩行中の安定感や疲労の蓄積ははっきりと変わります。
この記事では、パッキングの核心である「重い物をどこに置くか」を中心に、リュックの中を上部・中央・下部・雨蓋の4つに分けて考える基本の詰め方、日帰りと泊まりで変えるべきポイント、雨からリュックの中身を守る防水の3段階までを具体的に解説します。
なお、何を持っていくかという持ち物そのものの一覧は登山の持ち物リストを扱った記事で紹介しています。本記事は、すでに持ち物が決まっている前提で「それをどう詰めるか」に絞って解説します。
重心が変わればパッキングも変わる——疲労と安全性を左右する理由


登山のリュックは、着替えや水、食料、雨具など重さも大きさも異なる荷物を一つの袋にまとめて背負う道具です。同じ荷物を詰めていても、重い物を体から離れた位置に置くか、体に近い位置に置くかで、歩行中に感じる負担ははっきりと変わってきます。
重心が体から離れるとブレる
ドイターの公式サイトでは、パッキングのポイントとして「体幹の近くに、重い物をパッキングする」ことがキーポイントだと説明されています。ダンベルを体から離して持つと同じ重さでも重く感じるのと同じ理屈で、重い物が体の重心から離れるほど、少しの動きでも体は大きく振られやすくなるという考え方です。
同じ資料では、避けたほうがよい詰め方として2つのパターンが挙げられています。ひとつは荷物を下部に集中させる詰め方で、体が下に引っ張られて後傾になりやすく、バランスを崩したときの転倒リスクが高まるという指摘です。もうひとつは荷物の重心が上部や外側に偏る詰め方で、歩くたびに振り子のように体が振られてしまうリスクがあるとされています。この2つを避け、重い物を「背中に近い、体の重心に近い位置」にまとめることが、パッキングの土台になります。下りの岩場や木の根が張った道ではこの差がさらに大きく出るため、重心を体に近づけておくほど、とっさの一歩でも体勢を立て直せます。
🚨重い物はどこに置く?基本は「3層+雨蓋」

リュックの中身は「下部」「中央・背中側」「上部」、そして多くのモデルに付いている「雨蓋(あまぶた)」の4つのゾーンに分けて考えると整理しやすくなります。雨蓋とはリュック最上部にある独立したポケットのことで、本体を下ろさなくても開閉できる唯一の場所です。
下部(ボトム)=軽くて使わないもの
寝袋や行動中には使わない着替えなど、かさばるけれど軽い荷物を下部にまとめます。下部は体の重心からもっとも遠いゾーンなので、ここに重い物を入れると、歩くたびに荷物が振られる原因になります。逆に軽い物であれば、多少体から離れていても歩行への影響は小さく済みます。
中央・背中側=重い物を集める
食料、水、調理器具など、リュックの中でいちばん重い物は中央の、背中に接する側にまとめます。目安は肩甲骨の高さ付近です。ここに重い物を集めることで重心が体幹に近づき、歩行中のブレが小さくなります。「重い物は下」でも「重い物は上」でもなく、「重い物は背中側の中央、肩甲骨の高さ」というのがパッキングの基本です。
上部(トップ)=すぐ使うもの
レインウェアや防寒着、行動食、地図など、行動中に立ち止まってすぐ取り出したい物は上部に置きます。中央の重い物より軽い物が中心になるため、重心への影響を抑えながら、必要なときにすぐ取り出せます。
雨蓋(トップリッド)=小物と貴重品
雨蓋には、行動食、モバイルバッテリー、常備薬、貴重品など、行動中に何度も出し入れする細かい小物を入れます。リュック本体を下ろさずに開閉できるのは雨蓋だけなので、「歩きながら何度も触る物」を優先的にここへ集めるのがコツです。重い物をまとめて入れる場所ではありません。
この4つのゾーンの関係を表にまとめると、次のようになります。
| 置く場所 | 入れるもの | 理由 |
|---|---|---|
| 下部(ボトム) | 寝袋、行動中に使わない着替えなど軽くてかさばる物 | 重心からもっとも遠いので、重い物を入れるとブレる原因になる |
| 中央・背中側 | 食料・水・調理器具など重い物 | 体幹に近づくほど重心が安定し、歩行のブレが小さくなる |
| 上部(トップ) | レインウェア・防寒着・行動食など、すぐ使う物 | 重い物より軽い物を置き、立ち止まってすぐ取り出せるようにする |
| 雨蓋(トップリッド) | 地図・行動食・貴重品・モバイルバッテリーなど頻繁に出し入れする小物 | リュックを下ろさずに開閉できる唯一の場所だから |
日帰りと泊まりでザックの詰め方を変える
「3層+雨蓋」という基本の考え方は共通していますが、日帰りと山小屋泊・テント泊とでは荷物の量も中身も変わるため、詰め方も少し調整が必要です。
日帰り登山の詰め方
日帰りの場合は寝袋やテントが無いぶん、下部にはあまり物が入りません。無理に下部を埋めようとせず、雨具や防寒着など上部・雨蓋に置くべき物を優先し、中央・背中側には水や食料といった重い物をまとめます。山と溪谷オンラインの解説では、日帰り登山向けのザックは25〜30L程度あれば十分とされています。容量そのものの選び方は20L前後のザックを扱った記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
山小屋泊・テント泊の詰め方
泊まりの登山では、寝袋が荷物の中でもっともかさばる存在になります。寝袋は行動中に使わないため、重さのわりに下部に収めるのが基本です。テントを持つ場合は中央付近、着替えは使う日ごとにスタッフバッグで小分けにしておくと、雨蓋や上部を圧迫せずに済みます。同じ山と溪谷オンラインの記事では、山小屋泊で30〜40L、1泊程度のテント泊で45L前後が目安とされています。40L前後の本格的なザックについては40Lクラスのザックを扱った記事、テント泊用のザックはテント泊向けザックの記事で選び方を紹介しています。本記事では容量の選び方には深入りせず、詰め方の解説を続けます。
パッキングの手順——実際に詰める順番
3層+雨蓋の考え方が分かっても、いざ荷物を目の前にすると、どこから手をつければいいか迷うことがあります。ここでは実際に詰めるときの手順を紹介します。
1. 荷物をすべて床に並べる
いきなりリュックに詰め始めるのではなく、持っていく荷物を先に床やテーブルの上にすべて並べます。全体の量を目で確認しておくと、後から「入らない」「詰め方をやり直す」という手戻りを防げます。
2. 3層+雨蓋のグループに仕分ける
並べた荷物を、これまで説明してきた「下部」「中央・背中側」「上部」「雨蓋」の4グループに仕分けます。このとき、スタッフバッグに入れる物・ドライバッグに入れる物も同時に振り分けておくと、後の作業がスムーズになります。
3. 下部から順に、隙間を作らずに詰める
下部の軽い荷物から詰め始め、中央・背中側の重い物、上部の物、最後に雨蓋という順番で進めます。荷物と荷物の間に隙間があると、歩いているうちに中で動いてバランスを崩す原因になるため、靴下やタオルなど小さい物で隙間を埋めながら詰めるのがコツです。詰め終えたらサイドの圧縮ベルトを締め、リュック全体の形をひとまわり小さくまとめておくと、中の荷物がいっそう動きにくくなります。
4. 背負って揺すり、中で動かないか確かめる
詰め終えたら実際に背負い、軽く体を左右に揺すってみます。中で荷物がゴソゴソと動く音がする場合は、隙間が残っているサインです。動きが気になるときはいったん背負うのをやめて、詰め直すか圧縮ベルトを締め直します。
小分けと防水は3段階で考える

登山中の雨対策というと「ザックカバーをつければ大丈夫」と考えがちですが、それだけでは中身を完全には守り切れません。防水は「ザックカバー」「スタッフバッグでの小分け」「完全防水のドライバッグ」の3段階に分けて考えると、荷物ごとに必要な対策がはっきりします。
第1段階:ザックカバーだけでは中まで濡れる
ザックカバーはリュックの外側全体を雨から覆う道具で、上から降る雨には有効です。ただし横殴りの雨や、背中とリュックの間から入り込む雨、地面からの跳ね返りまでは防ぎきれません。カバーをかけていても内部の荷物がしっとり湿ってしまうことは珍しくないため、カバーは「最初の一枚」と考えたほうが安全です。
第2段階:スタッフバッグで小分けにする
着替えや食料など、カテゴリーごとにスタッフバッグへ小分けにしておくと、多少の水しぶきや湿気からは守れるうえに、雨蓋や中央のどこに何が入っているか一目で分かるようになります。
たとえば
のようなセットを使えば、3L・5L・10L・15Lとサイズが分かれているため、「着替え用」「行動食用」「小物用」のようにサイズごと・用途ごとに小分けができます。4枚セットで合計(約90g)という軽さで、撥水加工のナイロン生地でできているため、多少の湿気なら防いでくれます。
雨蓋に入れるような細かい物は、もっと小さいスタッフバッグに分けておくと迷いません。
は20×15cm(重さ15g)というごく小さいサイズで(イスカ公式サイトより)、モバイルバッテリーや常備薬、ヘッドライトなど、雨蓋の中でさらに小分けにしたい小物をまとめるのに向いています。
第3段階:濡らせないものは完全防水のドライバッグへ
寝袋、電子機器、着替えの最後の1着など「どうしても濡らしたくない物」は、スタッフバッグではなく完全防水のドライバッグに入れます。ドライバッグは開口部をロールして留める構造で、水にある程度浸かっても中まで水が入りにくいのが特徴です。
は2L・4L・8Lの3サイズがセットになったドライバッグで、4Lと8Lをあわせても(約90g)という軽さです(販売ページより)。20Dナイロンにシリコン加工と防水フィルムを裏張りし、縫い目をテープで処理した作りで、寝袋や着替えなど濡らしたくない荷物をサイズ別に完全防水できます。
電子機器だけをコンパクトに守りたいときは
のような単体タイプが便利です。容量8L(重さ約60g)、耐水圧10,000mm(販売ページより)というスペックで、スマートフォンの予備バッテリーや行動中に使わない電子機器を、雨の中でも安心して収納できます。
この3段階を表にまとめると、次のようになります。
| 手段 | 防げる濡れ | 向いている物 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ザックカバー | 上から降る雨 | ザック全体のおおまかな防水 | 横殴りの雨や跳ね返りは防げず、中まで湿ることがある |
| スタッフバッグ(小分け) | ある程度の水しぶきや湿気 | 着替え・行動食など、カテゴリー分けしたい物 | 完全防水ではないモデルも多い |
| ドライバッグ(完全防水) | 水没に近い状況でも内部を守る | 寝袋・電子機器・着替えなど濡らしたくない物 | 容量のわりに価格が上がりやすい |
ドライバッグそのものの選び方はドライバッグを扱った記事でさらに詳しく紹介しています。
詰め方を実践できるザックの例(容量別)

ここまで紹介した詰め方は、区切りやアクセスのしやすさを備えたザックほど実践しやすくなります。ここでは役割の異なる3つのザックを例として紹介します。容量からザック本体を選びたい場合は、前の章で触れた記事もあわせて参考にしてください。
23Lの本体ザック
は容量23L(重量1,180g)、適正荷重3〜6kgというスペックのモデルです(ドイター公式サイトより)。背面にエアメッシュのフレームを備えており、日帰りから山小屋泊1泊程度まで対応できるオーソドックスな容量です。背中に接する部分がしっかりしているため、本記事で説明した「重い物を背中側・肩甲骨の高さに寄せる」詰め方をそのまま実践しやすい構造をしています。
パッカブルなデイパック
は容量22.5L(重量約220g、販売ページより)という薄手の軽量素材で作られたパッカブルモデルです。バックパネルにはパッドが入り、チェストストラップも付いているため、本体だけでもデイパックとして使えます。収納袋に入れれば手のひらに収まるサイズになるので、母艦となる大きいザックの中に予備として忍ばせておき、下山後の街歩き用や、荷物が増えたときのサブザックとして持っておくという使い方もできます。
極小・極軽のサブザック
は容量20L(重量72g)というスペックのモデルです。シートゥサミット正規代理店ロストアローの公式サイトによると、本体重量の250倍の荷重に耐える設計とされています。たたむと片手に収まるサイズになるため、テント泊の母艦ザックのポケットに入れておき、水場までの往復や、テント場から山頂へのアタック時に「軽い物だけを入れて身軽に動きたい」場面で使うサブザックの好例です。こうした使い方をするアタックザックについては、別の記事でくわしく取り上げています。
体格や体力に合わせてザック本体を選びたい場合は、女性向けザックを扱った記事も参考になります。本記事ではザックそのものの選び方には深入りせず、詰め方の解説へ話を戻します。
使用頻度別の配置も合わせて考える

「重さ」を軸にした3層+雨蓋の考え方に加えて、「どれくらいの頻度で使うか」という軸も合わせると、詰め方はさらに整理しやすくなります。
手前によく使うもの
- 水筒やスポーツドリンク
- 行動食やエナジーバー
- 雨具(レインウェア・ザックカバー)
- 地図やコンパス、スマートフォン
これらは重さに関係なく、歩行中に何度も取り出す物です。雨蓋や上部などアクセスしやすい位置にまとめておきます。
中間にときどき使うもの
- 着替え(下着・靴下など)
- 予備の手袋やネックウォーマー
- 救急用品
- モバイルバッテリー
休憩のたびに取り出すほどではないものの、行動中に一度は使う可能性がある物です。中央付近、手を伸ばせば届く位置に収めます。
奥にほとんど使わないもの
- 寝袋やテント(泊まりの場合)
- 調理器具
- その日食べきらない予備の食料
行動中に取り出す予定がない物は、重さを基準にした配置(重ければ背中側、軽ければ下部)を優先してかまいません。使用頻度と重さ、2つの軸を組み合わせて考えるのがコツです。
重量配分と左右バランスのコツ
前後(背中側と外側)の重心に加えて、左右のバランスも歩行の安定感に関わります。サイドポケットに水筒を片側だけ入れる、ハイドレーションを片側の外ポケットに入れっぱなしにするといった詰め方は、時間が経つにつれて左右差として体に負担をかけます。
次の3点を意識すると、左右のブレを抑えられます。
- サイドポケットに物を入れるときは、反対側にも同程度の重さの物を入れる
- 片側だけに重い物が集中していないか、背負う前にリュックを両手で持ち上げて確認する
- 行動中に水や食料を消費して片側が軽くなったら、休憩のタイミングで中身を詰め直す
とくに水は1Lでおよそ1kgとまとまった重さになるため、ハイドレーションやペットボトルの残量が減ってくると、それだけで重心のバランスが変わります。休憩のたびに軽く背負い直し、違和感がないか確かめる習慣をつけておくと安心です。
総重量についても、闇雲に軽くすればよいわけではなく、モデルごとに設計上の目安が示されている場合があります。たとえばドイター フューチュラ23の場合、メーカーは適正荷重を3〜6kgとしています(ドイター公式サイトより)。この数値はモデルによって異なるため、購入前に公式ページで確認しておくと、ザックの性能を無理なく引き出せます。
よくある質問
Q. 重い物はザックの上と下、どちらに入れるべきですか?
どちらでもありません。重い物は「背中に接する中央付近、肩甲骨の高さ」に集めるのが基本です。下に入れると重心が下がって後傾しやすくなり、上に入れると重心が高くなって振られやすくなります。
Q. 雨蓋には何を入れればいいですか?
リュックを下ろさずに出し入れできる唯一の場所なので、行動食、モバイルバッテリー、常備薬、地図、貴重品など、行動中に何度も触る細かい物を入れます。重い物をまとめて入れる場所ではありません。
Q. ザックカバーをつけていれば中は濡れませんか?
ザックカバーは上から降る雨には有効ですが、横殴りの雨や背中側からの浸水までは防ぎきれません。カバーだけに頼らず、濡らしたくない物はスタッフバッグやドライバッグでさらに守ることをおすすめします。
Q. 日帰り登山でもスタッフバッグは必要ですか?
必須ではありませんが、着替えや行動食を小分けにしておくと、リュックの中で迷わず取り出せるようになります。荷物の少ない日帰りほど、雨蓋や上部の限られたスペースを整理する効果を感じやすくなります。
Q. パッキングにはどれくらい時間をかければいいですか?
公表されている目安は確認できませんでした。前日にいったん詰めてみて、当日の朝に行動食や飲み物だけを入れ替える、という2段階で詰めると、当日の準備時間を短縮しながら詰め方の見直しもできます。
Q. 体格が小さい人や女性はどう詰め方を変えればいいですか?
詰め方の基本(重い物は背中側・肩甲骨の高さ)は体格に関わらず共通です。ただし体格が小さいとリュック自体の背面長も短くなるため、体に合ったサイズのザックを選んだうえで同じ考え方を当てはめることが大切です。女性向けザックを扱った記事もあわせて参考にしてください。
Q. サブザックはどんな時に使いますか?
テント泊や山小屋泊のように母艦となる大きいザックを使う登山で、山頂へのアタックや水場までの往復など、荷物を減らして身軽に動きたい場面で使います。折りたたむと小さくなる超軽量タイプを母艦ザックのポケットに入れておくと、必要な場面ですぐ使えます。
Q. ザックの重さは何kgくらいまでにすべきですか?
ザック本体の適正荷重はモデルごとに公式サイトで示されている場合があります。ドイター フューチュラ23の例では3〜6kgという数値が示されていますが(ドイター公式サイトより)、これはこのモデル固有の目安です。使うザックの公式ページで適正荷重を確認したうえで、重い物を背中側に寄せる詰め方を組み合わせるのが安全です。
Q. 荷物と荷物の隙間はどうすればいいですか?
隙間をそのままにすると、歩いているうちに荷物が動いてバランスが崩れる原因になります。靴下や手袋、タオルなど小さくて柔らかい物を隙間に詰めて、リュックの中で荷物が動かない状態を作ります。
Q. スタッフバッグとドライバッグ、両方そろえる必要がありますか?
必ず両方そろえなければならないわけではありません。行き先の天気や季節、濡らしたくない物の有無で選べば十分です。日帰りで晴れの予報なら小分け用のスタッフバッグだけで足りることが多く、雨の予報やテント泊で寝袋・電子機器を持つ場合は、完全防水のドライバッグを1〜2枚加えると安心です。
まとめ

登山のパッキングは、荷物を隙間なく詰め込む作業ではなく、重心をコントロールする作業です。最後に、この記事の要点を振り返ります。
- 重い物は「背中側の中央、肩甲骨の高さ」に集める。下部や上部の外側に集中させない
- リュックの中は「下部=軽くて使わない物」「中央・背中側=重い物」「上部=すぐ使う物」「雨蓋=小物」の3層+雨蓋で考える
- 日帰りと泊まりでは荷物の量が変わるため、詰め方も調整する。寝袋は泊まりの荷物の中で下部に収める代表格
- 防水は「ザックカバー」「スタッフバッグでの小分け」「完全防水のドライバッグ」の3段階で考え、濡らしたくない物ほど強い対策を選ぶ
- 左右のバランスにも気を配り、片側だけに重い物を集中させない
- 詰め終えたら軽く体を揺すり、中で荷物が動かないか確かめる。隙間には小さい物を詰めて埋める
次に荷物を詰めるときは、まず重い物をどこに置くかを最初に決めてみてください。それだけで、次の登山の歩きやすさが変わってきます。
出典
- ドイター公式サイト(イワタニ・プリムス株式会社)「登山用バックパックを本当の快適さで背負う3つのポイント」(重心とパッキングの考え方)
- ドイター公式サイト「Futura 23」商品ページ(フューチュラ23の重量・容量・サイズ・適正荷重)
- イスカ公式サイト「スタッフバッグ XS」(サイズ・重量)
- シートゥサミット正規代理店ロストアロー「ウルトラシルデイパック」商品ページ(重量・容量)
- 山と溪谷オンライン「登山用バックパック(ザック)の選び方と正しい使い方」(容量の目安)
- Amazon.co.jp「グレゴリー デイパックLT」商品ページ(容量・重量)
- Amazon.co.jp「シートゥサミット Evacドライバッグ 8L」商品ページ(重量・耐水圧)
- Amazon.co.jp「Bee Nestingバックパッキング用超軽量ドライバッグセット」商品ページ(容量構成・重量)
- Amazon.co.jp「MOCAL スタッフバッグ 超軽量・撥水・4枚セット」商品ページ(容量構成・重量)
※数値は2026年8月14日時点で各公式ページ・販売ページに記載の値です。





