北陸の紅葉登山|富山・石川・福井の見頃と、雪で早く閉まる山の見極め方

本ページはプロモーションを含みます。掲載している料金・営業期間・通行規制は2026年8月19日時点で各公式サイトを確認した内容です。出発前に必ず最新情報をご確認ください。

北陸の紅葉登山で、いちばん先に決めるべきなのは行き先ではありません。「いつまでに行かないと閉まるか」です。富山・石川・福井は、紅葉が色づく時期と、道路や山小屋が冬に向けて閉じる時期が近い。だから「来週でいいか」と一度先送りしただけで、その年の選択肢がまるごと消えることがあります。

数字で見ると輪郭がはっきりします。立山黒部アルペンルートの2026年度営業期間は4月15日〜11月30日(公式は「予定」表記・2026年8月19日時点)。白山室堂の秋山期営業は10月15日まで。同じ北陸でも、締切に1か月半の開きがあります。

この記事は、北陸3県の紅葉の見頃と、交通・施設が閉まる日を同じ時間軸に並べることだけに集中しました。山の美しさを比べるのではなく、あなたが今シーズン出発できる週を数えるための資料です。

この記事でわかること

  • 北陸の紅葉が標高別にどの順で下りてくるか(立山黒部アルペンルート公式FAQの6段階)
  • 立山・白山・荒島岳・医王山それぞれの「締切になる日」と公表コースタイム
  • 2026年秋、アクセス路の通行止めで登山口に到達できない山(大門山・銀杏峰)
  • 見頃・閉鎖・初雪をひとつにまとめた「行ける週」逆算チェックリスト

北陸の紅葉登山は、見頃より先に「閉まる日」を決める

ここでいう「閉まる日」とは、紅葉がまだ残っていても物理的に山へ近づけなくなる日のことです。雪そのものではなく、雪に備えて先回りで閉じられる道路・索道・山小屋の運用日が実質的な締切になります。

関東や関西の紅葉登山だと、見頃を調べてから週末を選ぶ順番で足ります。北陸はこの順番だと間に合わないことがある。理由は単純で、日本海側は平地の初雪が早く、山の施設はそれよりさらに前倒しで閉じるからです。金沢の雪の初日の平年値は11月24日(気象庁・1991〜2020年平年値)。高いところの山では、平地に雪が来るより前に交通や施設の締切が来ることがあります。

北陸の紅葉登山を組む順番

① 行きたい山の「閉まる日」を確認する → ② その日から逆算して残り何週あるか数える → ③ 残った週の中で見頃に近い週末を選ぶ

①と③を入れ替えると、見頃の週に道が閉じていた、が起こります。

言い換えると、北陸では締切が行き先を選んでくれるということです。10月半ばまでしか動けない人と、11月末まで動ける人とでは、そもそも候補に挙がる山が違ってきます。この考え方の土台になる標高と見頃の関係は、紅葉登山の全体像と標高別の見頃早見表にまとめてあります。エリアを問わず使える基礎として、先に目を通しておくと本記事の表が読みやすくなります。

編集部⛰️の見立てです。北陸の紅葉登山でいちばん多い失敗は「行き先選びに時間をかけすぎて締切を越える」こと。悩む時間そのものが、残りの週を削っています。

標高でわかる、北陸の紅葉前線(早見表)

紅葉前線とは、標高の高い場所から低い場所へ、色づきが順に下りてくる動きのことです。北陸ではこの動きを、立山黒部アルペンルート公式FAQが6段階の目安として公開しています。ルート沿いの各地点がそのまま標高の階段になっているので、北陸全体の物差しとして使えます。

紅葉の目安(公式FAQ) エリア
9月中旬 室堂平・主稜線
9月下旬 大観峰など
10月上旬 弥陀ヶ原・黒部平
10月中旬 黒部ダム・扇沢
10月下旬 美女平など
11月上旬 立山駅・称名滝

出典:立山黒部アルペンルート公式FAQ(2026年8月19日時点で確認)。年次で前後します。

この表の室堂平(2,450m前後)と立山駅周辺の差は、およそ2,000m弱。それを約7週間かけて下りてくる計算になります。ならすと標高100mあたり2〜3日ずつ、見頃がずれていく概算です。あくまで概算ですが、手元に地図と標高さえあれば、公式発表がまだ出ていない山でも「だいたいこの辺」の見当がつく。

つまり、こういうことです。標高2,400m級の稜線が見頃のとき、標高900m台の低山はまだ真緑。逆に低山が色づく11月には、上の山はもう閉まっている。北陸で「紅葉登山」を一括りにできない理由がここにあります。同じ週に、同じ県で、まったく違う季節が同時に進行しているわけです。

北陸の紅葉登山の標高帯と見頃の対応。室堂平2,400m級は9月中旬、黒部ダム周辺は10月中旬、医王山クラス900m台は11月上旬

この概算が使えない場面

斜面の向き、その年の気温、樹種でずれます。特に「今年の見頃」を知りたいときは、概算ではなく各山の管理者や自治体が出す実況を見てください。標高から読む手順そのものは、紅葉の見頃を標高から読む考え方で詳しく分解しています。

立山黒部アルペンルート:紅葉と全線閉鎖までの逆算

立山黒部アルペンルートは、富山県側の立山駅と長野県側の扇沢を、ケーブルカーやバスなど複数の乗り物で結ぶ山岳観光路線です。北陸の紅葉登山でいちばん締切が遅く、かつ標高が高い。この2つが同居している点で特殊な存在といえます。

2026年度の営業期間は4月15日から11月30日まで(公式は「予定」表記・2026年8月19日時点)。全線開通日は4月15日でした。締切は11月30日ですが、実際に高所を歩けるかは別の話です。公式FAQによれば室堂平は例年10月下旬頃から積雪があります。紅葉の目安が室堂平で9月中旬ですから、いちばん高い場所の色づきから積雪まで、およそ6週間という計算になります。

11月30日は「歩ける締切」ではありません

営業期間の終わりと、雪のない状態で歩ける期間の終わりは別物です。10月下旬以降の室堂平は積雪期の装備と判断が必要になる場面があります。稜線や登山道に入る予定なら、当日の状況を必ず立山黒部アルペンルート公式と富山県の発表で確認してください。

運賃は「どこからどこまで」で大きく変わる

アルペンルートは区間によって金額の桁が変わります。以下は公式運賃ページの大人運賃・税込(基準日2026年2月27日/2026年8月19日時点で確認)です。

区間 片道 往復
立山駅〜扇沢 10,940円 19,680円
扇沢〜室堂 6,850円 12,300円

加えて、紅葉シーズンにちょうど重なる割引があります。「秋旅 早割WEBきっぷ」(2026年)は立山駅⇔黒部湖の往復が大人14,900円(通常16,480円)、利用期間は2026年9月1日から11月3日まで(2026年8月19日時点)。標高別の見頃でいうと、室堂平の9月中旬から黒部ダム周辺の10月中旬までがすっぽり入る期間です。紅葉目当てで組むなら、まずこの窓を確認する価値があります。

編集部⛰️の見立てです。「11月30日まで」という数字だけを見て安心すると、10月下旬の積雪でつまずきます。締切は2本ある、と考えてください。歩く締切と、乗り物の締切です。

なお、北陸に限らず「秋の終わりに道が閉まる」構造は各地にあります。冬期閉鎖の一般的な仕組みと確認先については、11〜12月に閉まる登山道と道路のまとめで整理しています。

白山:紅葉と冬期閉鎖の境目(見頃と規制だけ)

白山とは、石川・岐阜の県境にまたがる山域で、最高峰は御前峰の標高2,702m(石川県公式)。北陸の登山では象徴的な存在ですが、この記事では見頃と規制の話だけを扱います。

締切として押さえるべき数字は2つです。ひとつは白山室堂の営業期間。白山室堂の営業期間は5月1日〜10月15日(白山観光協会)(白山観光協会・2026年8月19日時点)。もうひとつは白山公園線の冬期閉鎖です。市ノ瀬〜別当出合の5.4km区間は2026年5月22日11時に閉鎖が解除されましたが、2026年秋の再閉鎖開始日は本記事の確認時点で未公表でした。

前年の日付を「今年の予定」として使わない

白山公園線(白峰風嵐〜市ノ瀬)の前年の冬期閉鎖開始日は2025年11月18日です。ただしこれは実績であって予告ではありません。2026年の開始日は石川県および白山観光協会の発表を待ってください。前年実績は「11月半ばには締切が来る可能性がある」という心構えのためだけに使います。

10月15日で室堂の営業が終わったあと、白山荘は10月16日から4月30日まで避難小屋として利用できるとされています(石川県)。ただし避難小屋は営業小屋ではありません。この期間に入るのは、装備も判断も別物になる時期の登山だという前提が要ります。

白山の紅葉の見頃について、本記事では月日を書きません。2026年の予報・実況として使える一次情報を確認できなかったためです。標高2,702mという数字と、前章の「標高100mあたり2〜3日」の概算から当たりを付けることはできますが、それは目安であって予定表にはなりません。

ルート、登山口、コースタイム、装備の詳細はこの記事の担当範囲外です。白山の初心者向けルートと所要時間の詳細にまとめてありますので、実際に登る計画を立てる段階ではそちらを参照してください。

福井・荒島岳:紅葉が狙える標高1,500m峰

荒島岳とは、福井県大野市にある標高1,523.5mの独立峰(福井県公式)。立山と低山のあいだを埋める高さで、北陸3県では貴重なポジションにあります。

大野市公式(2026年4月13日更新)が公表しているコースタイムは次の通りです。

コース 登山口 登り 下り 設備
勝原コース 旧カドハラスキー場 3時間30分 2時間30分 駐車場・トイレあり(トイレは2026年4月7日に再開)
中出コース 中出集落 3時間40分 2時間40分 駐車場・トイレあり

往復にすると勝原で6時間、中出で6時間20分。差は20分しかありません。「どちらが速いか」ではなく「駐車場に着きやすいか」で選ぶほうが実際的です。

6時間動くということは、秋でも水は要ります。気温が下がると喉の渇きを感じにくくなるぶん、夏より意識して飲む設計が必要になる。荷物の重さと相談しながら量を決める手順は、秋の行動中に必要な水分量の考え方で計算式にしてあります。

荒島岳は「登れる前提」で計画を進めないでください

大野市公式ページの更新は2026年4月です。通行止め情報は掲載されていませんが、それは8月時点で通行できることの保証ではありません。また紅葉の見頃についても、2026年の一次情報を確認できていないため本記事では月日を書きません。出発前に大野市および福井県の公式ページで、林道・登山道の現況を必ず確認してください。

石川・医王山:金沢から日帰りできる低山紅葉

医王山とは、石川県と富山県の境にある山域で、奥医王山939m、白兀山896m(石川県公式観光サイト)。標高から言えば、前章の早見表でいちばん遅い側に来る山です。

見上峠から白兀山へ向かうコースは全長約8km、金沢駅から車で約70分とされています。県庁所在地から1時間強で標高900m級の入口に着けるのは、北陸の地形ならではの条件といえます。

ここで混同しやすい点をひとつ。医王山県立自然公園の施設開設期間は5月1日〜11月30日(石川県・2026年8月19日時点)ですが、これは園内施設の運用期間であって、登山道が通れるかどうかとは別です。施設が開いている=登山道が開いている、ではありません。

本記事で確認できなかったこと

医王山の登山口の標高、駐車場の台数、そして2026年の紅葉の見頃はいずれも一次情報を確認できませんでした。コースの所要時間も公式には距離(約8km)の表記のみで、時間の記載がありません。時間を見積もる際は余裕を持たせてください。

編集部⛰️の見立てです。標高900m台なら11月まで色が残る可能性はあります。ただし北陸の11月は天気が崩れやすい。低山だから安心、ではなく「低山でも撤退の判断は同じ」と考えるほうが安全側です。

【注意】大門山・銀杏峰は2026年秋、登山口に到達できない

この2山は、紅葉の話をする以前の段階で止まります。登山口へ通じる道路が通行止めで、車で近づけないためです。2026年8月19日時点の公式情報を、そのまま挙げます。

標高 規制されている区間 状況 出典
大門山 1,572m 県道54号 中河内〜ブナオ峠8.0km/ブナオ峠〜西赤尾12.3km いずれも通行止め。解除見込み「当分の間」、迂回路なし 富山県
銀杏峰 1,440.7m 国道157号 真名川ダム付近〜中島 約9.7km 2026年4月2日9時から全面通行止め、解除未定。登山口の宝慶寺いこいの森も閉鎖中 大野市公式

大門山の県道54号は迂回路がないと明記されています。回り道でどうにかなる状況ではありません。銀杏峰も、道路と登山口の両方が同時に閉じています。

解除の時期については、公式に「当分の間」「解除は未定」としか書かれていません。今シーズン中に解除されるかどうかを、この記事では予測しません。予測できない以上、2026年秋の候補としては外して計画を組むのが現実的です。

「情報が古いだけかもしれない」で現地へ向かわない

規制情報が更新されていないように見えても、現地で確かめるのは順序が逆です。通行止め区間の先には駐車場も転回スペースもない場合があります。まず富山県の道路規制情報、大野市の観光ページで最新の状態を確認してください。

登山前に必ず確認すること:クマ出没情報と、下がる気温

クマ出没注意情報とは、都道府県が目撃件数などをもとに発令する、住民・入山者向けの注意喚起です。石川県は2026年6月17日からツキノワグマ出没注意情報を発令中とされています(2026年8月19日時点)。

登山道の周辺でも目撃は報じられています。ただし個別の日付・場所については、この記事で公式の出没記録まで確認できたものがありません。行き先が決まったら、福井県のツキノワグマ出没情報、石川県のクマ関連ページ、富山県・立山の管理者情報を、出発前にご自身で確認してください。ただしこれらは二次報道を含む情報で、入山自粛や登山道閉鎖の公式発令は本記事の確認時点では確認できていません。「発令されていないから安全」という読み方はせず、出発直前に各県の最新の注意情報を見てから入山するかどうかを決めてください。

出発前に見るもの

  • 行き先の県(富山県・石川県・福井県)のクマ出没注意情報
  • 道路管理者の通行規制情報(県道・国道・林道)
  • 山小屋・索道の営業状況(立山黒部アルペンルート/白山室堂など)
  • 登山道の現況を出している自治体ページ(大野市・石川県など)

遭難・野生動物との遭遇・急な気象悪化について、個人の判断には限界があります。救助の要否や避難のタイミングは、警察・消防・自治体など公的機関の指示に従ってください。本記事は計画段階の材料を並べるところまでを担当します。

秋の北陸は、街の気温から山を推し量れない

気象庁の平年値(1991〜2020年)で、北陸3県の県庁所在地はこうなります。

都市 10月の平均気温 11月の平均気温 雪の初日(平年)
富山 17.0℃ 11.2℃ 12月3日
金沢 17.6℃ 11.9℃ 11月24日
福井 17.1℃ 11.3℃ 12月3日

3県とも、10月から11月へ移るだけで5〜6℃下がります。1か月で真夏のTシャツから薄手のダウンへ切り替わるくらいの落差、と考えると身近です。しかもこれは平地の数字。標高が上がればさらに下がります。

そして注目してほしいのは最後の列です。平地に雪が来るのは11月下旬から12月上旬なのに、室堂平は例年10月下旬頃から積雪する。街の感覚で「まだ雪の季節じゃない」と判断すると、山では1か月以上ずれます。初雪や初冠雪のニュースをどう読むかは、初雪・初冠雪をどう判断するかで切り分けています。

服装の側から言えば、北陸の秋は「濡れる寒さ」への備えが要ります。日本海側は天気が変わりやすく、汗冷えと降雨が重なりやすい。何を重ねて何を持つかの組み立ては、秋の登山の防寒レイヤリングの組み立て方にまとめてあります。

「行ける週」逆算チェックリスト(統合表)

逆算とは、締切の日から今日までを週単位で数え、実際に出発できる回数を出す作業です。ここまでの数字を1本の時間軸にまとめます。

締切になる日 対象 種類 注記(2026年8月19日時点)
10月15日 白山室堂 秋山期営業 山小屋 10月16日〜4月30日は白山荘が避難小屋として利用可
11月3日 秋旅早割WEBきっぷ 利用最終日 割引 立山駅⇔黒部湖往復 大人14,900円(通常16,480円)/利用期間は9月1日から
11月30日 立山黒部アルペンルート営業期間末日 交通 公式は「予定」表記。室堂平は例年10月下旬頃から積雪
11月30日 医王山県立自然公園 施設開設期間末日 施設 登山道の通行可否とは別。登山道の現況は未確認
(未公表) 白山公園線 冬期閉鎖開始 道路 前年実績は2025年11月18日(白峰風嵐〜市ノ瀬)。今年の予告ではない
解除未定 大門山(県道54号)/銀杏峰(国道157号) 道路 通行止め。大門山側は迂回路なし。2026年秋は候補から外す

行ける週の数え方

(行き先の締切日 − 今日)÷ 7 = 残り週数
そこから「天気が崩れる週」「予定が入っている週」を引いた数が、実際に出発できる回数です。

目安として、北陸の紅葉登山では残り3週を切ったら行き先を絞り込む段階。残り1週なら、標高の低い側(医王山など)へ切り替える判断が現実的です。

もう一段だけ言い添えます。表の最下段2行は、締切ではなくすでに閉じているものです。数える対象に入れないでください。

編集部⛰️の見立てです。この表で最初に目が行くのは11月30日でしょう。でも実際に効いてくるのは10月15日のほうです。白山を選択肢に残したいなら、9月中に日程を押さえる必要があります。

この記事が当てはまらないケース

逆算の前提が崩れる状況もあります。正直に並べます。

  • 今シーズンの紅葉見頃を日付で知りたい人:本記事は荒島岳・医王山・大門山・銀杏峰・白山について、2026年の見頃の月日を書いていません。一次情報を確認できなかったためです。日付が必要なら、各自治体・観光協会の実況発表を待ってください
  • すでに11月半ばを過ぎている人:北陸の高所はほぼ選択肢から外れます。無理に北陸で完結させるより、雪の来ない他エリアへ振り替えるほうが安全です。関西・東海の初心者向けなら御在所岳の紅葉登山とロープウェイの使い方が候補になります
  • 雪山装備で入る前提の人:本記事の締切は「無雪期に歩ける期間」を想定しています。積雪期の判断基準は別の設計が必要です
  • 公共交通だけで組みたい人:荒島岳・医王山の登山口アクセスについて、本記事は駐車場の有無までしか扱っていません

よくある質問

Q. 北陸の紅葉登山は、結局いつ行くのがいいですか。

A. 行き先によって答えが変わります。標高2,450m前後の室堂平なら公式FAQの目安は9月中旬、標高900m台の医王山クラスなら11月上旬相当。ひとつの「ベストシーズン」は存在しません。まず締切(白山室堂10月15日/アルペンルート11月30日)を確認し、そこから逆算してください。

Q. 立山黒部アルペンルートは11月30日まで営業なら、11月下旬でも紅葉登山できますか。

A. 営業していることと、雪なしで歩けることは別です。公式FAQでは室堂平は例年10月下旬頃から積雪があるとされています。11月下旬の稜線は無雪期の装備で歩ける前提にしないでください。乗り物からの紅葉観賞という目的なら、11月上旬の立山駅・称名滝周辺が公式の目安に当たります。

Q. 大門山や銀杏峰は、秋までに道が開く可能性はありますか。

A. 公式情報は大門山の県道54号が解除見込み「当分の間」、銀杏峰周辺の国道157号が解除未定です(2026年8月19日時点)。時期が示されていない以上、本記事では予測しません。計画に組み込むなら、開通の公式発表が出てからにしてください。

Q. 荒島岳は今、登れますか。

A. 断定できません。大野市公式ページ(2026年4月13日更新)に通行止めの掲載はありませんが、更新は4月時点のものです。加えて、この山域ではクマの目撃が報じられています(個別の日付・場所は公式の出没記録で確認できていません)。出発前に大野市の観光ページと福井県のツキノワグマ出没情報を確認し、行くかどうかはご自身で判断してください。

Q. アルペンルートの運賃を安くする方法はありますか。

A. 「秋旅 早割WEBきっぷ」(2026年)があります。立山駅⇔黒部湖の往復が大人14,900円で、通常16,480円との差は1,580円(2026年8月19日時点)。利用期間は2026年9月1日から11月3日までで、紅葉シーズンの前半と重なります。

Q. クマの目撃情報が出ている山には入らないほうがいいですか。

A. この記事は「入るな」とも「入ってよい」とも書きません。入山自粛や登山道閉鎖の公式発令は確認できていませんが、それは安全の保証でもないからです。県の注意情報の最新版を読み、判断に迷う場合は自治体の窓口へ問い合わせてください。

まとめ:今日やることは1つ、締切日をカレンダーに書く

北陸の紅葉登山で決め手になるのは、山の選定でも装備でもありません。締切日を先に固定することです。白山室堂は10月15日、立山黒部アルペンルートは11月30日(予定)、割引きっぷは11月3日まで。この3つの日付をカレンダーに入れた瞬間、行ける週の数が確定します。

  1. 締切日を書く:行きたい山の締切を1つ選び、カレンダーに印を付ける
  2. 週を数える:(締切日 − 今日)÷ 7 で残り週数を出し、予定が空いている週末だけを残す
  3. 出発前に確認する:道路規制・小屋の営業・クマ出没注意情報を、各公式ページで見直す

標高と見頃の関係をもっと広い範囲で使いたい方は、紅葉登山の全体像と標高別の見頃早見表へ。白山を実際に登る計画に進むなら白山の初心者向けルートと所要時間の詳細が次の一歩になります。

最後にもう一度だけ。この記事に載せた日付と料金は、すべて2026年8月19日時点で各公式サイトを確認した内容です。出発前に、必ず道路管理者・施設管理者の公式ページで最新の情報を見てから判断してください。

参考・出典

  • 立山黒部アルペンルート公式(2026年度営業情報):https://www.alpen-route.com/_wp/for_group/132843 (2026年8月19日確認)
  • 立山黒部アルペンルート公式(全線開通のお知らせ):https://www.alpen-route.com/_wp/for_group/132843/04 (2026年8月19日確認)
  • 立山黒部アルペンルート公式FAQ(紅葉の目安・室堂平の積雪):https://www.alpen-route.com/information/faq.html (2026年8月19日確認)
  • 立山黒部アルペンルート公式(運賃ページ・基準日2026年2月27日):https://www.alpen-route.com/access_new/fare/person/index.php (2026年8月19日確認)
  • 立山黒部アルペンルート公式(2026秋旅早割WEBきっぷ):https://www.alpen-route.com/_wp/information/140871 (2026年8月19日確認)
  • 白山観光協会(白山室堂 予約・営業期間):https://hakusan-guide.or.jp/hakusan_stay/yoyaku/ (2026年8月19日確認)
  • 白山観光協会(前年の冬期閉鎖のお知らせ):https://hakusan-guide.or.jp/archives/2025_11_19_11379/ (2026年8月19日確認)
  • 石川県(白山公園線 冬期閉鎖区間の解除):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/ishikawaciv/hakusankouensen.html (2026年8月19日確認)
  • 石川県(白山室堂 施設案内・白山荘の避難小屋利用):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/sisetsu.html (2026年8月19日確認)
  • 石川県(白山山頂の紹介・御前峰の標高):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/miryoku/miryoku1.html (2026年8月19日確認)
  • 石川県(ツキノワグマ出没に関する注意):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/kuma/navi01.html (2026年8月19日確認)
  • 石川県(医王山県立自然公園 施設開設期間):https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/sizenkouen/iouzen_jouhou.html (2026年8月19日確認)
  • 石川県公式観光サイト(医王山):https://www.hot-ishikawa.jp/spot/detail_4542.html (2026年8月19日確認)
  • 大野市公式(荒島岳・コースタイム):https://www.city.ono.fukui.jp/kanko/kanko-joho/guide/arashimadake.html (2026年8月19日確認)
  • 大野市公式(銀杏峰・国道157号の通行止め):https://www.city.ono.fukui.jp/kanko/kanko-joho/guide/genanpo.html (2026年8月19日確認)
  • 南砺市公式(大門山の標高):https://www.city.nanto.toyama.jp/kanko-bunka-sports/shogaigakushu/2/3125.html (2026年8月19日確認)
  • 富山県(県道54号 通行規制情報):https://www.pref.toyama.jp/1501/kendodukuri/dourokouwan/douro/kj00014191.html (2026年8月19日確認)
  • 福井県公式PDF(県内主要山の標高一覧・荒島岳/銀杏峰):https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/bousaiko/bousaiko_d/fil/07.pdf (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(富山の平年値・気温):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=55&block_no=47607 (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(金沢の平年値・気温):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=56&block_no=47605&year=&month=&day=&view= (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(福井の平年値・気温):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=57&block_no=47616&year=&month=&day=&view= (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(富山の雪の初日 平年値):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_season.php?prec_no=55&block_no=47607&view=a2l&year= (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(金沢の雪の初日 平年値):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_season.php?prec_no=56&block_no=47605&view=&year=2025 (2026年8月19日確認)
  • 気象庁(福井の雪の初日 平年値):https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_season.php?prec_no=57&block_no=47616&view=&year= (2026年8月19日確認)
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