

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
茅ヶ岳(かやがたけ)は、山梨県の北杜市・甲斐市・韮崎市にまたがる標高1,704mの山です(韮崎市の公式案内)。深田記念公園から山頂までの登りは、甲斐市の案内で約2時間30分。数字だけを見ると半日で届く山に見えます。
ところが、ネットで見かける「約5時間」という数字は、北杜市の明野ふれあいの里から金ヶ岳を回る別のコースの値です。茅ヶ岳は、どこから入るかで公式の時間が3通りに分かれる山なので、自分が使う登山口の数字だけを拾う必要があります。
もうひとつ、出かける前に知っておきたいのが女岩(おんないわ)の扱いです。甲斐市の茅ヶ岳のページには、女岩は落石の危険で立入禁止、周辺を迂回するルートがあると掲載されています(2026年11月6日確認)。さらに北杜市の登山ガイドは、登山適期を4月中旬〜11月中旬としています。11月下旬から先は、その適期の外に入ります。
ここでは、3つの公式の時間を取り違えない表、深田記念公園の駐車場とトイレ、韮崎駅からの足、甲府の日の入から決める引き返しの時刻、そして11月下旬以降に「行く」か「別の低山に替える」かの判断材料を、確認日と確認先つきで並べます。
- 深田記念公園から約2時間30分、観音峠から約2時間40分(甲斐市)、明野発の周回約5時間(北杜市)は、それぞれ別の入口の値で、混ぜると行程を誤ること
- 深田記念公園から山頂への下り・往復・金ヶ岳までの時間は公式の値がなく、計画は登りの値と日の入から組むこと
- 女岩は甲斐市のページで立入禁止・迂回路ありと掲載され、現況は甲斐市(055-278-1704)で確かめること
- 深田記念公園の駐車場は約30台・路上駐車不可、トイレは凍結した日は使えないこと
- 韮崎駅からはタクシーで約25分、季節運行のバスは2026年の時刻を山梨峡北交通で確かめること
- 甲府の日の入(11月15日16:39・12月15日16:34)から、山頂を離れる時刻をどこに置くか
- 北杜市ガイドの適期は11月中旬までで、11月下旬からは「行かない・雪のない低山に替える」選択も同じ重さで並ぶこと
茅ヶ岳(1,704m)はどんな山か|深田記念公園・観音峠・明野の3つの入口
茅ヶ岳は、韮崎市の公式案内で標高1,704mとされている山です。国土地理院の山岳標高一覧にも1,704mで載っています。甲斐市のページは、南峰にあたる茅ヶ岳を1,703.6m、北峰の金ヶ岳(かながたけ)を1,764mと表記しています。数字が2通りあるのは表記の細かさの違いで、別の山の話ではありません。
登山口として公的な案内に出てくるのは、主に3か所です。韮崎市側の深田記念公園、甲斐市の案内にある観音峠、そして北杜市の登山ガイドが起点にしている明野ふれあいの里です。同じ山頂を目指していても、入口が違えば道の性格も、公式の時間も、駐車の事情も違います。
深田記念公園は、韮崎市が『日本百名山』の著者・深田久弥氏の終焉の地として案内している場所です。登山口には、氏の直筆による「百の頂に百の喜びあり」の碑があります(韮崎市観光協会)。茅ヶ岳そのものは日本百名山の100座には入っていません。それでも、この碑があることで、百名山の話題と一緒に名前が挙がることの多い山です。
日本百名山がどんな基準で選ばれた100座なのか、どの山から始めると無理がないのかは、日本百名山の一覧より先に、最初に登れる山を絞る手順をまとめた記事で整理しています。茅ヶ岳の碑を見たあとに百名山を歩き始めたい人は、そちらから候補を選ぶと計画が立てやすくなります。
北杜市側の明野から入るコースは、金ヶ岳を経由して茅ヶ岳に至り、千本桜公園経由で戻る周回です。北杜市のガイドでは合計約5時間、標高差704m、グレード3Bとされています。深田記念公園から山頂を往復する行程とは、歩く範囲そのものが違います。
同じ韮崎駅を起点にする山では、北の瑞牆山がよく比べられます。瑞牆山は標高差と岩場の通過が難しさを決める山で、茅ヶ岳とは性格が違います。2つを比べたい人は、瑞牆山の標高差と岩場・鎖場で決まる難易度を整理した記事を並べて読むと、どちらを先に登るかを決めやすくなります。
編集部の見立て:茅ヶ岳で最初に決めるべきなのは、装備でも日程でもなく「どの入口から入るか」です。入口が決まれば、使うべき公式の時間・駐車場・バスが1本の線でつながります。逆に入口を決めずに情報を集めると、北杜市の5時間と甲斐市の2時間30分が頭の中で混ざり、計画の土台がぶれます。
入る場所で変わる3つの公式の時間|2時間30分・2時間40分・約5時間を混ぜない
茅ヶ岳の時間を調べると、少なくとも3つの公式の数字が出てきます。どれも正しい数字ですが、指している行程が違います。まず表で分けておきます(いずれも2026年11月6日確認)。
| 入口 | 公式の時間 | 何の時間か | 出典 |
|---|---|---|---|
| 深田記念公園 | 山頂まで約2時間30分 | 登りだけ。下り・往復の公式値は見当たらない | 甲斐市の茅ヶ岳のページ |
| 観音峠 | 山頂まで約2時間40分 | 登りだけ | 甲斐市の茅ヶ岳のページ |
| 明野ふれあいの里 | 周回で合計約5時間(登り約3時間10分・下り約1時間50分) | 金ヶ岳〜茅ヶ岳〜千本桜公園経由の周回。標高差704m | 北杜市の登山ガイド |
表の1行目と3行目を見比べると、深田記念公園の2時間30分は「片道の登り」、北杜市の約5時間は「下りまで含めた周回の合計」です。2時間30分を2倍して5時間と考え、北杜市の数字と一致したと読むのは誤りです。歩く道も起点も違うので、2つの数字は同じ物差しに乗りません。
深田記念公園から山頂を経て下山するまでの時間、深田記念公園から金ヶ岳までの時間は、甲斐市・韮崎市・北杜市のいずれのページにも公式の値が見当たりません(2026年11月6日確認)。北杜市のガイドにある「金ヶ岳〜茅ヶ岳は約30分+約20分」という値も、明野発の周回の中の区間です。これを深田記念公園からの行程に足し込んで総時間を作らないでください。
では、深田記念公園から入る人は何を基準に計画すればよいのか。使える公式の数字は「登り約2時間30分」の1つだけです。下りは人によって登りより速くも遅くもなります。とくに北杜市のガイドが「下山の土の沢筋は急坂で非常に滑りやすい」と書いているように、茅ヶ岳の下りには足元に気を使う場所があります。
そこで計画は、登りの公式値と、日の入の時刻の2つから組み立てます。具体的な引き返しの時刻は後の節で、甲府の日の入の値を使って出します。ここで押さえておきたいのは、下りの時間を数字で決め打ちしないことです。
時間の読み方の原則:茅ヶ岳の公式の時間は、入口ごとに「何の時間か」を確かめてから使います。深田記念公園なら登り約2時間30分、観音峠なら登り約2時間40分、明野なら周回約5時間。数字を入口から切り離して持ち歩かないことが、計画を誤らないいちばんの手です。
観音峠からの2時間40分は、深田記念公園より10分長いだけに見えます。ただし韮崎市観光協会の区分では、観音峠ルートは技術Cで、深田記念公園ルートの技術Bより一段上です。時間の差が小さくても、道の難しさは同じではありません。この点は難易度の節で詳しく見ます。
編集部の見立て:茅ヶ岳の「約5時間」という数字は、検索で最初に目に入りやすい分、深田記念公園から登る人の計画に紛れ込みがちです。私たちは、深田記念公園から入る人に限っては、5時間という数字をいったん忘れてもらうのがいいと考えています。手元に残すのは「登り2時間30分」と「日の入の時刻」の2つで十分です。
女岩は立入禁止と甲斐市のページに掲載|迂回路と出かける前の確認先
茅ヶ岳の深田記念公園からの道には、女岩と呼ばれる岩があります。甲斐市の茅ヶ岳のページには、女岩は落石の危険があるため立入禁止で、周辺を迂回するルートがあると掲載されています(2026年11月6日確認)。
同じページの登山道状況の欄は、2023年5月31日付のまま更新されていません。そこには、観音峠ルートの入口から45〜60分付近にある岩場のロープが損傷しているので注意すること、岩場を避けて迂回するよう勧める内容が載っています。つまり甲斐市のページには、女岩の立入禁止と、観音峠ルートの岩場の迂回という、2つの別の注意が並んでいます。
女岩の立入禁止がいつから掲載されているか、迂回路の入口が現地のどこにあるかは、甲斐市のページからは読み取れません。2026年11月6日時点で公式の最新告知は見当たらないため、迂回路の入口は現地の標識に従ってください。出かける前に、甲斐市(055-278-1704)で最新の通行状況を確かめてください。
女岩の扱いは、甲斐市のページの案内として載っているものです。ページには根拠となる法令の名前は示されていません。道路の通行止めや、自然公園の規制とは種類が違う案内として受け取り、現地の標識と市の案内に従うのが確実です。
迂回路があると書かれていても、それがどんな道かは公式には説明がありません。立入禁止の場所に近づかず、標識が示す道を外れないことが最優先です。落石の危険という理由が示されている以上、岩の近くで休憩を取ったり、写真のために寄り道したりするのも避けたい行動です。
- 甲斐市の茅ヶ岳のページを出発の前日か当日の朝に開き、女岩と登山道状況の欄に変更がないかを見たか
- 気になる点があるとき、甲斐市(055-278-1704)に電話で確かめる段取りをつけたか
- 現地では「立入禁止」「迂回」の標識に従い、岩の周辺に入らないと決めているか
- 観音峠から入る場合、入口から45〜60分付近の岩場は迂回を勧める記載があると知っているか
女岩の掲載は、茅ヶ岳の公式情報の中でもっとも具体的な通行の注意です。古い情報が残っているページだからこそ、「書いてあることは守る、書いていないことは電話で聞く」という分け方をしておくと迷いません。
編集部の判断:女岩については「今は通れるかもしれない」と期待して出かけるより、「立入禁止の掲載がある前提で、迂回路を歩く日」として計画するほうが安全です。現地で通れそうに見えても、落石という理由は見た目では判断できません。市のページの文言をそのまま行動の線にするのがいいと考えています。
難易度は体力度2・技術B/C|爆裂火口跡の崩壊地と滑りやすい下りの沢筋
茅ヶ岳の難しさを示す公式の区分は、2つの自治体から出ています。韮崎市観光協会は、深田記念公園ルートを体力度2・技術B、観音峠ルートを体力度2・技術Cとしています。北杜市のガイドは、明野発の周回をグレード3Bとしています(いずれも2026年11月6日確認)。
| ルート | 公式の区分 | 出典 |
|---|---|---|
| 深田記念公園から | 体力度2・技術B | 韮崎市観光協会 |
| 観音峠から | 体力度2・技術C | 韮崎市観光協会 |
| 明野発の周回 | グレード3B | 北杜市の登山ガイド |
この表から読めるのは、体力の面では3つとも大きな差がなく、違いは技術の側にあるということです。深田記念公園ルートは技術B、観音峠ルートは技術Cです。同じ山頂でも、観音峠から入る日は一段難しい道を歩く日だと考えておくと、入口選びの判断がしやすくなります。
北杜市のガイドは、注意する場所を具体的に挙げています。山頂近くの左手には爆裂火口跡の崩壊地があり、「大変危険」と書かれています。金ヶ岳と茅ヶ岳の間には細い岩場の急登があり、滑落に注意とあります。下山に使う土の沢筋は急坂で非常に滑りやすいとされています。また山頂では、深田公園方面へ向かう道と分岐します。
山頂から下りる道を間違えないでください。北杜市のガイドによると、山頂で深田公園方面への道と分岐します。深田記念公園に車を置いた人が別の方向へ下りると、車まで戻る手段がなくなります。下山を始める前に、分岐の標識で行き先を確かめてから歩き出してください。
滑りやすい下りの沢筋と、岩場の急登。この2つが茅ヶ岳の足元の要点です。どちらも、靴底がしっかり地面をつかむことと、足首が不意にひねられないことが助けになります。運動靴やすり減った靴で来ると、下りで足元の不安が一気に大きくなります。
深田記念公園から日帰りで登る人が足回りを整えるなら、ミッドカットで防水透湿素材を使った靴が候補になります。ザ・ノース・フェイスの「スクランブラー ミッド GORE-TEX(SCRAMBLER MID GTX)」は、くるぶしを覆う高さとGORE-TEXの防水を備えたトレッキングシューズです。低山の日帰りを中心に、ぬかるみや土の下りがある山へ1足で通いたい人に向きます。
靴を新しくしたばかりなら、茅ヶ岳の前に近くの低い山で一度履いておくと、下りで足に当たる場所が分かります。新しい靴を初めて履く日に、滑りやすい急坂を下る組み合わせは避けたいところです。
編集部の見立て:茅ヶ岳を「技術B」と聞くと身構えるかもしれませんが、私たちが本当に気をつけてほしいと考えているのは、山頂を過ぎたあとの下りです。登りで体力を使い切り、疲れた脚で滑りやすい沢筋に入る。この順番が事故の形になりやすいので、余力を残して山頂を離れる計画を勧めます。
深田記念公園の駐車場は約30台|路上駐車不可・トイレは凍結した日は使えない
深田記念公園から入る人がまず確かめたいのは、駐車場です。韮崎市観光協会のページ(2024年4月1日更新)によると、駐車場は約30台。大型バスは空きがあれば停められ、路上駐車は不可とされています(2026年11月6日確認)。
約30台という規模は、週末の朝に余裕があるとは言いにくい数字です。満車だったときに近くの道路の路肩に停めるのは、案内で禁じられている行為にあたります。到着が遅くなりそうな日は、満車を前提に別の日へずらすか、タクシーで入る方法を考えておくと慌てずに済みます。
駐車料金について、韮崎市観光協会と韮崎市のページに記載は見当たりません(2026年11月6日確認)。満車のときの代わりの駐車場についても公式の案内はありません。気になる場合は韮崎市(0551-22-1111)に問い合わせてください。明野側には、北杜市のガイドによるとキャンプ場手前に未舗装の無料駐車スペースがありますが、これは明野発のコースの話で、深田記念公園の駐車場とは別の場所です。
トイレは駐車場にあります。ただし観光協会は「気温の低下により、凍結している日は使用できません」と案内しています。秋が深まると、朝の冷え込みで使えない日が出てきます。水と携帯トイレは、トイレが使える前提にせず自分で持っていくのが確実です。
登山口には、深田久弥氏の直筆による「百の頂に百の喜びあり」の碑があります。韮崎市は深田記念公園を氏の終焉の地として案内しています。碑の前は登山口でもあるので、出発の身支度をする人と、碑を訪ねる人が重なることもあります。静かな場所として扱い、荷物を広げる位置には気を配りたいところです。
朝の駐車場は、日が当たるまで冷えています。韮崎アメダスの平年値(1991〜2020年)では、11月の日最低気温は4.6℃、12月は−0.8℃です。これは麓の観測値で、観測所の標高は気象庁のページで確認できていません。登山口や山頂は麓の値より冷えると考え、車を降りてから歩き出すまでの間に体を冷やさない服装を用意してください。
歩き出す前の冷えと、登りで汗をかいたあとの冷えは、肌に触れる1枚で差が出ます。モンベルの「ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ(1107704)」は、中厚手(M.W.)のアンダーウエアです。朝の登山口は寒いのに登り始めると汗をかく、晩秋の低山で肌着を替えたい人に向きます。


編集部の見立て:約30台・路上駐車不可・凍結日はトイレ不可。この3つの事実だけで、深田記念公園の朝は「早く着いて、自分で用意したもので済ませる」場所だと分かります。駐車場に入れなかった日に無理に周辺へ停めるより、その日は茅ヶ岳を見送るほうが後々の心配がありません。
韮崎駅から深田記念公園へ|タクシー約25分と季節運行のバスの確かめ方
車がない人の起点は、JR中央本線の韮崎駅です。韮崎市の公式案内によると、韮崎駅から深田記念公園まではタクシーで約25分です(2026年11月6日確認)。料金の記載はないので、乗る前にタクシー会社に確かめてください。
バスについては、韮崎市観光協会のページに「茅ヶ岳・みずがき田園バス」が載っています。ページ(2024年4月更新)では、土日祝の運行で、期間は4月第1土曜から11月23日までとされています。このページには年の記載がないため、2026年も同じ期間で走るかは公式に確かめる必要があります。
茅ヶ岳・みずがき田園バスの2026年の運行と時刻は、公式のページで確かめられていません(2026年11月6日確認)。掲載どおりなら11月23日が期間の終わりにあたり、それ以降は走らない前提で計画することになります。乗る予定があるなら、運行する山梨峡北交通(0551-42-2343)に、運行日と時刻を出発前に問い合わせてください。
もう1つ、韮崎市民バスの穂坂線が韮崎市の案内に載っています。こちらは平日のみ・通年の運行です。どの停留所で降りれば登山口に近いかは案内からは読み取れないため、使う場合は韮崎市(0551-22-1111)に確かめてください。
明野側から入る場合は、北杜市のガイドに「茅ヶ岳登山道入口」で下車し、登山口まで徒歩約20分とあります。これは明野発のコースの案内です。深田記念公園に向かう人の降りる場所とは限らないので、路線と停留所は事業者に確かめてから乗ってください。
| 足 | 公式の記載 | 確認先 |
|---|---|---|
| タクシー | 韮崎駅から深田記念公園まで約25分(通年で使える) | 韮崎市の公式案内 |
| 茅ヶ岳・みずがき田園バス | 土日祝・4月第1土曜〜11月23日(2024年4月更新のページ。年不明) | 山梨峡北交通 0551-42-2343 |
| 韮崎市民バス穂坂線 | 平日のみ・通年 | 韮崎市 0551-22-1111 |
3つを並べると、季節を問わず当てにできるのはタクシーです。バスは運行期間と曜日の条件があり、11月下旬から春までは選択肢から外れる可能性が高い足です。帰りのタクシーは、山の中から呼べるかどうかも含めて、出発前に会社と段取りを決めておくと安心です。
編集部の判断:11月に車なしで茅ヶ岳へ行くなら、行きも帰りもタクシーを軸に組み、バスは「走っていれば使う」くらいに置くのが現実的です。11月23日という期間の終わりは、ちょうど紅葉が終わる頃と重なります。最後の週末にバスを頼りにすると、当日に運休を知って足を失うことになりかねません。
晩秋の茅ヶ岳で、靴・ザック・上着・保温着をどう選ぶか
晩秋から初冬にかけて深田記念公園から茅ヶ岳を登る日に、道具を選ぶ基準は4つに絞れます。1つ目は、滑りやすい土の下りと岩場で足元が安定する靴かどうか。2つ目は、脱いだ上着や保温着、水、携帯トイレまで収まる容量のザックかどうか。3つ目は、山頂で風に当たったときに体温を奪われない上着があるか。4つ目は、休憩や日陰で冷えたときに着足せる保温着があるかです。重さより、この4つを満たす組み合わせを優先して考えます。
| 役割 | 茅ヶ岳で求めること | 候補(型番・公表の仕様) |
|---|---|---|
| 靴 | 土の急坂の下りと岩場で滑りにくく、足首を守る | ザ・ノース・フェイス クレストン ミッド ネオ フューチャーライト |
| ザック | 上着・保温着・水・携帯トイレをまとめて入れる | カリマー ridge 30+(中型) |
| 雨風を止める上着 | 山頂の風と、天気の崩れに備える | ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI |
| 保温着(薄手) | 歩きながら着ていられる中間着 | モンベル シャミース ジャケット |
| 保温着(休憩用) | 山頂や日陰で止まったときに羽織る | モンベル ライトアルパインダウンジャケット(1101608) |
表の5つは、1つずつ買い揃えるための一覧ではありません。手持ちの道具をこの5つの役割に当てはめ、空いている役割だけを埋めるという使い方を想定しています。
靴をもう1足考えるなら、ザ・ノース・フェイスの「クレストン ミッド ネオ フューチャーライト」もミッドカットのトレッキングシューズです。防水透湿の素材として同社のフューチャーライトを使ったモデルで、ぬかるみや濡れた落ち葉の上を歩くことの多い秋の低山で、足を濡らしたくない人に向きます。
ザックは、晩秋になると中身が増えます。カリマーの「ridge 30+」は中型の登山用リュックサックで、日帰りの荷物に保温着と雨具を足しても収めやすい大きさです。夏の小さなザックでは上着が入りきらない、と感じている人の次の1つに向きます。
山頂では、風を止める1枚があるかどうかで体感が大きく変わります。ミズノの「ベルグテックEX ストームセイバーVI」はレインウェアで、雨具と風よけを1着で兼ねたい人に向きます。晴れの予報でも、山頂で風が強い日に羽織る前提でザックに入れておく使い方ができます。
歩いている間の保温は、薄手のフリースが扱いやすい選択です。モンベルの「シャミース ジャケット」は薄手のフリースのアウターで、登りでは前を開け、稜線や日陰で閉める、という調整をしながら着続けたい人に向きます。
止まったときの保温には、ダウンが向いています。モンベルの「ライトアルパインダウンジャケット(1101608)」は登山用のダウンジャケットで、山頂での休憩や、下りの前に体を冷やしたくない場面で羽織る1着として考えられます。ダウンの重さや保温力を他の製品と並べて見たい人は、登山用ライトダウン9着の重さとフィルパワーを並べた記事で比べてから決めると、自分に合う厚さが見つけやすくなります。
保温着は、薄手のフリースとダウンのどちらか一方だけでも、茅ヶ岳の晩秋の日帰りには対応できます。両方を持つかどうかは、その日の予報と、休憩を長く取るかどうかで決めます。歩き続ける計画ならフリース、山頂でゆっくり食事をするならダウン、という分け方が分かりやすい目安です。
編集部の見立て:晩秋の茅ヶ岳で後悔しやすいのは、「出発時に寒くなかったから上着を置いてきた」という判断です。麓の朝と山頂の風は別物です。道具を増やすより先に、山頂で着る1枚が今のザックに入っているかを確かめるほうが、ずっと効果があると考えています。
甲府の日の入は11月15日16:39・12月15日16:34|山頂を離れる時刻を決める
茅ヶ岳の計画でもう1つの柱になるのが、日の入の時刻です。国立天文台の値で、県庁所在地の甲府の日の入は、11月15日が16:39、12月15日が16:34です(日の出はそれぞれ6:21・6:48)。これは甲府の値で、茅ヶ岳の登山口や山の中の値ではありません。木の多い山の斜面では、日の入の時刻より前に足元が暗くなり始めます。
| 日付(甲府) | 日の出 | 日の入 | 山頂を離れる目安(編集部の基準) |
|---|---|---|---|
| 11月15日 | 6:21 | 16:39 | 13:30ごろまで |
| 12月15日 | 6:48 | 16:34 | 13:30ごろまで |
| 1月15日 | 6:55 | 16:55 | 13:50ごろまで |
| 2月15日 | 6:33 | 17:27 | 14:20ごろまで |
表の右端は公式の値ではなく、編集部が置いた安全側の目安です。考え方はこうです。下りの公式の時間がないので、「下りにも登りと同じ約2時間30分かかった場合」でも日の入の30分前には登山口に戻れるよう、日の入から3時間をさかのぼった時刻を山頂を離れる目安にしています。下りが速い人には余裕のある置き方、脚が疲れて遅くなる人にとっても暗くなる前に戻れる置き方です。
11月の茅ヶ岳の時刻の組み方:甲府の日の入16:39から3時間をさかのぼると、山頂を離れる目安は13:30ごろです。登りが約2時間30分なら、深田記念公園を遅くとも11時前に歩き出せば、この目安に間に合う計算になります。休憩や写真の時間を足すなら、そのぶん出発を早めます。
山頂に着く前に13:30を過ぎそうなら、山頂の手前でも引き返す、と決めておくのが要点です。山頂まであと少し、という場面でこの線を守れるかどうかが、暗い沢筋を下るかどうかの分かれ目になります。日の入から引き返しの時刻を出す考え方は、秋に早まる日没の月別早見表と引き返し時刻の出し方をまとめた記事でも詳しく扱っています。
出かける日の日の入は、国立天文台の「各地のこよみ」で確かめてください。表の値は甲府の値で、日付が数日ずれるだけでも数分変わります。山の東側の斜面や谷筋は、日の入の時刻より早く暗くなることがあります。
計画どおりに歩いても、道迷いや体調で遅れる日はあります。そのときに頼りになるのがヘッドライトです。日の短い季節は、日帰りの低山でもザックに入れておく前提で考えます。ペツルの「ティカ コア(E067AB00)」はLEDのヘッドライトで、日帰りの山に常に1つ入れておきたい人に向きます。明るさや電池の方式を他のモデルと比べたい人は、登山用ヘッドライト7機種を軽さと防水で並べた記事で選ぶと、自分の使い方に合うものが見つかります。
編集部の判断:ヘッドライトは「暗くなっても歩けるようにする道具」ではなく、「遅れたときに安全に戻るための道具」だと考えています。13:30という目安を守れば、ライトを使わずに済む日がほとんどのはずです。ライトを持っていることを、出発を遅らせてよい理由にしないでください。
11月下旬からは北杜市ガイドの適期の外|麓の平年値と山頂の寒さの見方
北杜市の登山ガイドは、茅ヶ岳の登山適期を4月中旬〜11月中旬、積雪期を1〜2月、残雪期を3月としています(2026年11月6日確認)。これはガイドに載っている区分で、その日の現地の状況ではありません。それでも、11月下旬から3月までは、公式のガイドが勧める時期の外に入るということは、計画の前提として持っておきたい事実です。
麓の冷え込みは、気象庁の韮崎アメダスの平年値(1991〜2020年)から読めます。月平均気温と日最低気温は次のとおりです。
| 月(韮崎・麓の値) | 月平均気温 | 日最低気温 |
|---|---|---|
| 11月 | 9.6℃ | 4.6℃ |
| 12月 | 4.3℃ | −0.8℃ |
| 1月 | 2.0℃ | −3.2℃ |
| 2月 | 3.4℃ | −1.9℃ |
| 3月 | 7.2℃ | 1.6℃ |
韮崎の値は麓の観測値で、観測所の標高は気象庁のページで確認できていません。山頂(1,704m)は麓よりずっと気温が低いので、表の数字をそのまま山の気温に当てはめないでください。韮崎の平年値には降雪・積雪の値がなく(資料年数0)、雪がいつから積もるかを示す公式の数字はありません。
表から言えるのは、麓の日最低気温の平年値が氷点下になるのは12月からだということです。これを山に置き換えると、標高の高い所や日の当たらない北側の道では、12月より前から朝に凍ることがあると考えられます。ただしこれは平年値からの読み取りで、凍結が始まる時期を示す公式の値ではありません。
冬の深田記念公園の駐車場の運用や、麓の農道の凍結・閉鎖について、公式の案内は見当たりません(2026年11月6日確認)。山梨県の冬期通行止めの一覧に載っていないことは、通行できる根拠にはなりません。トイレは凍結した日は使えないと韮崎市観光協会が案内しているので、冬は使えない日が増えると考えてください。
寒さの中で最初に動かなくなりやすいのが手です。山頂の風で指がかじかむと、ザックの開け閉めや、岩場で手をつく動作が遅くなります。ファイントラックの「エバーブレスト レイルグローブ(FAU0111)」はユニセックスの手袋で、晩秋の低山で薄手の手袋を1つ持っておきたい人に向きます。手袋は重ねて使う考え方が基本で、インナー・メイン・オーバーの3層で組むと、気温に合わせて調整しやすくなります。
編集部の見立て:11月中旬までが適期というのは、北杜市が自分の市の山として示した線です。その線を越えて出かけることは禁止ではありませんが、越える日は「適期の外に、自分の判断で入る日」になります。私たちは、11月下旬からの茅ヶ岳には、行く理由と同じくらい丁寧に、行かない理由も検討してほしいと考えています。
凍る下りの沢筋に備えるか、雪のない低山に替えるか|冬の茅ヶ岳の2つの選択
冬の茅ヶ岳で足元の不安が大きくなるのは、北杜市のガイドが「急坂で非常に滑りやすい」と書いている下りの土の沢筋です。土の急坂は、乾いていても滑りやすい道です。そこが朝の冷え込みで凍ったり、霜でぬかるんだりすると、さらに足を置く場所を選ぶ道になります。
冬の装備について、茅ヶ岳の公式案内に記載は見当たりません(2026年11月6日確認)。そのうえで選べる道は2つあります。1つは、凍った道に備える道具を足して、日の短さも含めて計画を組み直して行くこと。もう1つは、凍っていそうな日は茅ヶ岳を見送り、雪や凍結の少ない別の低山に行き先を替えることです。どちらを選んでも間違いではなく、選ぶ基準はその日の自分の経験と天候です。
| 判断の材料 | 茅ヶ岳へ行く条件 | 別の低山に替える条件 |
|---|---|---|
| 凍った道の経験 | 凍った下り坂をチェーンスパイクで歩いたことがある | 凍った道を歩いたことがない、または不安がある |
| 前日までの天気 | 雪や雨のあと数日晴れが続いている | 前日に雪や冷たい雨が降った |
| 出発の時刻 | 深田記念公園を11時前に歩き出せる | 到着が遅くなり、13:30の目安に間に合わない |
行く場合に考えたいのが、チェーンスパイクです。靴の上から付けて、凍った道や踏まれた雪の上で靴底が滑るのを抑える道具です。モンベルの「チェーンスパイク(1129740)」は、靴に被せて使うタイプで、冬の低山の凍結した区間に備えて1つ持っておきたい人に向きます。チェーンスパイクがどんな道で要るのか、軽アイゼンやアイゼンとどう使い分けるのかは、チェーンスパイクと軽アイゼン・アイゼンの使い分けを公式値で整理した記事で確かめてから選ぶと失敗しにくくなります。チェーンスパイクをまだ持っていないなら、やまどうぐレンタル屋
で借りる方法もあります。
チェーンスパイクは、深い雪や、雪の積もった急斜面を歩くための道具ではありません。北杜市のガイドが積雪期とする1〜2月に、雪の量が多い日の茅ヶ岳を歩く用意とは別物です。積雪がある日は、チェーンスパイクがあるから大丈夫と考えず、行き先を替える判断を優先してください。
替える場合は、雪の少ない地域の、標高の低い山が候補になります。冬に雪のない山をどう探すか、凍結にどこまで備えるかは、雪のない冬の低山を選ぶ基準と凍結への備えをまとめた記事で整理しています。茅ヶ岳は、適期が戻る春に回しても、山の価値は変わりません。
北杜市のガイドは、3月を残雪期としています。春に茅ヶ岳を計画するときも、3月は雪が残る時期という前提で考え、4月中旬からの適期に合わせると、足元の不安が少ない状態で歩けます。
編集部の判断:チェーンスパイクを買えば冬の茅ヶ岳に行ける、という順番では考えないでください。道具は「行くと決めた人の備え」であって、「行く理由」ではありません。凍った下りに不安があるなら、その不安こそが判断材料です。行き先を替えることは、山を諦めることではなく、季節を選び直すことだと考えています。
クマの目撃情報と登山計画書|当日の朝に開く公式ページと問い合わせ先
甲斐市は、大垈(おおぬた)地内、敷島総合公園の西側・茅ヶ岳東部広域農道で、2026年9月22日の22時30分ごろにクマ1頭が目撃されたと掲載しています(2026年11月6日確認)。茅ヶ岳の登山道そのものではありませんが、山の東側の麓での目撃です。
2026年11月6日時点で、韮崎市・甲斐市・北杜市のいずれのページにも、茅ヶ岳の登山道を入山禁止とする記載は見当たりません。入山禁止の掲載がないことは、クマがいないことを意味しません。出かける前には、市の目撃情報のページを開き、新しい掲載がないかを確かめる習慣をつけておくと安心です。クマの出没情報をどこで、どの順番で調べるかは、都道府県の公式マップから始める3段階の確認手順の記事にまとめています。
登山計画書についても、線引きを押さえておきます。山梨県は条例にもとづき、12月1日から翌年3月31日まで、指定した区域での登山計画書の提出を義務としています。対象は、富士山の山梨県側の標高3,000m以上、指定の南アルプス、八ヶ岳(赤岳・権現岳・編笠山)です。茅ヶ岳は、この義務の区域に列挙されていません。
義務の区域ではなくても、登山計画書を出す方法は用意されています。山梨県の案内では、提出の方法としてアプリ「コンパス」、メール、FAX、郵送、登山ポストが挙げられています。家族や知人に行き先と帰りの予定を伝えることと合わせて、自分から出しておくと、遅れたときに探してもらう手がかりになります。
当日の朝に確認するページと問い合わせ先を、1か所にまとめておきます。古い掲載が残っているページもあるため、見るべき欄を決めておくと短い時間で確かめられます。
- 甲斐市の茅ヶ岳のページ:女岩の立入禁止と登山道状況の欄(甲斐市 055-278-1704)
- 甲斐市のクマ目撃情報のページ:新しい目撃の掲載がないか
- 韮崎市観光協会の深田記念公園のページ:駐車場とトイレの案内(満車・料金の問い合わせは韮崎市 0551-22-1111)
- 山梨峡北交通(0551-42-2343):茅ヶ岳・みずがき田園バスの2026年の運行日と時刻
- 国立天文台「各地のこよみ」:出かける日の日の入と、山頂を離れる時刻の再計算
- 北杜市の登山ガイド:明野から入る場合のコースと注意箇所
確認から出発までは、次の3つの手順にまとめられます。
- 前日の夜に、甲斐市の茅ヶ岳のページと、出かける日の甲府の日の入を確かめ、山頂を離れる時刻を書き出す
- 当日の朝、深田記念公園の駐車場に空きがあるかで出発を決める。満車なら路上に停めず、その日は見送る
- 歩き出した時刻から2時間30分後と、山頂を離れる目安の時刻のどちらか早いほうを、引き返しの線にする
2026年11月6日に確かめた範囲では、茅ヶ岳の登山道や深田記念公園へ向かう道の通行止めの掲載は見つかりませんでした。通行できると決まったわけではないので、当日の朝に韮崎市・甲斐市・北杜市の公式ページで確かめてください。
編集部の見立て:茅ヶ岳は、公式ページの更新が古い箇所が残っている山です。だからこそ、出発の朝に5分だけ公式ページを開き、気になることは電話で聞く。この一手間が、記事や古い情報に頼るよりも確かな判断の材料になると考えています。
よくある質問
Q. 茅ヶ岳は日帰りで登れますか?
深田記念公園からの登りは、甲斐市の案内で約2時間30分です。日帰りで計画する人が多い山ですが、下りと往復の時間は公式の記載が見当たりません。登りの時間と、甲府の日の入から逆にたどった山頂を離れる時刻(11月中旬なら13:30ごろ)の2つで計画を組んでください。
Q. 茅ヶ岳の「約5時間」は深田記念公園からの時間ですか?
いいえ。約5時間は、北杜市のガイドにある、明野ふれあいの里から金ヶ岳を経て茅ヶ岳を回る周回の合計(登り約3時間10分・下り約1時間50分)です。深田記念公園からの行程とは起点も道も違うので、同じ尺度で比べないでください。
編集部の見立て:「5時間」と「2時間30分」の取り違えは、茅ヶ岳の計画でいちばん起こりやすい誤りです。迷ったら、その数字が「どこから」「何の時間か」を書いたページを開き直すのが確実です。
Q. 女岩は通れますか?
甲斐市の茅ヶ岳のページには、女岩は落石の危険で立入禁止、周辺を迂回するルートがあると掲載されています(2026年11月6日確認)。現在の通行状況は、出かける前に甲斐市(055-278-1704)で確かめ、現地では標識に従って迂回してください。
Q. 車がなくても行けますか?
韮崎駅からタクシーで深田記念公園まで約25分です(韮崎市の公式案内)。茅ヶ岳・みずがき田園バスは、韮崎市観光協会のページ(2024年4月更新)で土日祝・4月第1土曜〜11月23日とされていますが、2026年の運行と時刻は山梨峡北交通(0551-42-2343)で確かめてください。
Q. 12月や1月に登ってもいいですか?
北杜市のガイドは登山適期を4月中旬〜11月中旬、積雪期を1〜2月としています。12月以降は適期の外です。行く場合は、凍った下りへの備えと日の短さを前提に計画し、不安があるときは雪のない別の低山に行き先を替える選択を同じ重さで考えてください。茅ヶ岳は山梨県の登山計画書の義務区域には列挙されていませんが、提出する方法は用意されています。
編集部の判断:冬の茅ヶ岳は「行けるかどうか」より「行く必要があるかどうか」で考えてほしい山です。春の適期を待てば、凍った沢筋を下る心配をせずに同じ山頂に立てます。
まとめ|茅ヶ岳は入口ごとの公式時間で組み、11月下旬からは替える選択も持つ
茅ヶ岳(山梨県北杜市・甲斐市・韮崎市、1,704m)は、入る場所で公式の時間が変わる山です。深田記念公園から約2時間30分、観音峠から約2時間40分(甲斐市)、明野発の周回は約5時間(北杜市)の別ルート。深田記念公園から登る人は、登りの2時間30分と、甲府の日の入から決めた山頂を離れる時刻の2つで計画を組みます。
女岩は甲斐市のページで立入禁止・迂回路ありと掲載されています。深田記念公園の駐車場は約30台で路上駐車は不可、トイレは凍結した日は使えません。北杜市ガイドの適期は11月中旬までで、11月下旬からは、凍った下りに備えて行くか、雪のない別の低山に替えるかを、自分の経験と天気で選びます。
編集部の見立て:茅ヶ岳で迷ったときに立ち返るのは、「その数字はどの入口の、何の時間か」という問いです。これを守るだけで、計画の誤りの大半は防げると考えています。
編集部の判断:11月下旬から先の茅ヶ岳は、行かないことも立派な計画です。季節を選び直せば、山はまた適期に迎えてくれます。
- 入口(深田記念公園・観音峠・明野)を1つに決め、その入口の公式の時間だけを手元に残す
- 出かける前日に、甲斐市の茅ヶ岳のページ(女岩)とクマの目撃情報、バスの運行を確かめる
- 出かける日の日の入を国立天文台で確かめ、山頂を離れる時刻を決めて紙に書いておく
出典
- 韮崎市「茅ヶ岳」公式案内(標高・深田記念公園・韮崎駅からのタクシー・市民バス)https://www.city.nirasaki.lg.jp/soshikiichiran/shoukoukankouka/kankotanto/sangaku/5747.html(2026年11月6日確認)
- 甲斐市「茅ヶ岳」(標高表記・登り時間・女岩・登山道状況)https://www.city.kai.yamanashi.jp/page/3822.html(2026年11月6日確認)
- 韮崎市観光協会「深田記念公園・茅ヶ岳」(駐車場・トイレ・碑・難易度・バス)https://www.nirasaki-kankou.jp/kankou_spot/sangaku_outdoor/sangaku_yamagoya/3997.html(2026年11月6日確認)
- 北杜市 山岳ガイド「茅ヶ岳」(明野発コース・適期・注意箇所・駐車・バス停)https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/mountain-guide/course/kayagatake.html(2026年11月6日確認)
- 山梨県「登山・山岳情報」(登山計画書の提出義務と提出方法)https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/tozan_sangakujouhou.html(2026年11月6日確認)
- 気象庁 過去の気象データ 韮崎 平年値(1991〜2020年)https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?block_no=1024&prec_no=49(2026年11月6日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」甲府 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s2011.html(2026年11月6日確認)
- 甲斐市 クマの目撃情報 https://www.city.kai.yamanashi.jp/page/4097.html(2026年11月6日確認)


