日の入16時28分とケーブルカーの運転見合わせで決まる冬の御岳山|駐車場19時・年末年始の前年ダイヤ

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御岳山(東京都青梅市・標高929m、武蔵御嶽神社の公式サイトによる)は、冬でも御岳登山鉄道のケーブルカーで山の上まで上がれる山です。滝本駅から御岳山駅までの乗車時間は約6分と、御岳登山鉄道の公式サイトに示されています(2026年10月28日確認)。歩き出す地点がすでに山の上にあるので、冬の山の入口として名前が挙がりやすい山です。

ただし冬の御岳山では、体力より先に「時計」が歩ける範囲を決めます。東京の日の入は11月末から12月初めに16時28分まで早まり、ケーブルカーとリフトは雨・雪・強風で止まる場合があり、滝本駅駐車場は通常19時に閉まります。冬の御岳山は、日没・ケーブルカー・駐車場という3本の時計を重ねて、どこまで歩くかを決める山です。

東京都御岳ビジターセンターのコース状況の表(2026年9月18日更新)では、表参道(滝本駅〜武蔵御嶽神社)、ロックガーデン、御岳山〜大岳山、御岳山〜日の出山はいずれも「通行可」です。一方で神苑の森コースは倒木のため当面通行止め、日の出山〜上養沢や御岳山〜大楢峠など複数の区間が通行止めになっています(2026年10月28日確認)。状況は変わるため、出発前に同センターの表(https://mitakevc.ces-net.jp/trailinformation.html)を開いてください。

雪の無い季節にケーブルカーだけで足りるのか、ロックガーデンまで歩く条件は何かは、御岳山はケーブルカーで足りるか・ロックガーデンまで歩く条件と装備にまとめています。ここから先は、冬だけに起きる違いに絞って書きます。

  • 東京の日の入(11月1日16時46分〜12月1日16時28分〜2月28日17時35分)から、山上の駅へ戻る時刻を決める考え方
  • ケーブルカーとリフトは雨・雪・強風で一時運転見合わせや終日運転中止の場合があり、2026-27年冬の運行は2026年10月28日時点で未発表であること
  • 滝本駅駐車場は136台・通常7時10分〜19時で、19時から翌7時10分は出庫も入庫もできないこと(前年案内)
  • チェーンスパイクを持つ公式の基準は無く、霜柱や雪の残る日陰を歩くかどうかで各自が決めること
  • 神社まで・ロックガーデンまで・大岳山までの3段階で、冬の引き返し線をどこに引くか
  • 神苑の森・日の出山〜上養沢・大楢峠・三室山〜愛宕山・御岳林道の通行止めの範囲と期間
  • 2025-26年の年末年始の前年実績(大晦日23時にケーブルカー再開・駐車場22時45分再開)と、2026-27年の確認先

冬の御岳山は東京の日の入16時28分から時刻を決める

冬の山歩きで一番短くなるのは、歩ける時間です。国立天文台の「各地のこよみ」による東京の日の入は、11月1日が16時46分、11月15日が16時35分、11月30日と12月1日が16時28分です(2026年10月28日確認)。12月15日は16時29分、12月31日は16時37分と、年末にかけてわずかに遅くなります。

日付 東京の日の入 編集部の目安(山上の駅へ戻る時刻)
2026年11月1日 16時46分 15時15分ごろまで
2026年11月15日 16時35分 15時05分ごろまで
2026年11月30日・12月1日 16時28分(最も早い) 15時ごろまで
2026年12月15日 16時29分 15時ごろまで
2026年12月31日 16時37分 15時05分ごろまで
2027年1月15日 16時51分 15時20分ごろまで
2027年1月31日 17時07分 15時35分ごろまで
2027年2月15日 17時22分 15時50分ごろまで
2027年2月28日 17時35分 16時05分ごろまで

表の右の列は公式の値ではありません。日の入の1時間30分前を、御岳山駅に戻る目安として編集部が置いた時刻です。東京の日の入は東京の計算値で、山の中は尾根や木の影でそれより早く暗くなります。東京都御岳ビジターセンターも、秋から冬は林内が早く暗くなるため早めに下山するよう案内し、その日の日没時間を事前に確認して余裕のある計画を立てること、ヘッドライトを準備することを呼びかけています(2026年10月28日確認)。

冬の御岳山で確かめる5つの時刻と数字。左に項目、右に値・条件を並べた対応表の図解。ケーブルカー=乗車約6分・雪や強風で止まる場合あり/滝本駅駐車場=136台・7:10〜19:00/東京の日の入=最も早い時期で16:28/青梅の1月の平年値=平均3.2℃・日最低-2.3℃/2025-26年末年始=12/29〜1/4は土休日ダイヤ。図の下部に「御岳登山鉄道・国立天文台・気象庁(2026年10月28日確認)」と注記。
冬の御岳山で確かめる5つの時刻と数字。左に項目、右に値・条件を並べた対応表の図解。ケーブルカー=乗車約6分・雪や強風で止まる場合あり/滝本駅駐車場=136台・7:10〜19:00/東京の日の入=最も早い時期で16:28/青梅の1月の平年値=平均3.2℃・日最低-2.3℃/2025-26年末年始=12/29〜1/4は土休日ダイヤ。図の下部に「御岳登山鉄道・国立天文台・気象庁(2026年10月28日確認)」と注記。

編集部の見立て:冬の御岳山で計画を崩すのは、道の難しさより「午後の時間の短さ」だと考えています。昼食をゆっくり取って13時に歩き出すと、12月なら山の上で使える時間は2時間ほどしか残りません。冬は朝のうちに山上へ着く計画が、範囲を広げる一番の近道です。

ケーブルカーの終発も、この時計に加わります。御岳登山鉄道の時刻表ページは2023年3月18日改正と表示されていますが、始発・終発は画像で掲載されています。最新の時刻は出かける日に同社の時刻表ページ(https://www.mitaketozan.co.jp/timetable.html)で確かめ、日の入から決めた時刻と終発のうち、早いほうを戻りの締め切りにしてください。

「日の入までに駅に着けば間に合う」と考えないでください。日の入の時刻は空の明るさの区切りで、林の中の足元が見えるかどうかとは別です。冬は暗くなってから気温も下がり、凍った場所が見えにくくなります。戻りの締め切りは、日の入ではなく、その1時間半前に置くほうが計画として崩れにくくなります。

ケーブルカーとリフトは雨・雪・強風で止まる場合がある

冬の御岳山で「上がれる山」という前提を支えているのはケーブルカーです。御岳登山鉄道の2025年12月の案内では、ケーブルカーとリフトはどちらも雨・雪・強風などで一時運転見合わせ、または終日運転中止になる場合があるという趣旨が示されています(2025-26年の案内・2026年10月28日確認)。雪の量や風の強さに何の数値で止めるかという基準は、公式に示されていません。

リフトは、事業者の公式ページに「天候・季節により運休の場合あり」と書かれています。前年の2026年1月31日(土)と2月1日(日)は、設備メンテナンスのため終日休止でした。これは前年の予定で、2026-27年冬の休止日は2026年10月28日時点で未発表です。

冬の索道の位置づけ:ケーブルカーもリフトも、事業者の運行判断で動く乗り物です。法令による通行止めとは性格が違い、当日の天候で朝から止まることも、途中で止まることもあります。冬は「ケーブルカーが動かなかったら、どう帰るか」を決めてから山に上がるのが、時刻の計画と同じくらい大切になります。

動かない日の帰り道として現実的なのは、表参道(滝本駅〜武蔵御嶽神社)を歩いて下りることです。この区間は御岳ビジターセンターの表で「通行可」となっています(2026年9月18日更新)。歩いて下りる所要時間は、出発前に地図やビジターセンターの案内で調べておいてください。所要時間を知らないまま「歩けばいい」と考えると、日の入の時計とぶつかります。

  • 出かける日の朝に、御岳登山鉄道の公式サイト(https://www.mitaketozan.co.jp/)で運行のお知らせを見たか
  • ケーブルカーが止まったときに、表参道を歩いて下りる所要時間を把握しているか
  • 歩いて下りる時間を足しても、日の入の前に滝本駅まで下りられる時刻に山上を出られるか
  • リフトに乗る前提の計画になっていないか(冬は天候・季節で運休の場合がある)

編集部の判断:雪の予報が出ている日、風が強い予報の日は、ケーブルカーに乗る前に「今日は歩いて下りられる範囲だけにする」と決めておくのが無理のない線です。上がったあとで止まると、選べる道が一気に減ります。動く日でも、動かない日の帰り方を持っている人ほど判断に余裕が残ります。

ケーブルカーの乗車時間(約6分)は、天候による見合わせの時間を含みません。一時見合わせの場合は駅で待つことになり、そのあいだも気温は下がっていきます。駅で待つ時間を想定して、上着を1枚多く持っておくと待ち時間の冷えに対応できます。

滝本駅駐車場は136台・19時で閉まる|車か電車・バスか

車で向かう場合の拠点は、御岳登山鉄道の滝本駅駐車場です。公式サイトによると台数は136台、営業時間は7時10分〜19時です(2026年10月28日確認)。前年の年末年始の案内では、1月2日以降は通常どおり7時10分〜19時で、19時から翌7時10分までは出庫・入庫ともできないと書かれています。19時を過ぎると車を出せなくなるので、帰りの時刻はケーブルカーの終発だけでなく駐車場の閉まる時刻とも合わせる必要があります。

カーナビには「御岳登山鉄道 滝本駅」と入力するよう、公式が案内しています。「御岳山」と入れると通行止めの道に案内されるためです。また駐車台数に限りがあり、繁忙期は駐車できない場合があるとして、公共交通での来訪を勧めています。

比べる点 車(滝本駅駐車場) 電車とバス(御嶽駅〜ケーブル下)
時刻の締め切り 駐車場が19時に閉まる(通常) バスの最終の時刻(西東京バスの時刻表で確認)
雪・凍結の日 駐車場の雪や凍結の日の扱いは公式に記載が見当たらない。タイヤの装備は自己判断 路面の運転を自分でしなくて済む。ただしバスの雪の日の運休基準も公式に見当たらない
混雑 台数に限りがあり、繁忙期は停められない場合がある 車の入庫待ちが無い
確認先 https://www.mitaketozan.co.jp/accessmap.html https://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/pocket.html

西東京バスの御岳山エリアのハイキング時刻表は、2026年4月1日に改正されたものが掲載されています(2026年10月28日確認)。冬専用のダイヤや、雪の日にどう運休するかの基準は、公式に見当たりません。冬に電車とバスで行く場合は、出かける日に同社の公式サイトで運行を確かめてください。

駐車場が満車のときに、周辺の路肩や道路に車を停めないでください。前年の年末年始の案内でも、混雑時は入庫が遅れる場合があるとして周辺の民間駐車場が案内されています。停める場所が見つからない日は、電車とバスに切り替えるほうが一日の計画を守れます。

編集部の見立て:雪の予報がある冬の日に限っていえば、電車とバスのほうが判断が一つ減ります。駐車場の雪の扱いが公式に示されていない以上、車で行くならタイヤと帰りの路面まで自分で背負うことになるからです。車を選ぶなら、19時の締め切りと路面の両方を見て、余裕のある日に絞るのが落ち着いた選び方です。

チェーンスパイクを持つ日、持たなくていい日の線引き

御岳山でチェーンスパイクを持つべき日の公式の基準はありません。御岳登山鉄道や東京都、ビジターセンターが、冬の装備として滑り止めを指定した記載も見当たりません(2026年10月28日確認)。持つかどうかは、各自が当日の状況から決めることになります。

判断の軸は、その日に歩く道の「日陰」と「時間帯」です。御岳山の凍結や積雪が始まる日を示した公式の記載は無く、青梅アメダスにも降雪・積雪の平年値は数値がありません。そのため、霜柱や雪が残る朝夕の日陰を歩く計画なら、チェーンスパイクの携行を検討してください。これは公式の指定ではなく、各自の判断です。

足元の線引き:前日に雪が降った日、最低気温が氷点下の朝、日陰の道を長く歩く計画の日は、チェーンスパイクを持っていくほうに倒します。逆に、晴れが続いて雪が無く、ケーブルカーで上がって参道と神社だけを日中に歩く日は、持たない判断もあり得ます。迷ったときは「持って行って使わない」ほうが、「持たずに引き返す」より計画の自由が残ります。

チェーンスパイクと軽アイゼン・12本爪アイゼンの違いや、どの場面でどれを使うかは、チェーンスパイクが登山でいつ必要か、軽アイゼン・アイゼンとの使い分けを公式値で整理した記事にまとめています。御岳山の冬に限っていえば、雪の深い道を登るための道具ではなく、凍った道や踏み固められた雪の上で滑らないための道具として考えると、持つかどうかを決めやすくなります。チェーンスパイクや冬の上着をまだ持っていないなら、やまどうぐレンタル屋で借りる方法もあります。

手持ちの1本を選ぶなら、スノーライン(Snowline)のチェーンスパイクは、登山靴の上から着けて凍った道や雪の残る道を歩くための道具です。雪の深い稜線ではなく、御岳山のように「ところどころ凍る道」を歩く冬の低山で、滑り止めを初めて持つ人に向きます。

チェーンスパイクは、持っていても着けるタイミングを逃すと役に立ちません。凍った場所に足を乗せてから着けようとすると、その場で滑ります。凍った道が見えた手前の、平らで安全な場所で着けてください。また、着けた状態で岩の上や舗装の上を長く歩くと、歩きにくさが増します。外す場所も同じように平らな場所を選びます。

編集部の判断:御岳山の冬で滑り止めが要るかどうかは、標高ではなく「その道に日が当たるか」で決まると考えています。同じ日でも、日なたの道は乾いていて、日陰の道だけが凍っていることがあります。行き先の道に日陰が長く続くなら、晴れの日でも1組持っておく判断を勧めます。

凍った日にどこまで歩くか|神社まで・ロックガーデンまで・大岳山まで

冬の御岳山は、歩く範囲を3段階に分けて考えると判断しやすくなります。1つ目はケーブルカーで上がり、参道を通って武蔵御嶽神社まで。2つ目はその先のロックガーデンまで。3つ目は御岳山〜大岳山、御岳山〜日の出山のように、さらに先の山へつなぐ道です。御岳ビジターセンターの表では、これらはいずれも「通行可」です(2026年9月18日更新・2026年10月28日確認)。

範囲 冬に歩く条件(編集部の判断) やめる・引き返す合図
参道〜武蔵御嶽神社 ケーブルカーが動いていて、日中に往復できる。冬の最初の一歩に向く ケーブルカーが見合わせ中で、歩いて下りる時間が読めない
ロックガーデンまで 朝のうちに山上へ着き、日陰の凍結に備えた足元がある 神社を出る時刻が昼を大きく過ぎた/日陰の道が凍っていて滑り止めが無い
大岳山・日の出山まで 冬の山道の歩き方に慣れ、滑り止めと灯りを持ち、早い時刻に出発できる 山上を出る時刻が遅い/雪が残っている/戻りの時刻に余裕が無い

ロックガーデンや大岳山への道に、冬だけの規制は御岳ビジターセンターの表に書かれていません。通行可というのは「道が開いている」という意味で、「冬でも安全に歩ける」という意味ではありません。凍結の公式の基準も無いため、どこで引き返すかは、日の入の時計と自分の足元の装備で決めます。

編集部の見立て:冬に初めて御岳山へ行くなら、神社までを軸にして、ロックガーデンは「朝早く着けた日のおまけ」と考えるくらいがちょうどいいと見ています。大岳山や日の出山へつなぐのは、冬の山道に慣れた人が、早い出発と滑り止めと灯りをそろえた日に限る、という線を引いておくと迷いません。

  1. 山上の駅に着いた時刻を見て、表の右の列(戻りの目安)から、使える時間を出す
  2. 使える時間の半分を過ぎた地点を「折り返し点」と決め、そこまでに目的地に着かなければ引き返す
  3. 凍った場所や雪が出てきたら、滑り止めを持っているか・戻りの時刻に余裕があるかを確かめ、どちらかが欠けていれば引き返す

計画どおりに進まず、暗くなってから歩く時間が出たときのために、灯りは日帰りでも持ちます。レッドレンザー(Ledlenser)MH5は、充電式のヘッドライトです。冬の日帰りで「明るいうちに戻る計画だが、遅れたときの保険を持っておきたい」という人に向きます。

冬はヘッドライトの電池や充電の残りが、寒さで減りやすくなることがあります。出かける前日に充電の状態を確かめ、ザックの奥ではなく、すぐ取り出せる場所に入れておいてください。暗くなってから荷物をひっくり返して探すのは、凍った道の上では危険です。

冬の御岳山で足と体を冷やさない5点|靴・ダウン・フリース・シェル・下着

御岳山の山頂付近の気温を示す公式の観測値はありません。手がかりは、麓に近い青梅アメダスの平年値(1991〜2020年)です。気象庁によると、青梅の12月の平均気温は5.6℃、日最低気温の平均は0.3℃、1月は平均3.2℃・日最低−2.3℃、2月は平均4.1℃・日最低−1.3℃です(2026年10月28日確認)。

月(青梅アメダス) 平均気温 日最低気温の平均
11月 10.7℃ 5.9℃
12月 5.6℃ 0.3℃
1月 3.2℃ −2.3℃(いちばん低い)
2月 4.1℃ −1.3℃
3月 7.6℃ 2.2℃

青梅は御岳山より標高の低い観測点で、929mの山の上はこれより低いことが多いと考えておきます。ただし、どれだけ低いかを公式の値で補うことはできません。手袋や防寒着の厚みは青梅の値だけでは決まらないので、「休んでいるあいだに体が冷える」前提で、重ね着で調整できる組み合わせを選びます。

選ぶ基準は4つです。足元は、凍った道で滑り止めを着けられて、冷えにくい登山靴であること。上半身は、肌に触れる下着・保温の中間着・休むときの厚い上着・風と雨を止めるシェルを、別々に脱ぎ着できること。そして、それぞれの役目が重ならないことです。休憩や駅での待ち時間に体を温める上着と、歩きながら風を止める上着は、役目が違います。

編集部の見立て:冬の低山の服は「一番厚い1枚」より「脱ぎ着できる4枚」で考えるほうが失敗が少ないと見ています。登りでは汗をかき、神社やケーブルカーの駅で立ち止まると一気に冷える、という温度の上下が御岳山の冬の特徴です。その上下に合わせて、足し引きできる組み合わせを選んでください。

足元から選ぶなら、シリオ(SIRIO)PF302 ライトトレックは、日本の山歩きを想定したトレッキングシューズです。チェーンスパイクを着けて冬の低山を歩く靴を、これから1足決めたい人に向きます。防水の仕様やサイズの選び方は、商品ページの表記で確かめてください。

休憩や待ち時間に羽織る上着として、ザ・ノース・フェイスのサンダージャケット(Thunder Jacket)はダウンを使ったジャケットです。神社の参拝や駅での待ち時間など、立ち止まる時間が長くなりそうな冬の御岳山に、休むとき用の1枚を足したい人に向きます。軽いダウンの選び方は、サンダージャケットなど6モデルを公式スペックで並べたライトダウンの記事で整理しています。

歩きながら着る保温の中間着なら、コロンビアのフリースジャケットが候補になります。ダウンほど厚くせず、登りでも脱がずに歩ける保温の1枚を探している人に向きます。

風と雨を止める外側の1枚には、モンベルのストームクルーザー ジャケット(#1128733)があります。冬の強い風の日や、雪が雨に変わる日の外側として、雨具と防風を1枚で兼ねたい人に向きます。

肌に触れる下着は、汗をかいたあとに冷えるかどうかを左右します。モンベルのスーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツは、ウールの薄手の下着です。登りで汗をかいてから休憩で冷える、という冬の低山の温度の上下が気になる人に向きます。

5点すべてを一度にそろえる必要はありません。すでに持っている雨具や下着があれば、まずはそれを冬の重ね着に組み込み、足りない役目だけを足すほうが無駄がありません。手持ちの服がどの役目に当たるかを先に書き出してみると、足りない1枚が見えてきます。

凍える指先は手袋の重ね方で守る

冬の御岳山で冷えやすいのは指先です。青梅の1月の日最低気温の平均は−2.3℃で(1991〜2020年・気象庁)、山の上はこれより低いことが多いと考えておきます。ケーブルカーの駅で待つ、神社で参拝する、地図やスマートフォンを見る、と手袋を外す場面が多いのも、冬の御岳山の特徴です。

手袋を1組だけ持っていくと、濡れたり汗で湿ったりしたときに替えがありません。薄手のインナー手袋の上に保温の手袋を重ね、さらに風や雪を止める外側を足すという考え方が基本です。インナー・メイン・オーバーの3層を気温でどう組み合わせるかは、冬の登山用手袋の3層と気温別の組み合わせ目安をまとめた記事で整理しています。

編集部の判断:冬の日帰りでも、手袋は「着けている1組」と「予備の1組」の2組を持つのがいいと考えています。指先が濡れて冷えはじめると、チェーンスパイクの着け外しやザックの開け閉めといった細かい作業から先にできなくなります。指が動くうちに替えられるかどうかが、冬の行動の余裕を決めます。

  • 薄手のインナー手袋を着けたまま、スマートフォンや地図の操作ができるか
  • 保温の手袋が濡れたときの予備を、ザックのすぐ取り出せる場所に入れたか
  • チェーンスパイクを、手袋をしたまま着け外しする練習を家でしたか
  • 雪が降る予報の日に、雪や風を止める外側の手袋を足したか

外側の手袋の1つとして、ショーワグローブ(Showaglove)のテムレス 04advanceがあります。雪や雨で手袋が濡れることを心配している人が、保温の手袋の上に重ねる外側として検討しやすい手袋です。サイズと素材は商品ページの表記で確かめてください。

指先がしびれる、うまく動かないと感じたら、それは歩き続ける合図ではなく、温める合図です。手袋を乾いたものに替え、温かい飲み物を取り、それでも戻らなければその日の行程を縮めてください。冷えを我慢したまま先へ進むと、戻りの時間にも響きます。

冬に避ける道|神苑の森・大楢峠・日の出山〜上養沢・御岳林道の通行止め

御岳ビジターセンターのコース状況の表(2026年9月18日更新)には、御岳山の周りで通行止めになっている区間がいくつか並んでいます(2026年10月28日確認)。冬だけの規制ではなく、倒木・落石・崩落・伐採・工事による通行止めです。通行可の区間と同じ表に載っているので、範囲を取り違えないことが大切です。

区間 理由と開始日 解除時期
神苑の森コース 倒木のため当面通行止め 記載なし
日の出山〜上養沢(くろも岩〜柿平園地) 落石の危険のため、2025年1月25日から通行止め 記載なし
三室山〜愛宕山 伐採作業のため、2024年9月9日から通行止め 令和9年3月31日まで(延長)
御岳山〜大楢峠 崩落箇所があり通行止め 記載なし
鳩ノ巣〜大楢峠 2020年5月9日から通行止め 記載なし
御岳林道(七代の滝〜上養沢方面) 林道災害復旧工事のため終日全面通行止め 記載なし

ここで混ぜやすいのが、御岳林道とロックガーデンです。御岳林道の七代の滝〜上養沢方面は全面通行止めですが、ロックガーデンは同じ表で「通行可」です。別の区間の規制なので、林道が通れないからロックガーデンも通れない、とは読みません。同じように、日の出山〜上養沢の通行止めは、御岳山〜日の出山の「通行可」とは別の区間です。

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編集部の見立て:冬は日が短いぶん、通行止めに気づいてから別の道を探す時間がありません。地図の上で通行止めの区間に先に線を引いてから、歩く道を組むと、現地で迷う時間を減らせます。解除時期の書かれていない区間が多いので、表の更新日も一緒に見てください。

秋の紅葉の時期に合わせて、今歩ける道と通行止めの区間を整理した御岳山の紅葉2026と通行止め4区間の記事もあります。冬に入っても表の中身が変わっていないかは、御岳ビジターセンターの表(https://mitakevc.ces-net.jp/trailinformation.html)で最新の更新日を確かめてください。御岳ビジターセンターの表には入山禁止の記載は見当たりません(2026年9月18日更新)。

もう一つ、車で向かう人が注意したいのは、カーナビの入力です。御岳登山鉄道は「御岳山」と入れると通行止めの道に案内されるとして、「御岳登山鉄道 滝本駅」と入力するよう案内しています。登山道だけでなく、車道にも通れない道があることを前提に、出発前に経路を確かめてください。

大晦日と初詣の御岳山|前年は23時にケーブルカー再開

冬の御岳山には、初詣で武蔵御嶽神社を訪れる人も多くいます。御岳登山鉄道の2025年12月の案内によると、前年(2025-26年)の年末年始は次のような運行でした(前年実績・2026年10月28日確認)。2026-27年の運行は、2026年10月28日時点で未発表です。

項目 2025-26年の前年実績
ケーブルカー 2025年12月29日〜2026年1月4日は土休日ダイヤ
大晦日〜元日 12月31日は18時30分で通常営業を終え、23時に運転再開。元日の始発7時30分まで特別ダイヤ
元日 土休日ダイヤで最終18時30分。混雑時は臨時ケーブルカーを運行する場合あり
観光リフト 元日6時〜14時(8時〜9時は休止)。1月2日〜4日は9時30分〜16時10分(12時〜13時は休止)
滝本駅駐車場 12月31日は19時で通常営業を終え、22時45分に再開。1月2日以降は通常どおり7時10分〜19時

この表は前年のもので、今年の予定ではありません。2026-27年の年末年始の運行は、御岳登山鉄道の公式サイト(https://www.mitaketozan.co.jp/)のお知らせで発表を待って確かめてください。武蔵御嶽神社の参拝時間や年末年始の臨時対応も、神社の公式サイト(https://musashimitakejinja.jp/)で出発前に確認してください。

なお武蔵御嶽神社の太占祭(ふとまにさい)は毎年1月3日の早朝に行われますが、神社によると秘事で一般には公開されていません。

編集部の判断:大晦日の深夜に上がる初詣は、冬の山の中でも気温が最も下がる時間帯に外にいる計画です。青梅の1月の日最低気温の平均は−2.3℃で、山の上はそれより低いことが多いと考えられます。夜に行くなら、山歩きの装備ではなく「長く立って待つための防寒」を基準に服を選んでください。

深夜や早朝に長く並ぶなら、温かい飲み物があるだけで待ち時間の過ごし方が変わります。モンベルのアルパインサーモボトル 0.5L(1124617)は、山で温かい飲み物を持ち歩くための保温ボトルです。初詣の待ち時間や冬の休憩に、温かいものを口にできるようにしておきたい人に向きます。初詣を兼ねて登る山の考え方は、社寺の位置と正月の交通・凍結で山を絞る記事でも整理しています。

前年の案内では、駐車場は混雑で入庫が遅れる場合があるとされていました。初詣の時期に車で向かうと、駐車場に入るまでの待ちで予定の時刻がずれ込むことがあります。大晦日の夜に車で行く場合は、駐車場が19時に一度閉まり、22時45分まで出し入れできない前年の扱いも頭に入れておいてください(2026-27年は未発表)。

出発前に見る3つ|施設の冬の営業・登山計画書・クマ情報

冬の御岳山では、山の上の施設を休憩や食事の当てにしない計画が安心です。宿坊や茶店の冬の営業は施設ごとに違い、御岳山全体としての公式の案内はありません。利用したい施設があれば、その施設の公式案内か電話で確かめてください。東京都御岳ビジターセンターは9時〜16時30分の開館で、月曜休み(祝日の場合は翌日)、年末年始は休館です(2026年10月28日確認)。2026-27年の年末年始の個別の休館日は、同センターの公式サイト(https://mitakevc.ces-net.jp/)で確かめてください。

登山届について、御岳ビジターセンターは登山計画書を家族に渡すか、登山口のポストに入れるよう案内しています。御岳山の登山届はJR御嶽駅で出せます。警視庁も、登山届アプリ「コンパス」への登録などを提出方法として案内しています(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/tozantodoke.html)。計画書の書き方やコースタイムの決め方は、登山届の出し方とコースタイムの決め方をまとめた記事で確かめられます。

冬の計画書には、ケーブルカーが動かなかったときの帰り道(表参道を歩いて下りる)と、戻りの締め切り時刻も書いておくと、家族があなたの予定を判断しやすくなります。何時までに連絡が無ければどうするかを、出発前に決めておいてください。

クマについては、御岳山周辺の最新の出没を、東京都環境局のクマ情報の地図(https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/bear/witness)で出発前に確認してください。地図の目撃には、痕跡やセンサーカメラの情報も含まれます。冬眠前や暖冬の時期の出没について、東京都の公式の記載は見当たりません(2026年10月28日確認)。出発前の確認と行動の基本は、前夜から下山後までのクマ対策の記事にまとめています。

編集部の見立て:冬の御岳山で出発前に見るものは、天気予報だけでは足りません。ケーブルカーのお知らせ、ビジターセンターのコース状況、クマの地図の3つを、前の晩と当日の朝に見ておくと、現地で「知らなかった」が減ります。どれも数分で見られるので、習慣にしておく価値があります。

休憩所や茶店を当てにしないなら、食べ物・温かい飲み物・脱いだ上着を自分で運ぶことになります。ドイターのフューチュラ 23は、日帰りの登山を想定したリュックです。冬の重ね着で脱いだ上着や予備の手袋、保温ボトルまで1つにまとめて背負いたい人に向きます。

よくある質問

Q. 冬の御岳山は、ケーブルカーで上がれば軽装でも大丈夫ですか?

ケーブルカーで上がっても、山の上は麓より寒いと考えてください。青梅アメダスの1月の日最低気温の平均は−2.3℃(1991〜2020年)で、929mの山の上はこれより低いことが多いと考えられます。またケーブルカーは雨・雪・強風で止まる場合があり、そのときは歩いて下りることになります。歩いて下りられる靴と防寒着を持って上がってください。

編集部の見立て:「上がるのは6分」でも「下りるのが6分とは限らない」のが冬の御岳山です。服と靴は、歩いて下りる日を想定して選ぶのが安全側の考え方です。

Q. 2026年の年末年始、ケーブルカーは夜も動きますか?

2026-27年の年末年始の運行は、2026年10月28日時点で未発表です。前年(2025-26年)は12月31日の23時に運転を再開し、元日の始発7時30分まで特別ダイヤでした。今年の運行は御岳登山鉄道の公式サイトのお知らせで確かめてください。

Q. 雪が降った翌日、ロックガーデンまで行けますか?

ロックガーデンは御岳ビジターセンターの表で「通行可」です(2026年9月18日更新)。ただし通行可は道が開いているという意味で、凍結の公式の基準はありません。滑り止めを持ち、朝のうちに山上へ着き、戻りの締め切り時刻に余裕がある日に限って考え、どれかが欠けたら神社までにしてください。

編集部の判断:雪の翌日は「行けるか」より「戻れるか」で考えるほうが答えが出やすいと見ています。行きに時間がかかれば、そのぶん戻りの時刻が押します。迷ったら神社で引き返す、が冬の御岳山の基本線です。

Q. 滝本駅駐車場に雪が積もった日はどうなりますか?

雪や凍結の日の駐車場の扱いは、公式に記載が見当たりません(2026年10月28日確認)。通常の営業時間は7時10分〜19時で、19時から翌7時10分は出庫も入庫もできません。路面に不安がある日は、電車とバスで向かう手があります。

Q. 御岳山の登山届は出さないといけませんか?

御岳ビジターセンターは、登山計画書を家族に渡すか登山口のポストへ入れるよう案内しており、御岳山の登山届はJR御嶽駅で出せます。警視庁は登山届アプリ「コンパス」への登録などを提出方法として案内しています。冬は戻りの時刻とケーブルカーが止まったときの帰り道も書いておくと、家族が判断しやすくなります。

まとめ|冬の御岳山は神社までを軸に、日の入の1時間半前に山上の駅へ戻る

冬の御岳山は、ケーブルカーで山の上まで上がれる一方で、日没・ケーブルカーの運行・駐車場の閉まる時刻という3本の時計が、歩ける範囲を小さくします。東京の日の入は12月1日の16時28分が最も早く、林の中はそれより早く暗くなります。ケーブルカーとリフトは雨・雪・強風で止まる場合があり、2026-27年冬の運行は2026年10月28日時点で未発表です。

冬の御岳山は、参道と武蔵御嶽神社までを軸にし、ロックガーデンより先は「朝早く着けて、滑り止めと灯りがある日」に限るという線を引いておくと、当日の判断がぶれません。通行止めの区間は地図に先に線を引き、ケーブルカーが止まった日の帰り道も決めてから上がってください。

編集部の見立て:冬の御岳山の良さは、短い時間でも山の上の空気に触れられることにあると考えています。だからこそ、欲張って範囲を広げるより、明るいうちに余裕を持って戻る計画のほうが、冬の御岳山を何度も楽しむ近道になります。

編集部の判断:数字が古くなりやすいのは、ケーブルカーの運行と年末年始のダイヤ、通行止めの表です。前の晩に3つの公式ページを開く手間を惜しまないことが、冬の計画でいちばん効く準備だと考えています。

  1. 出かける日の東京の日の入を国立天文台の「各地のこよみ」で確かめ、その1時間半前を山上の駅に戻る締め切りにする
  2. 前の晩と当日の朝に、御岳登山鉄道のお知らせ・御岳ビジターセンターのコース状況・東京都のクマ情報の地図を見る
  3. ケーブルカーが止まった日の帰り道(表参道を歩いて下りる所要時間)と、その日の引き返し点を決めて、登山計画書に書いてから出発する

出典

  • 武蔵御嶽神社 公式サイト(標高・神社名・太占祭)https://musashimitakejinja.jp/ / https://musashimitakejinja.jp/sairei/futomani/(2026年10月28日確認)
  • 御岳登山鉄道 時刻表(乗車約6分・2023年3月18日改正)https://www.mitaketozan.co.jp/timetable.html(2026年10月28日確認)
  • 御岳登山鉄道 アクセス(滝本駅駐車場136台・7時10分〜19時、カーナビの入力、リフトの運休)https://www.mitaketozan.co.jp/accessmap.html(2026年10月28日確認)
  • 御岳登山鉄道 2025年12月の年末年始のお知らせ(前年実績)https://www.mitaketozan.co.jp/infomation/information_2025_12_26.pdf(2026年10月28日確認)
  • 東京都御岳ビジターセンター コース状況(2026年9月18日更新)https://mitakevc.ces-net.jp/trailinformation.html(2026年10月28日確認)
  • 東京都御岳ビジターセンター 開館案内 https://mitakevc.ces-net.jp/(2026年10月28日確認)
  • 警視庁 登山届の案内 https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/tozantodoke.html(2026年10月28日確認)
  • 西東京バス 御岳山エリアのハイキング時刻表(2026年4月1日改正)https://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/pocket.html(2026年10月28日確認)
  • 気象庁 青梅アメダスの平年値(1991〜2020年)https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?block_no=1001&prec_no=44(2026年10月28日確認)
  • 国立天文台 各地のこよみ(東京の日の入)https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s1311.html / https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s1312.html / https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2027/s1301.html / https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2027/s1302.html(2026年10月28日確認)
  • 東京都環境局 クマの目撃情報 https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/bear/witness(2026年10月28日確認)

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