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三段峡(広島県山県郡安芸太田町の渓谷)の紅葉は、三段峡公式サイトのFAQで「例年10月下旬〜11月下旬」が見頃の目安とされています(2026年10月7日確認)。2026年の色づきは年によって前後するため、2026年の見頃の日付は公式からは出ておらず、出かける前に三段峡公式サイト(https://www.sandankyo.jp/)のお知らせで確かめるのが確実です。峡谷の中でも場所によって日当たりと谷の深さが違うので、見頃は一斉ではなく、ずれて進むものとして計画を立てます。
もう1つ、日付より先に確かめたいことがあります。安芸太田町の公式ページ(2026年9月30日更新)によると、2026年10月7日時点で遊歩道は2区間が通行止めです。「横川口-葭ヶ原及び三段滝分岐」は10月1日から期限未定で、猿飛渡船営業日のみ通行可・雨天時運休とされています。「三段滝-餅ノ木口」は復旧予定時期が未定です。
つまり2026年の三段峡の紅葉は、「いつ行くか」と同じくらい「どこまで歩けるか」で行き先が決まります。以下では、場所ごとの例年の見頃と、正面口からの公式の徒歩時間、通行止めの区間、渡舟、駐車場、日没から逆算した引き返し時刻を、1つの流れで並べます。
数字はすべて公式の掲載値と確認日つきです。通行止めや渡舟は日ごとに変わるので、記事の数字は「出発前に自分で見に行く先」の目印として使ってください。
- 三段峡公式の例年の見頃の目安は10月下旬〜11月下旬で、2026年の見頃の日付は公式から出ていないこと
- 2026年10月7日時点で遊歩道は2区間が通行止め(町・9月30日更新)で、猿飛側は渡船の営業日だけ通れること
- 正面口からの町の目安は、赤滝約20分・猿飛と二段滝約25分・黒淵約50分・三段滝約130分(いずれも片道)であること
- 黒淵渡舟は町の案内で水曜・木曜が定休日、猿飛は2026年7月に3人乗りの貸しボートとして再開したこと
- 正面口500台・水梨口200台の駐車場の掲載値と、水梨口へは公共交通機関で行けないこと
- 広島市の日の入りが11月1日17:17から11月30日17:00まで早まり、谷底はそれより早く暗くなるという前提での引き返し時刻の決め方
- 落ち葉と濡れた岩の遊歩道で靴・上着・雨具をどう選ぶかと、前日に見るべき公式の確認先
三段峡の紅葉2026年の見頃はいつか:公式の例年の目安は10月下旬〜11月下旬
結論から書きます。三段峡公式サイトのFAQは、紅葉の時期を「10月下旬~11月下旬」と案内しています(2026年10月7日確認)。これは例年の目安であって、2026年の予想ではありません。2026年の見頃の日付は、公式の発表として2026年10月7日時点で記載が見当たりません。色づきの進みは、その年の秋の気温や雨の降り方で前後します。
民間の紅葉情報サイトにも三段峡の見頃は載っていますが、掲載元によって幅が違います。過去の内容をもとにしたものや、予想として出しているものが混ざっていて、日付をそろえると食い違いが出ます。行く日を決める材料として一番ぶれが少ないのは、三段峡公式の「10月下旬~11月下旬」という幅です。この幅の中で、平日に休めるか、雨の翌日を避けられるか、という自分の都合で週を選ぶほうが、予想日に合わせるより失敗が少なくなります。
行く週の決め方:まず公式の例年の目安(10月下旬〜11月下旬)の中から候補の週を2つ選びます。次に、出発の2〜3日前に三段峡公式サイトのお知らせで色づきの様子を見て、前日に町の通行止めと渡舟の情報を確かめます。見頃の予想日に合わせるより、規制の確認を先に置いた順番のほうが、現地で引き返す確率を下げられます。
2026年は特に、紅葉の進み具合より規制の状況のほうが計画に効きます。リードで触れたとおり、遊歩道の2区間が通行止めで、そのうち1区間は猿飛の渡船が動く日にしか通れません。紅葉がきれいな週に行っても、目当ての場所までの道が閉まっていれば、見られる範囲は狭くなります。逆に、見頃の端の週でも、歩ける範囲が広ければ得るものは大きくなります。
判断の順番を整理すると、次の3段になります。1段目は「行きたい場所の区間が、今歩けるか」。2段目は「その場所まで日没前に往復できるか」。3段目が「色づきがどこまで進んでいるか」です。多くの人は3段目から考え始めますが、三段峡の2026年秋は、1段目で行き先が変わる可能性が高い年です。
三段峡は中国山地の渓谷で、同じ時期に色づく山も近くにあります。峡谷の遊歩道とは別に、標高の高い山の紅葉と組み合わせて秋の計画を考えたいときは、中国地方の紅葉登山5座を標高から見頃で選ぶ記事で、大山・三瓶山・恐羅漢山などの時期の違いを並べています。
また、例年の目安の幅は約1か月あります。この1か月のうち、前半は上のほうから色づき始め、後半は落葉が進む、という一般的な紅葉の進み方を前提に、自分が見たいのが「色づいた葉」なのか「落ち葉の積もった道」なのかで、前寄りか後ろ寄りかを決めると選びやすくなります。後半ほど日没が早くなり、足元の落ち葉も増えるので、歩く計画は前半より短めに組むのが基本です。
編集部の見立て:三段峡の紅葉で一番多い失敗は、色づきの予想に合わせて日を決め、現地で「この先は通れません」と知るパターンだと考えています。2026年は通行止めが2区間あるので、なおさらです。見頃の日付は公式の幅で十分で、そのぶん前日の規制確認に時間を使うほうが、満足度は確実に上がります。
場所ごとの見頃と行き方の早見表(正面口からの徒歩時間つき)
三段峡の主な見どころを、例年の見頃(出典つき)と、正面口からの徒歩時間(町の公表の目安)で1枚の表にまとめます。標高は国土地理院などの公式の地点別の値が見当たらないため、表では「公式値なし」と表示しています。峡谷の中の場所ごとの見頃の差は公式に示されていないので、見頃の欄はすべて三段峡公式の例年の目安で統一しています。
| 場所 | 標高の目安 | 例年の見頃(出典) | 行き方・歩く時間(2026年10月7日確認) |
|---|---|---|---|
| 長淵 | 公式値なし | 10月下旬〜11月下旬(三段峡公式FAQ・例年) | 正面口から徒歩すぐ(町の目安) |
| 赤滝 | 公式値なし | 同上 | 正面口から約20分(町の目安・片道) |
| 猿飛・二段滝 | 公式値なし | 同上 | 正面口から約25分(町の目安・片道)。10月1日以降、通行止め①の区間は猿飛渡船営業日のみ通行可・雨天時運休 |
| 黒淵 | 公式値なし | 同上 | 正面口から約50分(町の目安・片道)。黒淵渡舟は町の案内で水曜・木曜が定休日 |
| 三段滝 | 公式値なし | 同上 | 正面口から約130分(町の目安・片道)。周辺に通行止めの区間名(三段滝分岐・三段滝-餅ノ木口)があるため出発前に町へ確認 |
この表の読み方は「右の列から見る」です。見頃の列はすべて同じ幅なので、日付で場所を選び分けることはできません。差がつくのは、正面口からの時間と、その道に規制がかかっているかどうかです。たとえば長淵や赤滝は正面口から近く、時間の面では誰でも届く場所です。黒淵は片道約50分で、往復を考えると半日の計画になります。三段滝は片道約130分で、さらに周辺に通行止めの区間名が並んでいるので、2026年秋は「行けるかどうかを町に確かめてから決める場所」になります。
「標高の目安」が空いているのは、地点ごとの標高の公式値が見当たらないためです。紅葉の進みを標高で読み分けたくなりますが、三段峡は谷の深さと日当たりの影響も大きい場所です。標高を推測で入れるより、公式のお知らせに出る色づきの様子を見るほうが判断を誤りません。
表の徒歩時間は、町が公表している正面口からの片道の目安です。往復の時間や、通行止めの区間を避けて回るときの合計は、公式に出ていません。片道の数字をそのまま「この時間で回れる」と読み替えないでください。帰りの時間と、写真を撮って立ち止まる時間は別に見込む必要があります。
区間の距離(km)についても、町の案内は時間で示されていて、距離の公式の記載は見当たりません(2026年10月7日確認)。地図アプリで距離を測る人もいますが、峡谷の遊歩道は岩場や階段、橋で歩く速さが場所ごとに変わります。距離から自分の時間を割り出すより、町の目安の時間に、自分の歩く速さの癖(いつもコースタイムより遅いか速いか)を掛けて考えるほうが実際に近くなります。
表に載せた5か所のほかにも、峡谷には名前のついた淵や滝がいくつもあります。ただし、それぞれへの所要時間や見頃の公式値は示されていないので、計画の柱には使いにくいのが実情です。最初の訪問なら、町が時間を出している5か所のどれを「折り返し地点」にするかを先に決め、途中の場所は歩きながら楽しむ、という組み方が無理のない形です。
編集部の見立て:早見表を作ってみると、三段峡は「どこが見頃か」ではなく「どこまで行けるか」で選ぶ場所だとはっきりします。見頃の欄が全部同じなのは手抜きではなく、公式がそう示しているからです。読者が選べるのは時間と規制の列だけなので、そこを先に見てください。
2026年10月7日時点の通行止め2区間と、猿飛側を通れる条件
2026年の三段峡で、計画に一番効くのがこの節です。安芸太田町の公式ページ(2026年9月30日更新)によると、2026年10月7日時点で遊歩道には次の2区間の通行止めが出ています。区間名は公式の文言どおりに書きます。
| 番号 | 区間(町の文言どおり) | 状況(安芸太田町・2026年9月30日更新/2026年10月7日確認) |
|---|---|---|
| ① | 横川口-葭ヶ原及び三段滝分岐 | 2026年10月1日から期限未定。猿飛渡船営業日のみ通行可、雨天時運休 |
| ② | 三段滝-餅ノ木口 | 復旧予定時期は未定 |
この表で読み取るべきなのは2点です。1点目は、①は完全に閉じているのではなく「猿飛渡船営業日のみ通行可」という条件つきだということ。渡船が営業していない日と雨の日は通れません。2点目は、②は復旧の時期そのものが決まっていないということです。②の区間を通る計画は、2026年の紅葉期には立てないのが前提になります。
通行止めの理由の詳しい内容は、町の公式の本文には書かれていません。広島県の西中国山地国定公園の三段峡のページは、落石や倒木への注意と、通行止めの区間には立ち入らないよう呼びかけています。理由が書かれていないからといって、軽い規制だと受け取る根拠にはなりません。
通行止めの区間に、ロープや看板の脇から入らないでください。広島県は落石・倒木への注意と、通行止め区間への立入禁止を呼びかけています。峡谷の遊歩道は逃げ場が少なく、上からの落石を避ける余地がほとんどありません。「少しだけ先を見たい」という入り方が、いちばん危ない使い方です。
もう1つ、案内どうしの食い違いがあります。広島県のページ(8月25日掲載)には黒淵-水梨口の閉鎖の記載がありますが、町の9月30日更新の案内には、この区間は出てきません。また、県のページの規制期間の表示は、町の新しい案内より前の内容です。水梨口側の区間は、県と町で案内の内容が違うので、水梨口から歩く計画なら出発前に町へ確かめてください。どちらか一方の表示だけを見て「通れる」と決めないことが大切です。
自分の行き先がこの2区間にかかるかどうかは、区間名と、三段峡公式サイトや町の散策マップの地図を見比べて判断します。区間名には「三段滝分岐」「三段滝」という語が入っているので、三段滝を目当てにする人ほど、事前の照合が欠かせません。正面口から長淵・赤滝までのように、区間名に出てこない範囲だけを歩く計画なら、通行止めの影響は小さくなります。
- 行きたい場所までの道が、①「横川口-葭ヶ原及び三段滝分岐」にかかるかを地図で照合した
- ①にかかる場合、当日が猿飛渡船の営業日かどうか、雨の予報が出ていないかを前日に確かめた
- ②「三段滝-餅ノ木口」を通る計画を立てていない
- 水梨口から歩く場合、県と町の案内の食い違いについて町へ問い合わせた
- 町のページの更新日を見て、9月30日より新しい情報が出ていないかを確かめた
編集部の見立て:「期限未定」「復旧予定時期は未定」という言葉は、来週には開いているかもしれないし、紅葉が終わっても閉じたままかもしれない、という意味です。記事の日付より新しい町の更新を必ず見てください。三段峡の2026年秋は、町のページを開く習慣があるかどうかで計画の成否が分かれます。
正面口から長淵・赤滝・猿飛・黒淵・三段滝までの時間と日帰りの範囲
町が公表している正面口からの徒歩時間の目安は、長淵がすぐ、赤滝が約20分、猿飛・二段滝が約25分、黒淵が約50分、三段滝が約130分です(いずれも片道・2026年10月7日確認)。この数字から、どこを折り返し地点にするかを決めます。


公式の片道の目安を2倍すると、黒淵の往復は約100分、三段滝の往復は約260分になります。これは片道の数字を単純に倍にしただけで、町が出している往復の時間ではありません。帰りは疲れて速さが落ちること、写真を撮る時間、休憩の時間を足すと、実際にはこれより長く見ておく必要があります。黒淵往復で半日、三段滝往復で丸1日、という枠で考えておくと、時間の読み違いが起きにくくなります。
| 折り返し地点 | 片道の目安(町) | 向く人と、2026年秋の注意 |
|---|---|---|
| 長淵・赤滝 | すぐ〜約20分 | 歩く時間を短くしたい人、同行者に歩き慣れない人がいる日。通行止めの区間名に入らない範囲 |
| 猿飛・二段滝 | 約25分 | ①の区間にかかる場合は、猿飛渡船営業日のみ通行可・雨天時運休。当日の渡船の営業を前日に確認 |
| 黒淵 | 約50分 | 半日で渓谷を歩きたい人。黒淵渡舟は町の案内で水曜・木曜が定休日 |
| 三段滝 | 約130分 | 1日使える人。周辺に通行止めの区間名があるため、行けるかどうかを町に確かめてから決める |
この中で、最初の三段峡に向いているのは黒淵までの往復です。正面口から約50分という時間は、日の短い11月でも昼前後に動けば日没との余裕を取りやすく、渓谷らしい景色も見られます。三段滝は時間の面でも規制の面でもハードルが上がるので、2026年秋は町の案内で通れることがはっきりした日だけ候補に入れる、という扱いが現実的です。
町の目安は「正面口から」の時間です。途中から引き返す場合や、別の入口を使う場合の時間は、公式の目安としては示されていません。駐車場やバス停の位置との関係で、どの入口を起点にするかを先に決めておくと、時間の計算がぶれません。
足元についても触れておきます。峡谷の遊歩道は、乾いた舗装路と違い、岩の段差や濡れた木の橋、落ち葉が積もった場所が続きます。片道50分程度の散策でも、街歩き用のスニーカーより、靴底の溝が深く足首まわりを支える登山靴やトレッキングシューズのほうが、滑りと疲れの両方を抑えられます。どの程度の靴を選ぶかの考え方は、ワイズ・寿命・カットで比べたトレッキングシューズの選び方で詳しく整理しています。
遊歩道〜低山向けの1足を探している人には、シリオの PF302 ライトトレックが候補になります。品名にあるとおり「ライトトレック」を想定したモデルで、峡谷の遊歩道や里山の登山道のような、本格的な岩稜ではないが足元が濡れて不安定な道を歩く人に向きます。まず1足目の登山靴を持ちたい人、スニーカーから乗り換えたい人に合う位置づけです。
編集部の見立て:三段滝の約130分は、片道だということを何度でも強調したい数字です。往復で4時間を超え、さらに2026年秋は周辺に通行止めの区間名が並んでいます。初めての三段峡なら黒淵往復を本線に置き、元気が余っても予定外に先へ延ばさないほうが、紅葉の日の満足度は高くなると考えています。
黒淵渡舟と猿飛の貸しボート:定休日と2026年の運航の確かめ方
三段峡には、渓谷の淵を舟で渡る場所が2か所あります。黒淵の渡舟と、猿飛の渡舟です。2026年秋は、猿飛側の渡船が動く日でないと①の通行止め区間を通れないため、渡舟の運航がそのまま歩ける範囲を左右します。
黒淵渡舟は、安芸太田町の案内で毎週水曜・木曜が定休日です(2026年10月7日確認)。運航時間は、案内する先によって表示が違います。観光協会の通常期間の案内と、三段峡公式FAQの古い時点の記載とで時間が一致していないため、運航時間は当日の最新の表示を確かめてください。曜日については町の案内を採り、観光協会の案内は確認先として見ておくのが無難です。
猿飛のほうは、2026年に形が変わりました。三段峡公式のお知らせには、猿飛が貸しボートとしてリニューアルオープンしたとの掲載があり、観光協会は3人乗りの貸しボートとして案内しています。再開は2026年7月で、乗り方は「渡し舟に乗せてもらう」から「3人乗りのボートを借りる」に変わっています。町の案内では猿飛の渡舟は「不定期運航」とされ、運航状況の問い合わせ先として恐羅漢エコロジーキャンプ場(0826-28-7270)が示されています。
| 渡舟 | 公式の案内(2026年10月7日確認) | 当日確かめること |
|---|---|---|
| 黒淵渡舟 | 町の案内で毎週水曜・木曜が定休日 | 運航時間(案内ごとに表示が違う)・天候による休止 |
| 猿飛(貸しボート) | 2026年7月に3人乗りの貸しボートとして再開。町の案内では「不定期運航」、問い合わせ先0826-28-7270 | 当日の営業の有無。①の区間は猿飛渡船営業日のみ通行可・雨天時運休 |
観光協会は、猿飛の貸しボートを紅葉期に毎日運行する予定と案内しています。ただしこれは予定であり、天候や増水で休止することがあります。2025年の紅葉期にも運航日のお知らせが出ていましたが、2026年の紅葉期の運航日のお知らせは、2026年10月7日時点で公式の記載が見当たりません。また、三段峡公式サイトのトップの渡舟の表示は「中止」となっていますが、その表示の更新日は7月で、観光協会の案内とは食い違っています。
渡舟は「行けば動いている」ものとして計画しないでください。案内どうしの表示が食い違っていて、更新日もそろっていません。前日に安芸太田町の三段峡のページと、観光協会のお知らせの両方を見て、それでもはっきりしなければ問い合わせ先に電話で確かめる、という順番を取ると確実です。
渡舟頼みの計画にするかどうかは、「渡舟が動かなかったときに、別の折り返し地点で満足できるか」で決めます。たとえば猿飛の先を目当てにする計画は、貸しボートが休止すると成り立ちません。一方、黒淵までの往復を本線にして、渡舟は「動いていれば乗る」くらいに置いておけば、当日の運航に振り回されずに済みます。
3人乗りという点も計画に関わります。紅葉期の週末に人が集中すると、ボートの順番を待つ時間が出る可能性があります。待ち時間の公式の目安は見当たらないので、渡舟を使う日は時間に余裕を持たせ、待ち時間で日没までの残り時間が削られることも見込んでおきます。
編集部の見立て:2026年の猿飛は「渡し舟」ではなく「貸しボート」になったことを、まず頭に入れておいてください。過去の旅行記やブログの説明は、ほとんどが以前の形のままです。運航するかどうかも日によって変わるので、渡舟は計画の「おまけ」に置き、なくても成り立つ行き先を本線にしておくのが、2026年秋の三段峡でいちばん崩れにくい組み方です。
正面口・水梨口の駐車場とバス:車で行くか、バスで行くか
三段峡公式サイトのトップには、2か所の駐車場の掲載があります(2026年10月7日確認)。正面口は一般車500円・500台で、観光バスは無料。水梨口は一般車500円・200台で、マイクロバスは2,000円です。
| 入口 | 料金(三段峡公式の掲載値) | 台数 | 公共交通機関 |
|---|---|---|---|
| 正面口 | 一般車500円・観光バス無料 | 500台 | 広電バス三段峡線の時刻表は町のページからPDFで確認 |
| 水梨口 | 一般車500円・マイクロバス2,000円 | 200台 | 公共交通機関では行けない(町公式) |
正面口の料金については注意点があります。観光協会の案内に、三段峡公式トップとは別の料金の表示があり、公式トップの500円という掲載には改定日の記載がありません。混雑期に料金が変わる可能性もあるので、駐車料金は現地の表示に従うものとして、500円は目安として読んでください。台数の500台・200台も、紅葉期の週末にどの時刻で埋まるかの公式の目安は見当たりません。
紅葉期の臨時駐車場や臨時バスについては、2026年の発表は2026年10月7日時点で公式の記載が見当たりません。発表が出るとすれば町や観光協会のお知らせになるので、出発前にそこを見ておきます。駐車場が満車のときに、路上や路肩に停めて歩き出すのはやめてください。峡谷の入口付近の道は狭く、緊急車両や観光バスの通行を妨げます。
紅葉の名所は、週末の午前中に車が集中しやすい場所です。時間帯や曜日のずらし方、混む山を避ける考え方は、紅葉登山の混雑を時間帯・曜日・山の選び方で避ける方法にまとめています。三段峡の場合は、平日に行けるなら黒淵渡舟の定休日(水曜・木曜)と重ならないかも合わせて見てください。
バスで行く場合は、広電バスの三段峡線を使います。町のページに記載されている便数は、高速バスが三段峡方面1日4便・広島方面1日2便、路線バスが三段峡方面1日6便・広島方面1日8便です(2026年10月7日確認)。広島バスセンターやJR可部駅前を発着する案内があります。運行日の条件は時刻表で確かめる必要があり、時刻そのものは町のページからリンクされているPDFで見てください。
バスで行く人にとって大事なのは、広島方面への便の少なさです。とくに高速バスは広島方面が1日2便なので、帰りの便を1本逃すと、その日の選択肢が一気に狭まります。バスの日は「帰りのバスの時刻」が引き返し時刻の締切になります。帰りに乗る便を決め、その出発時刻から、正面口までの戻りの時間と余裕の30分以上を引いた時刻を、遊歩道での折り返しの時刻にします。
車かバスかの判断は、行きたい入口で決まります。水梨口から歩きたいなら、公共交通機関では行けないので車が前提になります。ただし水梨口側の区間は、県と町で案内の内容が違うので、車で行く前に町へ確かめておきます。正面口から黒淵までの往復なら、バスでも組みやすい計画です。
編集部の見立て:バスで三段峡に行く人は、行きの時刻より帰りの時刻を先に決めてください。広島方面への便は多くありません。紅葉に夢中になって奥へ進み、帰りの便から逆算する計算を後回しにすると、日没と最終便の両方に追われることになります。
紅葉の時期の日没と気温:11月の引き返し時刻の決め方
紅葉の時期は、1年の中でも日没が早くなっていく時期と重なります。国立天文台の「各地のこよみ」によると、広島(県庁所在地)の2026年の日の入りは、10月1日が17:55、10月15日が17:37、10月30日が17:19、11月1日が17:17、11月15日が17:06、11月30日が17:00です(2026年10月7日確認)。
| 日付(2026年) | 日の出(広島) | 日の入り(広島) | 遊歩道を歩き終える目安の考え方 |
|---|---|---|---|
| 10月15日 | 6:15 | 17:37 | 日の入りの1時間以上前に正面口へ戻る |
| 11月1日 | 6:30 | 17:17 | 同上。16時台前半には戻っている計画に |
| 11月15日 | 6:43 | 17:06 | 同上。谷底の暗さを見込み、16時ごろまでに戻る計画に |
| 11月30日 | 6:57 | 17:00 | 同上。昼過ぎに折り返す計画が基本 |
この値は広島市のもので、三段峡の現地の値ではありません。峡谷は両側を斜面に囲まれているので、谷底は日の入りの時刻より早く暗くなります。「日の入りが17時なら17時まで歩ける」という読み方は、三段峡では成り立ちません。表の右の列は、谷の暗さを見込んで1時間以上の余裕を取る、という考え方を示したものです。
引き返し時刻の式:「正面口に戻りたい時刻」から「折り返し地点からの戻りの時間(町の片道の目安に余裕を足したもの)」を引くと、折り返しの時刻が出ます。たとえば11月15日に黒淵まで行くなら、16時までに正面口へ戻るとして、片道約50分に余裕を見て戻りを70分ほどに置くと、黒淵を14時50分ごろまでに離れる計算になります。バスの日は、戻りたい時刻を帰りのバスの時刻から決めます。
日没から逆算する考え方は、三段峡だけでなく秋の山歩き全般で使えます。地域ごとの月別の日没と、引き返し時刻の決め方の手順は、秋に早まる日没の早見表と引き返し時刻の決め方で詳しく扱っています。
気温についても数字を見ておきます。気象庁の加計(アメダス)の平年値(1991〜2020年)は、10月の月平均気温が15.2℃、11月が9.3℃です(2026年10月7日確認)。加計は三段峡そのものの値ではありませんが、同じ安芸太田町の観測点です。10月から11月にかけて、月平均で約6℃下がることになります。しかも月平均なので、朝夕や谷底の日陰はこれより冷える時間があります。
この冷え込みに対する備えは、厚い上着を1枚着込むより、薄い層を重ねて脱ぎ着で調整するほうが向いています。歩いている間は体が温まり、渡舟を待つ間や滝の前で立ち止まる間に冷えます。9月・10月・11月の気温差と足すべき1枚の決め方の考え方で、肌着・中間着・上着を分けて選ぶと、峡谷の温度差に合わせやすくなります。
肌に触れる1枚目には、汗で濡れても冷えにくい素材を選ぶのが基本です。モンベルのスーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツは、薄手のメリノウールのインナーで、秋の峡谷歩きで歩いては立ち止まる、を繰り返す人の肌着に向きます。綿のTシャツで汗冷えしやすい人の乗り換え先として考えやすい1枚です。
編集部の見立て:11月の三段峡で時間が足りなくなる原因は、歩く速さより「立ち止まる時間」だと考えています。紅葉の渓谷は撮りたい場所が次々に出てきます。だからこそ折り返しの時刻を先に決め、時計を見て守ることが、色づいた谷を安全に楽しむいちばん確かな方法です。
濡れた落ち葉の峡谷歩きで選ぶ、ザック・防寒着・雨具の基準
三段峡の紅葉期の道具選びは、「濡れた岩と落ち葉で滑らないこと」「谷底の日陰で冷えないこと」「雨の日に体を濡らさないこと」の3つを基準にします。大事なのは高い道具をそろえることではなく、この3つの条件に1つずつ答えを持っていくことです。足元は前の節で触れた登山靴で答え、ここでは荷物を運ぶザック、立ち止まったときの防寒着、雨具の3つを考えます。防寒着は、歩いている間は脱いでザックにしまうので、ザックの容量と防寒着の収まりはセットで考えます。雨具は、雨天時に猿飛側が運休する2026年秋の三段峡では「雨なら行き先を変える」判断とも関わります。
| 商品 | 品名・型番に出ている仕様 | 三段峡で向く使い方 |
|---|---|---|
| ミレー サースフェー NX 30+5 | 容量30+5(品名の表示) | 黒淵往復〜三段滝往復の日帰りで、上着・雨具・行動食をまとめて運ぶ |
| モンベル ライトアルパインダウンジャケット | 品番1101608・ダウンの防寒着 | 渡舟待ちや滝の前で立ち止まったときに羽織る中間着 |
| ザ・ノース・フェイス サンダージャケット | Thunder Jacket・ダウンジャケット | 見頃の後半〜冷え込む日の休憩用の1枚 |
まずザックです。黒淵往復なら半日、三段滝往復なら丸1日の行程になり、防寒着と雨具と飲み物、行動食を入れると、街歩き用のリュックでは収まりにくくなります。脱いだ上着を外にぶら下げると、狭い遊歩道で岩や手すりに引っかけやすくなります。ミレーのサースフェー NX 30+5 は、品名のとおり30+5の容量表示がある登山用のザックで、日帰りの峡谷歩きに防寒着と雨具をまとめて入れたい人に向きます。
次に防寒着です。加計の平年値で11月の月平均気温は9.3℃で、谷底の日陰ではさらに冷える時間があります。歩いているときは暑くても、止まった瞬間から体は冷え始めます。モンベルのライトアルパインダウンジャケット(品番1101608)は、休憩や渡舟待ちの間に羽織るダウンの中間着として、軽く持ち運びたい人に向きます。
見頃の後半、11月下旬に近い日を選ぶ人や、寒がりで休憩のたびに冷える人は、防寒着をもう1段しっかりしたものにする選択もあります。ザ・ノース・フェイスのサンダージャケットは、品名のとおりダウンジャケットで、冷え込む日の休憩用の1枚を探している人の候補になります。
ダウンは濡れると暖かさが落ちる素材です。雨の日や、滝のしぶきがかかる場所では、ダウンの上に雨具を重ねるか、ザックの中に入れたまま使わない判断をしてください。雨具が無い日に、ダウンを雨よけ代わりに着て歩くのは避けたい使い方です。
靴と雨具は、この比較の外に置いた別の判断です。靴は前の節のとおり、靴底の溝と足首まわりの支えで選びます。雨具は、上下に分かれた登山用のレインウェアを1組持っていけば、防寒着の上に重ねる防風着としても使えます。雨の日の三段峡の判断と雨具の選び方は、後の節でまとめて扱います。
編集部の見立て:峡谷の遊歩道は「散策だから軽装で」と考えられがちですが、11月の谷底は止まると冷える場所です。ザック・防寒着・雨具の3つを、高い順ではなく「入るか・羽織れるか・濡れないか」で選んでください。この3つの答えがそろえば、渡舟の待ち時間も滝の前の時間も落ち着いて過ごせます。
落ち葉と濡れた岩で滑らない歩き方:峡谷の遊歩道で気をつける場所
紅葉の三段峡で一番多く気をつけることは、足元の滑りです。峡谷の遊歩道は、川のそばを通るので湿り気が抜けにくく、岩の表面や木の橋、階段が濡れたままの場所があります。そこへ紅葉期は落ち葉が積もり、下に何があるかが見えにくくなります。
落ち葉が滑りやすいのは、葉そのものがすべるうえに、葉の下に濡れた岩や木の根、ぬかるみが隠れているためです。落ち葉の上は「葉の下に何があるか分からない場所」として足を置くのが基本になります。見頃の後半ほど落ち葉は増え、雨の翌日は濡れた葉が重なって、乾いた日とは別の道になります。
- 歩幅を普段より小さくし、足裏全体を同時に置く。かかとから強く着くと、濡れた岩や葉の上で前に滑りやすい
- 重心を足の真上に保ち、上半身を前にかがめすぎない。下りでは特に、体を後ろに引きすぎると足が前に抜ける
- 濡れて黒く光る岩、木の橋の板、金属の段は、乾いて見えても滑る前提で足を置く。手すりがある場所では手すりを使う
落ち葉の道で滑る理由と、歩き方・靴・道具でできる対策は、登山道の落ち葉で滑る理由と対策をまとめた記事で詳しく扱っています。三段峡の遊歩道は山頂を目指す登山道とは違いますが、濡れた岩と落ち葉が重なる点は共通です。
写真を撮りながら歩かないでください。紅葉の渓谷では、カメラやスマートフォンを構えたまま足を動かして、足元の確認が抜ける場面が起きやすくなります。撮るときは立ち止まり、足場を決めてから構える、という順番を守ると転倒を減らせます。川側に身を乗り出す撮り方は、特に避けてください。
滑りやすさは、時間帯でも変わります。朝は夜露で岩や葉が濡れていて、日が当たらない谷底は昼になっても乾きにくい場所があります。午後は日が傾くのが早く、谷の中が暗くなると足元の凹凸が見えにくくなります。明るさと乾き具合の両方が一番そろうのは、昼前後の時間帯です。往路の朝に慎重に歩き、帰りに暗くなる前に戻る、という時間の組み方が、滑りの面でも理にかなっています。
- 靴底の溝がすり減っていないか、出発前に裏返して見た
- 両手が空く状態で歩けるよう、荷物をザックにまとめた
- 下りの段差で手を添えられる場所、手すりの位置を意識して歩く
- 雨の翌日は、乾いた日より歩く時間を長めに見込んだ
- 同行者の歩く速さに合わせ、急いで追いつこうとしない
トレッキングポールを使う人もいますが、峡谷の遊歩道は道幅が狭い場所や、手すりにつかまって通る場所があり、ポールが邪魔になる場面もあります。使うなら、手すりのある場所では短くしてザックに付けるなど、場所ごとに出し入れする前提で持っていくのがよいでしょう。ポールに頼りきるより、まず歩幅と重心で滑りを防ぐことが先です。
編集部の見立て:紅葉の渓谷は、景色に目が行くほど足元への注意が減る場所です。きれいな場所ほど立ち止まって眺め、歩くときは足元を見る、という切り替えを意識するだけで、滑る場面はかなり減らせると考えています。落ち葉の季節の三段峡では、景色と足元を同時に見ようとしないことが一番の対策です。
雨の日と雨の翌日の三段峡:猿飛側の運休と、雨具の考え方
2026年秋の三段峡では、雨が計画に与える影響が例年より大きくなっています。安芸太田町の案内では、①「横川口-葭ヶ原及び三段滝分岐」の区間は猿飛渡船営業日のみ通行可で、雨天時は運休です(2026年9月30日更新・2026年10月7日確認)。雨の日は、猿飛側の先へ進む計画そのものが成り立たないということです。
雨の日の判断は、3つに分かれます。1つ目は「行き先を正面口から近い場所に絞る」。長淵や赤滝のように、正面口から近く、通行止めの区間名に入らない範囲だけを歩く計画に切り替えます。2つ目は「日をずらす」。紅葉の例年の目安には約1か月の幅があるので、雨の日に無理をするより、晴れた別の日に回すほうが見られる範囲は広くなります。3つ目は「行かない」。大雨の後は川が増水し、渡舟も休止しやすくなります。
| 天気 | 公式の条件 | 行き先の判断 |
|---|---|---|
| 当日が雨 | ①の区間は雨天時運休(町) | 正面口から近い範囲に絞るか、日をずらす |
| 雨の翌日(晴れ) | 運休の条件は当日の天気と渡船の営業による。増水で休止し得る(観光協会の案内) | 前日に渡舟の営業を確かめ、歩く時間を長めに見込む |
| 晴れが続いた日 | ①は猿飛渡船営業日のみ通行可 | 渡舟の営業日なら、黒淵より先も候補に入れる |
雨の予報が「昼から」「夕方から」という日も、峡谷では気をつけたい日です。谷の中は空が狭く、雲の動きが見えにくいので、降り出しに気づくのが遅れがちです。降り出したら渡舟が止まり、帰りの道が変わる可能性もあります。予報で降り出しの時刻が出ているなら、その時刻を引き返し時刻の締切の1つとして扱います。
雨の後の渓谷では、川の水位が上がって流れが速くなります。川べりの岩に降りて紅葉を撮る、という行動は、増水時には特に危険です。遊歩道から外れて水辺へ下りないでください。普段は渡れそうに見える場所でも、増水した日は別の場所だと考えてください。
それでも、出かけた日に雨に降られることはあります。峡谷の遊歩道は傘を差すと手がふさがり、狭い場所で岩や手すりに傘が当たります。両手を空けて歩くためにも、上下に分かれた登山用のレインウェアのほうが向いています。2層・2.5層・3層の違いや、サイズの決め方は、登山レインウェアの層の違いとサイズの決め方をまとめた記事で整理しています。
雨具を1着しっかりしたものにしたい人には、パタゴニアのトレントシェル3L レインジャケットが候補です。品名の「3L」のとおり3層構造のレインジャケットで、雨の日の峡谷歩きのほか、晴れた日も風よけとして防寒着の上に重ねたい人に向きます。普段の山歩きでも使える1着を、紅葉の時期に合わせて用意したい人に合います。
編集部の見立て:2026年秋の三段峡に限っては、「雨でも行けるか」の答えは道具より規制のほうで決まります。雨の日は猿飛側が運休なので、どんなに良い雨具を持っていても先へは進めません。雨具は降られたときの備えとして持ち、雨の予報の日は行き先を絞るか日を変える、という判断を先に置いてください。
落石・倒木・クマへの備え:公式の注意と、単独で歩かない判断
広島県の西中国山地国定公園の三段峡のページは、落石や倒木への注意と、通行止めの区間には立ち入らないよう呼びかけています(2026年10月7日確認)。峡谷は両側が切り立った斜面で、上から石や枝が落ちてくることがある地形です。遊歩道の上で立ち止まる場所を選ぶときも、頭上の斜面の様子を気にかける習慣をつけておくと安心です。
落石や倒木は、雨の後や風の強い日の後に起きやすくなります。通行止めの理由が書かれていない区間ほど、立ち入らないことでしか身を守れないと考えてください。2026年10月7日時点で通行止めの理由の詳しい内容は公式に書かれていませんが、県の注意のとおり、落石・倒木が起きやすい場所であることは変わりません。
遊歩道の上に石や枝が落ちているのを見つけたら、そこで長く立ち止まらず、先へ進むか引き返すかをすぐに決めてください。斜面の上で同じことがまた起きる可能性があります。崖の真下で休憩しない、狭い場所で写真のために長く止まらない、という2点を意識するだけでも、落石の下にいる時間を減らせます。
クマについては、三段峡の出没や入山禁止の個別の公式情報は、2026年10月7日時点で見当たりません。安芸太田町・三段峡公式サイト・観光協会・広島県のどれにも、三段峡に限った出没の告知は出ていません。ただし広島県のページにはクマへの注意の案内へのリンクがあり、中国山地はクマが生息する地域です。個別の告知が無いことは、出没が無いことの証明にはなりません。
- 出発前に、広島県と安芸太田町のクマの最新の告知を見た
- 単独で歩かず、2人以上で歩く計画にした
- 鈴やラジオ、会話などで音を出しながら歩く
- 朝夕の薄暗い時間帯に谷の中を歩かない時間配分にした
- 食べ物のごみを遊歩道に残さず、持ち帰る袋を用意した
クマへの備えで一番効くのは、出会わないための行動です。単独行を避けること、音を出して人の存在を知らせること、見通しの悪い場所では特に気を配ることが基本になります。紅葉期の三段峡は人の多い日もありますが、平日の朝夕や奥の区間では人が少なくなる時間帯もあります。人が多い場所にいるつもりでも、自分の周りが静かになったら、音を出す意識を取り戻してください。
落石・倒木・クマの3つに共通するのは、「公式の注意を見て、その場で判断を変えられるか」です。出発前に告知を見ることと、現地で看板や通行止めの表示を見たら素直に従うことが、峡谷の安全の土台になります。
広島県のページは、国定公園としての三段峡の注意を案内しています。町のページは遊歩道の通行止めや渡舟、バスの情報をまとめています。どちらか片方だけでなく両方を見ると、規制と注意の両面がそろいます。県のページの規制期間の表示は町の新しい案内より古い内容なので、通行止めの期間は町のページで確かめてください。
編集部の見立て:クマの告知が三段峡に出ていない今だからこそ、単独で歩かない・音を出す、という基本を外さないでほしいと考えています。告知が出てから備えるのでは遅い場面があります。落石も同じで、通行止めのロープを「越えない」と決めておくことが、峡谷で自分を守るいちばん確実な判断です。
見頃の後半〜12月・11〜3月に行くなら:冬の条件と前日の確認先
例年の見頃の後半、11月下旬から12月にかけて三段峡を歩く場合は、日没と冷え込みの2つが厳しくなります。国立天文台によると、広島(県庁所在地)の日の入りは2026年11月30日が17:00、12月1日が17:00、12月15日が17:01、12月30日が17:09です(2026年10月7日確認)。11月末から12月は、1年で最も日の入りが早い時期にあたります。谷底はこれより早く暗くなるので、昼過ぎには折り返す計画が基本です。
気温も下がります。加計の平年値で11月の月平均気温は9.3℃で、12月はさらに下がっていきます。谷底の日陰では、朝の時間帯に遊歩道の濡れた場所が冷え込みで滑りやすくなることも考えておく必要があります。凍結や積雪がいつ始まるかは、三段峡の遊歩道についての公式の目安は見当たらず、年によっても違います。気象庁の平年値で冷え込みの傾向を見ることはできても、「この日から凍る」と決めることはできません。
| 確かめること | 2026年10月7日時点の公式の記載 | 見に行く先 |
|---|---|---|
| 遊歩道の冬の運営 | 冬の運営についての公式の記載が見当たらない | 安芸太田町の三段峡のページ |
| 渡舟の冬の運航 | 冬の運航についての公式の記載が見当たらない | 町・観光協会のお知らせ |
| バスの運行日 | 運行日の条件は時刻表で確認(町) | 町のページからリンクされた広電バスの時刻表PDF |
| 凍結・積雪 | 遊歩道についての公式の目安は見当たらない | 気象庁の予報・町の告知 |
11〜3月に三段峡へ行くかどうかは、「冬の条件を公式で確かめられたか」で決めます。遊歩道や渡舟の冬の運営、バスの運行日の条件は、秋と同じとは限りません。出発前に町へ確かめて、条件がはっきりしない場合は見送る、という判断で問題ありません。
冬の峡谷の遊歩道で、凍結した岩や木の橋を普段の靴で歩くのは危険です。凍結が出ている時期かどうかを確かめずに出かけるのは避けてください。チェーンスパイクなどの滑り止めが必要かどうかは、凍結の有無で決まり、2026年10月7日時点では必要な時期を断定できる公式の情報はありません。凍結の情報が出たら、その時点で滑り止めを足すか、行くのをやめるかを決めます。
冬に足すものを考えるなら、まずは防寒です。秋の項で挙げた肌着・中間着・上着の重ね方に、手袋と帽子を加えます。濡れた手すりや岩に触れる場面が多い峡谷では、手袋は冷えと擦り傷の両方を防ぎます。一方で、凍結が出ていない日に、アイゼンのような本格的な冬山の道具までは要りません。道具を足すかどうかは、その日の凍結の有無で決めるのが基本です。
冬の三段峡の結論:見頃の後半〜12月は、日没が1年で最も早い時期と重なります。昼過ぎに折り返す短い計画にし、冬の遊歩道・渡舟・バスの条件を町で確かめてから行きます。条件がはっきりしない日や、凍結の情報が出た日は、見送ることも正しい判断です。
編集部の見立て:紅葉の名残を追って12月に三段峡へ行きたくなる気持ちは分かります。ただ、日の短さと谷の冷えは、秋の計画のままでは足りない条件です。冬の条件が公式で確かめられない日は、無理に入らず、来年の秋に回すくらいの気持ちでいるほうが、峡谷との付き合い方として長続きすると考えています。
出かける前日の確認先:町・三段峡公式・観光協会・県・バス
ここまでの内容は、すべて「出発前に公式で確かめる」ことが前提です。三段峡の情報は、安芸太田町、三段峡公式サイト、観光協会、広島県、バス会社に分かれて出ていて、それぞれ更新日もばらばらです。どこで何を見るかを決めておくと、前日の確認は10分ほどで終わります。
| 確認先 | 見ること | URL |
|---|---|---|
| 安芸太田町 | 遊歩道の通行止め・渡舟・バスの便数・水梨口への交通 | https://www.akiota.jp/soshiki/8/18026.html |
| 三段峡公式サイト | お知らせ(色づき・貸しボート)・駐車場の掲載値・FAQ | https://www.sandankyo.jp/ |
| 観光協会 | 渡舟・貸しボートの運航の案内・お知らせ | https://cs-akiota.or.jp/news/ |
| 広島県 | 落石・倒木の注意・クマの注意の案内 | https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-quasi-np/nishi2-6sandankyo.html |
| 広電バスの時刻表 | 帰りの便の時刻・運行日の条件 | 町のページからリンクされたPDF |
確認する順番は、町→観光協会→三段峡公式→県→バスがおすすめです。最初に町のページで通行止めの更新日を見て、9月30日より新しい情報が出ていないかを確かめます。次に観光協会で渡舟の運航の案内を見て、町の案内と食い違っていないかを照らし合わせます。三段峡公式でお知らせの色づきの様子と駐車場の掲載値を見たら、県で注意の案内を確認し、最後にバスの帰りの便を決めます。
情報が食い違っていたときの扱いも決めておきます。通行止めは更新日の新しい町の案内を採ります。渡舟の曜日は町の案内を採り、観光協会の案内は確認先として見ておきます。それでもはっきりしない場合は、町の案内にある問い合わせ先に電話で確かめるのが確実です。猿飛の渡舟の運航状況は、恐羅漢エコロジーキャンプ場(0826-28-7270)が問い合わせ先として示されています。
- 町のページで、通行止め2区間の状況と更新日を確かめる
- 観光協会と町の案内で、当日の渡舟の営業を確かめる。食い違えば問い合わせる
- 帰りのバスの時刻(車なら日没)から、折り返しの時刻を決めてメモする
記事に書いた数字は、2026年10月7日時点の公式の掲載値です。通行止め、渡舟、駐車場、バスはどれも変わり得るので、当日の現地の表示と、前日の公式の更新を優先してください。記事の数字と公式の表示が違っていたら、公式の表示が正です。
よくある質問
Q. 三段峡の紅葉2026年の見頃はいつですか?
三段峡公式サイトのFAQは、例年の紅葉の時期を「10月下旬~11月下旬」と案内しています(2026年10月7日確認)。2026年の見頃の日付は、公式の発表として記載が見当たりません。色づきは年によって前後するので、出かける前に三段峡公式サイトのお知らせで確かめてください。
Q. 2026年秋、三段峡の遊歩道は全部歩けますか?
安芸太田町の案内(2026年9月30日更新)によると、2026年10月7日時点で2区間が通行止めです。「横川口-葭ヶ原及び三段滝分岐」は10月1日から期限未定で、猿飛渡船営業日のみ通行可・雨天時運休。「三段滝-餅ノ木口」は復旧予定時期が未定です。出発前に町のページで最新の状況を確かめてください。
編集部の見立て:「全部歩けるか」より「自分の行き先の区間が歩けるか」で考えると、確認がずっと簡単になります。区間名と地図を照らし合わせてから出かけてください。
Q. 正面口から黒淵や三段滝まで何分かかりますか?
町の目安では、正面口から黒淵まで約50分、三段滝まで約130分です(いずれも片道・2026年10月7日確認)。往復や、通行止めの区間をまたぐ回り方の合計は公式に出ていません。帰りの時間と休憩、写真の時間は別に見込んでください。
Q. 渡舟は紅葉の時期に毎日動いていますか?
黒淵渡舟は、町の案内で毎週水曜・木曜が定休日です。猿飛は2026年7月に3人乗りの貸しボートとして再開し、観光協会は紅葉期に毎日運行する予定と案内していますが、予定であり、天候や増水で休止することがあります。2026年の紅葉期の運航日のお知らせは、2026年10月7日時点で公式の記載が見当たりません。前日に町と観光協会で確かめてください。
Q. 水梨口へはバスで行けますか?
町の案内によると、水梨口へは公共交通機関では行けません。水梨口から歩く場合は車が前提になります。水梨口側の区間は、県と町で案内の内容が違うので、出発前に町へ確かめてください。
Q. 三段峡でクマは出ますか?
三段峡のクマ出没や入山禁止の個別の公式情報は、2026年10月7日時点で見当たりません。広島県と安芸太田町の最新の告知を出発前に確かめ、単独行を避けて鈴などで音を出して歩いてください。
編集部の見立て:FAQの答えのほとんどが「前日に確かめる」で終わるのは、三段峡の2026年秋が、それだけ日ごとに条件の変わる場所だからです。確認先を決めておけば、答えは自分で取りに行けます。
まとめ:今日やることは1つ、町の三段峡のページをブックマークする
三段峡の紅葉2026年は、三段峡公式の例年の目安で10月下旬〜11月下旬が見頃です。2026年の見頃の日付は公式から出ていないので、色づきは出かける前に三段峡公式サイトのお知らせで確かめます。そして2026年秋に一番効くのは、日付より「今歩ける区間」です。2026年10月7日時点で遊歩道は2区間が通行止めで、猿飛側は渡船の営業日だけ、雨の日は運休です。
編集部の見立て:2026年の三段峡の紅葉は、見頃の予想に頼らず、公式の幅と規制の現況で計画を立てる年です。黒淵までの往復を本線に置けば、渡舟や通行止めの状況に振り回されにくく、日没との余裕も取りやすくなります。
今日やることは1つです。安芸太田町の三段峡のページ(https://www.akiota.jp/soshiki/8/18026.html)をブックマークしてください。通行止め、渡舟、バスの情報がそこにまとまっていて、前日の確認の起点になります。
- 今日:町の三段峡のページと三段峡公式サイトをブックマークし、例年の目安(10月下旬〜11月下旬)から候補の週を2つ選ぶ
- 出発の2〜3日前:三段峡公式のお知らせで色づきを見て、折り返し地点(黒淵か、それより手前か)を決める
- 前日:町で通行止め、観光協会で渡舟を確かめ、帰りのバスか日没から折り返しの時刻を決める
編集部の見立て:紅葉の渓谷を気持ちよく歩けるかどうかは、出発前の10分で決まります。ブックマークを1つ作るだけで、前日の確認はぐっと楽になります。2026年の三段峡の秋を、通れる道と時間の余裕を持って楽しんでください。
出典
- 安芸太田町「三段峡」(遊歩道の通行止め・正面口からの徒歩時間・渡舟・水梨口への交通・広電バス三段峡線)https://www.akiota.jp/soshiki/8/18026.html(2026年10月7日確認・ページ更新日2026年9月30日)
- 三段峡公式サイト(駐車場の掲載値・お知らせ)https://www.sandankyo.jp/(2026年10月7日確認)
- 三段峡公式サイト FAQ(紅葉の時期の例年の目安)https://www.sandankyo.jp/en/faq/(2026年10月7日確認)
- 安芸太田町の観光協会 お知らせ(猿飛貸しボート・渡舟の案内)https://cs-akiota.or.jp/news/(2026年10月7日確認)
- 広島県「西中国山地国定公園 三段峡」(落石・倒木の注意・立入禁止)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-quasi-np/nishi2-6sandankyo.html(2026年10月7日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」広島 2026年10月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s3510.html(2026年10月7日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」広島 2026年11月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s3511.html(2026年10月7日確認)
- 国立天文台 暦計算室「各地のこよみ」広島 2026年12月 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2026/s3512.html(2026年10月7日確認)
- 気象庁「平年値(年・月ごとの値)」加計 https://ds.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?block_no=0677&prec_no=67(2026年10月7日確認)


